2028年、AIが人間を超える
これさえ押さえておけば取り残されない最先端のAIニュースを1日1つお伝えします。
本日のニュースは、OpenAIがたった3年後、2028年3月までに完全自動のAI研究者をつくると表明した話です。
ついに来てしまいましたか...!
つまり、これは人間超えってことですよね?
はい。
かなり人間に近いレベルを目指すという理解で間違い無いでしょう。
OpenAIは、2028年3月までに『完全自動化されたAI研究者』を開発するという目標を公表しました。
AI研究者...ですか?
なんだか凄そうですが、それってボクたちの生活にどう関係してくるのでしょう?
人間を超えるAIの誕生が実現すれば私たちの創造性や科学、社会が根底から覆るかもしれません。
AIがノーベル賞を次々に受賞したり、個人が『ONE PIECE』のような大人気漫画をAIへの指示1つで作れたり、人間とAIが結婚したり。
そんな未来が、現実味を帯びてきたということです。
AIがノーベル賞も獲って、大人気漫画も一瞬で作って、さらには人間と結婚!?
まるでSF映画の世界じゃないですか!
一体何があったのか教えてください!
何が起きたのか? - OpenAIが示した「2028年」への道筋
ええ。日本時間で10月28日午後11時に、OpenAIがLive配信で、人間を越えるレベルと考えられるAI開発の具体的なロードマップを公開しました。
え、ロードマップが公開されただけですか?
これまでも『AIはすごい』って話はたくさんありましたけど。
その通りですね。
ただ、人間を越えるレベルのAI、専門的には汎用人工知能『AGI』相当に達するAIの具体的な時期を明確にして発表したことが、今までとの大きな違いです。
1点補足ですが、OpenAIはAGIと明言したわけでは無いのでご注意ください。
今まではAGIに達する時期は不明だったのですか?
どっかで『2045年』に登場するみたいな話を聞いたような...
『2045年』にAGIに達すると言ったのは未来学者のレイ・カーツワイルですね。
今回、話題になっている理由は、AIの開発元がAGIレベルのAIを開発する具体的な時期として『2028年3月』というゴールを示したことです。
ロードマップの核心:AGIは本当に2028年にやってくるのか?
締め切りを公言すると逃げられなくなりますよね!
ドキドキです。
あのマスター、根本的な質問ですみません、そもそも『AGI』とは一体どういうものでしょう?
いや、分かってはいるのですけど、認識を揃えるために確認したいです
よく言われるのは『ドラえもん』のようなAIです。
特定の作業だけでなく、あらゆる課題に対して、人間と同じかそれ以上に自律的に考えて解決できる能力を持つAIを、AGIと呼ぶことが多いです。
ドラえもん…!
ってそんなに超賢いキャラクターでしたっけ?
ここで言う賢さは、人間と同じように考えられるということですね。
勉強ができる、のようなことではありません。
なるほど、腑に落ちました。
それにしてもドラえもんのようなAIが2028年に…?
にわかには信じがたいです。
結局、出来ずじまいで終わるのではないでしょうか?
その疑問はもっともです。
OpenAIはAGIの能力を5つのレベルで定義しています。
レベル5が人間を超えるAGI、つまり『ドラえもん』です。
そして、今回Open AIが2028年3月までの目標に掲げた『完全自動化されたAI研究者』はレベル4相当とみられています。
5段階レベル!
なんかカッコいいですね!
ボクは間違いなくレベル8はいってます
これはAIのレベルの話です。
あ、そうでした。
今のAIはどのレベルなんですか?
いい質問ですね。
2024年7月のBloombergの報道によると、OpenAIの幹部は社内説明で『我々は現在レベル2の直前にある』と述べたとされています。
まだ公式発表ではありませんが、現在のGPT-5など最新のAIがレベル3に近づいていると考えて良いでしょう
そう聞くと、2028年というのも少し現実的に聞こえてきますね。
でも、あくまで目標なんですよね?
その通りです。
OpenAIも達成を保証しているわけではなく、あくまで『社内目標』だと公表しています。
技術的な実証データが示されたわけでもありませんし、レベル4に達するには何かしらの技術革新が必要です。
ただの目標なら僕でも言えちゃいますよ。
『2028年までに世界征服します』って。
口だけなら誰でも言えるのはマジさんのおっしゃる通りですね。
ただ、AIの進化の変遷を見れば、この目標が決して夢物語ではないことが分かります。
『どれだけ連続して考えられるか』という軸でAIの進化を見ると、AIが考え続けられる時間は最初は数秒だったのが、数分単位、数時間と、ものすごいペースで伸びています。
このまま2028年までに、AIが考え続けられる時間が数週間〜数ヶ月スパンになると、たとえば人間にはまだ解けていない課題を研究し続けるAIが登場することも現実味を帯びる、というわけです。
でも、なんで今このタイミングでOpenAIは、そんな壮大な目標を発表したのでしょうか?
出過ぎたことを言って、自分の首を絞めることになっちゃってませんか?
それは、AGI開発が新たなフェーズ、つまりAIの性能向上の競争から、『お金の戦い』に突入したからです。
すでに巨額のお金が動いているので、今に始まったことじゃないように思えるのですが。
その通りです。
これまでもお金を使ってきたけど、さらに必要だということです。
AGI開発には数百兆円規模の投資が必要と見られています。
投資家からお金を集めるために、OpenAIは組織の形を変え『新体制』へと移行したことも今回発表されました。
もう十分お金を集められているように感じますが...まだまだ足りないのですね。
OpenAIが金欠なら、僕がいつも金欠なのも不思議ではありませんね。
それで、どんな体制に?
OpenAIは『非営利団体』が統治するという今までの原則は維持しつつも、事業を行う営利部門を、より資金調達しやすい『Public Benefit Corporation(PBC)』という会社形態に再編したのです。
大きく資金を調達できるようになる株式公開の準備が進んでいるというリークもありました。
投資を受けている以上は、リターンを出さないといけませんものね
その通りです。
投資のリターンを返すべきOpenAIの最大の資金提供者が、大株主でもあるMicrosoftです。
今回の発表は、Microsoftをはじめとする投資家に対して、OpenAIの壮大な未来像を示し、さらなる投資を呼び込むための一手でしょう
AGIがもたらす未来:私たちの日常はどう変わるのか?
なるほど、お金の話はわかりました。
結局AGIが実現したら、僕たちの生活は具体的にどうなっちゃうのでしょうか?
AGIがもたらす未来には、『光』と『影』の両側面があります。
まず光の側面ですが、先ほどお話ししたように、クリエイティブな活動や科学技術の進歩が爆発的に加速するでしょう。
指示1つで『ONE PIECE』レベルの作品が作れる、みたいな話ですよね。
本当にそんなことが可能になるんですかね。
ええ。たとえば漫画の生成なら、物語の構成、作画、キャラクター設定まで、人間がこれまで何年もかけて学んできたスキルを瞬時に習得し、実行できるかもしれません。
同様に、科学の世界でも、新薬の候補となる化合物の発見や、複雑な物理現象のシミュレーションなどを、人間の研究者とは比較にならない速度でこなすでしょう。
もしそうなればノーベル賞を取れるのはAIだけなんてこともありえます
その時代においてもボクはノーベルに食い込むつもりです。
いいでしょうか?
期待しています。
AI開発には負の側面もあります。
AIは環境に悪いって話を最近よく聞きます。
その通りです。
最も深刻かつ、現実的な問題の一つが、エネルギー問題です。
AI、特にAGIのような超高性能なAIは、稼働するために膨大な電力を消費すると考えられています。
すでにアメリカの一部の州では、AIを動かすためのチップが稼働しているデータセンターの電力需要が急増し、周辺地域の電気代が高騰し始めています。
電力の大量消費、無視できませんね。
電気代が上がってしまうぐらいならもう開発を止めた方がいいんじゃ…。
なんとかボクが解決したいところですが
性能だけを追い求める早すぎる発展には注意が必要と言えますね。
もしかしたら、電気代の問題もAIが突破口を見つけ出すという可能性もありますが、それだけに期待するのは危険と言えるでしょう
私たちが今すべきこと - AIの進化スピードを前提に未来を考える
今日の話をまとめましょう。
OpenAIがほぼ人間レベルと考えられるAIを2028年に開発すると発表しました。
たとえ2028年という時期が少しずれたとしても、AIが私たちの想像を超えるスピードで進化していることは間違いありません。
すごい時代に生まれてしまいました。
これからボクたちの生活はどうなってしまうのでしょうか?
私たちの想像以上に早いスピードでAIが進化します。
この時代の変化に取り残されないためには、『AIの進化はまだ先の話だ』と傍観せず、常日頃からAIに触れ、進化の凄まじさを肌で感じることでしょう。
変化の荒波にのみこまれず、波を乗りこなして行きたいですね。
はい!
ボクの『時代サーフィン』を見ていてください!
わかりました。
それでは、本日のデイリーニュースは以上です。
また明日お会いしましょう。