LINELINEで新着マガジン通知を受け取る
2025.11.17
デイリーニュース

【ついに日本も】NTTが17万人分の業務をAIに代替。「AIリストラ」で私たちの仕事はどうなる?

毎朝の通勤時間で、最新AIニュースをサクッとインプットしませんか?マスターとマジくんがポッドキャスト風にニュースをお届け!試験配信中ですので、ぜひ記事末尾のフォームからあなたのご感想やご意見をお聞かせください。

X

LINE

Facebook

マスター

これさえ押さえれば取り残されない、最先端のAIニュースを1日1つお伝えします。

マスター

マジさん、ついに日本でも『AIリストラ元年』と呼ぶべき動きが始まりました。

マジくん

な、リストラに元年なんてあるんですか!?

マジくん

それはさておき、最近AIリストラってよく聞きますよね。

マスター

ええ。その波が日本にも来ました。

マスター

日本最大級の企業NTTが、「全社員34万人の業務の半分を、5年でAIに代替させる」と発表したのです。

マジくん

なんと…!

マジくん

34万人の半分というと、17万人もの人が職を失うということですか?

マスター

いえ、業務をAIに代替させるだけで、半分を「クビにする」と発表したわけではありません。

マジくん

AIが業務を代替することと、クビにすることは違うのでしょうか?

マスター

もちろん完全に別物とはいえないでしょう。

マスター

ただ、NTTの島田明社長は「人間は別の仕事に集中できるようにして、成長につなげる」と発言しています。

マジくん

手が空いた人には、別の仕事をしてもらうのですね。

マスター

はい。詳細は明らかになっていませんが、この発表が重要な転機となることは間違いないです。

マスター

今日は、これから他の企業でもNTT同様に加速していくであろう『AIリストラ』、この世界的トレンドの中で、私たちの働き方はどう変わっていくのかを解き明かします。

マジくん

これは、話半分には聞けません…!

NTTだけじゃない、日本で進むAI代替

マスター

実は、この「数年で業務の半分をAIに」という見通しは、NTTだけのものではありません。

マジくん

他にも同じようなことを考えている会社があるんですね?

マスター

はい。例えば、印刷大手のTOPPANは「5年で約4割」、日本生命は「3割程度」の業務をAIで代替できると発表しています。

マスター

これは、もはや日本の大企業に広がる共通認識と見ていいでしょう。

マジくん

AIが人間の代わりに仕事するのは遠い未来だと思っていましたが、一気に現実になってきた感じがします…。

マスター

おっしゃる通りです。

マスター

しかも、これが単なる机上の空論ではないことは、NTT東日本の故障受付の事例が示しています。

マジくん

というと?

マスター

「電柱が傾いている」といった電話の受付が既にAIで自動化されており、コールセンター業務の2〜3割が、実際にAIに置き換えられているのです。

マジくん

すでにAIへの業務の置き換えが始まっていると…!これからどんどん進みそうです…!

世界で始まっている「静かなるリストラ」

マスター

ええ。そして、この動きは日本特有のものではなく、すでに世界的なトレンドになっています。

マジくん

海外だと、実際どれぐらい進んでいるのでしょうか?

マスター

例えばAmazonではコーポレート社員、つまり管理部門・バックオフィス職の約35万人のうちの約1割、最大3万人を削減する計画が報じられました。

マジくん

3万人を削減…!理由はもちろん…

マスター

はい。「生成AIと自動化への集中」が理由の1つとして挙げられています。

マスター

Microsoftも、2023年以降、全社員の約8%とされる計1万6000人をリストラしましたね。

マジくん

凄まじい勢い…。でも、AI関連の人材は採用競争が激しいイメージがあります。

マスター

良い視点です。

マスター

Microsoftはリストラを進める一方で、AI分野では採用を続けている。まさに「AI人材への入れ替え」が起きている象徴的な例と言えるでしょう。

マジくん

うわぁ…、AIに明るい人材かどうかが明暗を分けるってことですね。

マスター

ええ。そして企業の採用活動にもAIの影響が色濃く見られます。

マスター

ITソフトやコンサルなどを提供している大手企業IBMでは、人事などバックオフィス職の3割、約7,800人分がAIに置き換えられるとし、採用を一部停止する表明がありました。

マジくん

リストラじゃなくて、採用を停止する選択肢もあるのですか。

マスター

はい。より大きな視点で見ると、採用数低下の傾向はアメリカ全体の求人データにもはっきりと表れています。

マスター

求人の数は2022年のピーク時、約1,220万件ありましたが、直近では720万件へと4割近くも減少しているのです。

マジくん

アメリカで4割も求人が減っているとは知りませんでした…。

マジくん

それは全部AIの影響なんでしょうか?

マスター

AIだけではありません、アメリカが今高金利であることや、政策の不透明性なども要因と考えられています。

マスター

ただ、生成AIの影響は間違いなくあると言っていいでしょう。

マジくん

でも、企業にとってAIにシフトするからリストラするって、成果を上げない人をやめさせる良い口実にもなりそうですよね。

マスター

非常に鋭い指摘ですね、マジさん。

マスター

まさしく、今の『AIリストラ』には2つの側面があるのです。

マジくん

ほほう、聞かせてください。

マスター

一つは、本当にAIで不要になった業務を削減する『本物のAI代替』

マスター

そしてもう一つは、いわば『便乗リストラ』です。

マジくん

便乗リストラ、それがボクの言ってたやつですね。

マスター

ええ。業績不振によるリストラや、成果を上げていない人のリストラを「AIによる効率化」という、世論が受け入れやすい"言い訳"を使って誤魔化せるのです。

マジくん

やっぱり!リストラの理由をAIのせいにしているだけだなんて!

マスター

その側面もあるという話です。

マスター

実際、オックスフォード大学の研究者、ファビアン・ステファニー氏も「企業はAIがレイオフの良い言い訳になると考えている節がある」と指摘しています。

マジくん

オックスフォード大学の研究者もボクと同じ視点を持っているんですね。

マスター

ですから、今起きているリストラの全てがAIによる効率化によって仕事がなくなるからとは言えません。

マスター

しかし、AIによってリストラが加速していることも、また紛れもない事実なのです。

私たちはこれからどうなるのか?

マジくん

でもマスター、どちらにせよこれだけ仕事がなくなっていくなんて、僕たちはこれから一体どうなってしまうんですか

マスター

不安になりますよね。

マスター

未来を考えるヒントは、過去にあります。実は、歴史上これと似たような技術的変革がありました。

マジくん

過去に何があったのですか?

マスター

1980年代から90年代にかけて『PC革命』が起きました。

マスター

当時、PCや表計算ソフトが普及し始めたことで、「事務職の仕事が消える」と今のように大きく騒がれたのです。

マジくん

あーたしかに、昔は手作業で集計とかやっていたんですよね。

マジくん

それで、PCが普及したらやっぱり大量にクビになったんですか?

マスター

いえ、多くの人が想像したような大量失業は起きませんでした

マスター

代わりに起きたのは、「仕事の中身の変化」です。

マジくん

仕事を失ったのではなく、仕事が変わっただけだと?

マスター

ええ。例えば、文字を打つだけが仕事だったタイピストのような専門職は減りました。

マスター

しかし、多くの事務職は、PCを"使う側"へと役割を変えることで、生き残ったのです。

マジくん

今みたいに、皆がPCを使って仕事をするようになったんですね。

マスター

その通りです。

マスター

ですから、今回のいわば『AI革命』も、「仕事が消える」というよりは、「仕事の内容が変わる」と捉えるのが良いでしょう。

マジくん

よかった…!じゃあ、ボクたちも「AIを使う側」になればいい!

マスター

そうですね。ただし、今回のAI革命が過去の技術革新と決定的に違う、残酷な事実があります。

マジくん

え…なんですか、それは!

マスター

それは、変化の「スピード」です。

マジくん

AI革命は変化が速すぎると?どれぐらい違うのでしょう?

マスター

ええ。PC革命のときは、人々が変化に適応するための時間が10年単位でありました。

マスター

しかし、今回のAI革命は、進化のスピードが凄まじい。数年単位で、求められるスキルが目まぐるしく変わっていくでしょう。

マジくん

たしかに、AIの進化って毎日毎日異常なほど速いです…。

マスター

ええ。一部の仕事が廃れては、新しい仕事が生まれていく。

マスター

その変化のスピードに追いつけなければ、本当に職を失いかねません

マジくん

うっ…。じゃあ、ボクたちはどうすれば…?

マスター

結論は一つです。

マスター

私たちは、今の仕事やスキルに固執するのではなく、「仕事は変わり続けるのが当たり前」という現実に慣れる必要があります。

マジくん

仕事が変わり続けるのが、当たり前…。何だか想像ができないですね。

マスター

そうですね。

マスター

だからこそこのスピード感に慣れるために、常に新しい技術、つまり今は、AIの活用法を学び実際に使ってみる

マスター

それこそが、この変化の速い時代を生き抜く方法です。

マジくん

なるほど…。マスターがいつも実際に自分の手を動かすのが大事と言っているのが、分かった気がします…!

マスター

ええ、より深く納得いただけたようで何よりです。

マスター

それでは本日のデイリーニュースは以上です。また明日お会いしましょう。

まとめ

日本でも始まった「AIリストラ元年」の現実

  • NTTが34万人の業務の半分をAIで代替する計画を発表、TOPPANや日本生命も同様の動き
  • 既にNTT東日本ではコールセンター業務の2〜3割がAIに置き換わっている

世界で加速する「AI人材への入れ替え」

  • Amazonが最大3万人削減、Microsoftも1万6000人をリストラ
  • 米国の求人数は4割減少、「本物のAI代替」と「便乗リストラ」が混在

私たちが生き抜くために必要な心構え

  • PC革命と違い、AIは数年単位で求められるスキルが激変する
  • 「仕事は変わり続けるのが当たり前」と考え、常に新しい技術を学び続けることが重要
【ついに日本も】NTTが17万人分の業務をAIに代替。「AIリストラ」で私たちの仕事はどうなる? - 本気AI