これさえ押さえれば取り残されない、最先端のAIニュースを1日1つお伝えします。
マジさんは普段、友人となにで連絡をとってますか?
うーん、友人とのやり取りならもっぱらLINEですね。
もしかしたらLINEのような友人と連絡をとるアプリはChatGPTに置き換わるかもしれません。
えっ、本当ですかマスター!?
LINEを使わなくなるなんて、ちょっと信じられませんけど…。
ええ。そのきっかけとなりうる『グループチャット機能』が11/14にChatGPTに追加されました。
ChatGPTでグループチャット?
ChatGPT相手じゃなくて、他の人とも会話ができるってことですか?
その通りです。
グループチャット機能を使えば、最大20人の人と、ChatGPTを含んだ同じチャットで会話ができます。
でも、AIをチャットに含めるってLINEでも前からできましたよ。
AIチャットくん?でしたっけ?
グループチャットにBotアカウントを招待するだけでAIを使えた気がします。
ええ、よくご存知ですね。
マジさんのおっしゃるように、LINEのチャットにAIを含めることは以前からできました。
そのAIは今も使っていますか?
いやー使ってないですね。
最初はすごいと思ったんですけど、AIの回答が微妙なことも多くて…。
今回のChatGPTのグループチャット機能も同じように使われなくなるのでは…?
鋭いご指摘です。
しかし、以前からLINEで使えたAI Botが使われなくなったことには、明確な理由があるのです。
今回は、なぜChatGPTのグループチャット機能がこれまでのサービスと大きく異なるのか、そして、今日から便利に活用できる具体的なシチュエーションをあわせてお伝えします。
便利に使えるシチュエーションですか!気になります!
「邪魔なBot」とは違う
ええ。
まず、マジさんも利用したことのあるLINEのAI Botを使わなくなった理由は、大きく2つ考えられます。
それは「スピードが遅いこと」と、「性能が低くて的外れな回答をしてくること」です。
ああ、まさにそれです!
返事が遅いし、トンチンカンなことばかり言うから、だんだん使うことはなくなって…。
そうでしょうね。
その点、ChatGPTのグループチャット機能では、普段私たちが使っているChatGPTとほとんど変わらない速さで応答してくれます。
そのため、待つストレスがありません。
おお、それはかなり大きな違いですね!
それで、もう一つの「性能」はどうなんでしょう?
性能も申し分ありません。
最新モデルの『ChatGPT-5.1』が返答してくれます。
それはありがたい!
でも、どうしてLINEのBotは性能が低く感じたのですかね。
良い質問ですね。
そもそも、AIの性能とはざっくり「頭脳そのものの賢さ」と「情報の渡し方」の2つに分けられます。
賢さはなんとなく分かりますけど、「情報の渡し方」も関係があるんですね。
ええ。
LINEのような外部のアプリを経由すると、おそらくAIは会話の文脈を断片的にしか受け取れませんでした。
しかし今回は、ChatGPT公式のサービス。
いつもChatGPTを使うときのように文脈を深く、正確に理解できるのです。
なるほど!それなら的外れなことを言わなくなりそうです!
気を遣わずに何でも頼める「有能な秘書」が、常に一人チャットに常駐してくれる、とイメージしておくのが良いでしょう。
ChatGPTは「超優秀な皆の秘書」
有能な秘書!
でもチャットでAIを使うって、ちょっと想像できませんね。
どんなときに使うのがいいんでしょうか?
そうですね。
例えば、友人との旅行計画や飲み会のお店選びなど、少し面倒な予定の計画でその真価を発揮します。
ああ、お店選び!
あれ、結局誰も率先して調べなくて、どんどん後回しになるんですよね…。
で、結局会う当日とか直前になってバタバタ決める、みたいな。
よくある光景ですね。
ですがグループチャットなら、ChatGPTをメンションして、「これまでの話の流れを踏まえて、みんなが好きそうな渋谷のお店を3つ提案して」と頼むだけでいいのです。
え、それだけ?
はい。
後は、チャットに投稿されるChatGPTの提案を見ながら、その場で話し合って決めるだけです。
追加で気になることもすぐに調べられますね。
そう聞くとすごい便利ですね!
ええ。そして、この使い方の良いところは、面倒な「持ち帰り仕事」が一切なくなること。
飲み会のお店も、誰かが調べるのを待つから先延ばしになってしまうのです。
たしかに「じゃあ俺、調べておくわ」って言ったきり、友人から連絡がこなくなることばかりです…!
ChatGPTがいれば、誰か一人が頑張る必要はなく、その場で全員が候補を確認して意思決定できる。
つまり、調べる手間が省かれ、「決めること」に集中できるのです。
面倒なことはChatGPTが巻き取ってくれる、と。
まさに優秀な秘書ですね!
ええ。そして、もう一つ、面白い使い方があります。
AIを「中立的なファシリテーター」として使う方法です。
ファシリテーター…ってなんでしたっけ?
簡単にいうと、話し合いを中立な立場で仕切ってくれる人のことですね。
たとえば、ボクとマスターの意見が対立したときに仲裁に入ってくれるみたいな?
そうですね。
他にも、カップルが喧嘩で感情的になったときや、仕事の話をしていて意見がぶつかったときなど。
ChatGPTに、「冷静な視点でどうすべきか提案して」と頼めます。
喧嘩の仲裁まで!
それはすごい…。客観的な第三者の意見が聞けるのはいいですね。
ええ。それに、ただ賢いだけでなく、ちゃんと空気を読んでくれるんですよ。
どういうことですか?
何にでも返事をするのではなく、自分が答えるべきか、黙っているべきかを判断して、自然にグループに溶け込んでくれるのです。
おぉ、ChatGPTわかってますね!
鬱陶しく感じることがあるとすぐ使わなくなっちゃいますから。
ええ。ちなみに、ChatGPTを褒めるメッセージを送ったら、メッセージに絵文字で笑顔リアクションをつけてくれました。
へぇー!なんだか人間みたいで親しみが湧きます!
まだ「完璧な秘書」ではない
でも、そんな有能な秘書がいるなら、面倒なスケジュール調整も全部お任せしたいです!
例えば、グループの皆の予定を見て、飲み会の日程を自動で決めてもらうとか…
良い着眼点ですね。
しかし、残念ながら、まだユーザーの個人的な情報を参照するようなことはできないのです。
え、そうなんですか?
じゃあ普通のChatGPTなら覚えてくれてる、ボクが辛いものが苦手なこととかも、忘れちゃっているんですか?
おっしゃる通り。
普段のChatGPTには、そういった会話を記憶してくれる便利な『メモリ機能』があります。
しかし、今回のグループチャットでは、おそらくセキュリティとプライバシーを守るため、その機能が意図的にオフにされているのです。
なるほど…。
AIが参照できるのは、あくまで「このグループチャット内の会話」と検索情報だけです。
実際に、グループチャットで「チャット相手の情報を教えて」と頼んでみたところ…
どうなりました?
「私はこのグループチャット内の会話しか参照できません」と、はっきりと断られました。
ユーザーの個人情報が、グループ内で意図せず漏れてしまうのを防ぐための重要な設計でしょう。
たしかに、グループチャットで個人情報をChatGPTがベラベラ話したら大変ですもんね。
仕方ないか。
ええ。他にも、特定の日時にメッセージを送ってもらう『リマインダー機能』などもまだ使えません。
現在できるのは、Web検索と画像生成、そして通常のチャット機能が中心です。
使えるのは基本的な機能だけですね。
「マイAI」が会話する未来
ですがマジさん、今日お話ししたことは、壮大な物語の序章と考えられます。
壮大な物語?そんな大きな話なのでしょうか?
ええ。今の機能は、いわばフェーズ1。
先ほど紹介したように、旅行の計画や飲み会のお店選びといった場面で、みんなで1人の「有能な秘書」を共有できるようになりました。
フェーズ1、ですか。フェーズ1でも、かなり便利に使えそうですね。
しかし、本当の革命はフェーズ2で起こります。
先ほど話した、個人情報を扱えないという制約が取り払われた未来です。
フェーズ2…!期待が大きいです!
いったいどうなってしまうんですか?
ユーザー専用の「マイAI」が生まれると考えられます。
「マイAI」…とは?
ユーザーのカレンダーやメールと連携し、全てのチャット履歴を踏まえて、マジさんの好みや立場、チャットしている友人との間柄までも加味した回答ができるAIです。
まさに「自分の分身」といえます。
それはすごい…!ボクの分身AI、欲しいです!
ひとりひとりに「マイAI」がいる。
そうなれば、友人との面倒な日程調整も、お互いの「マイAI」同士だけで完結する、そんな未来が来ると考えています。
なんだかSF映画みたいですね…!ワクワクします!
そうですね。
この変化を体験するには、何より実際に深く使ってみることです。
メインで使うコミュニケーションツールをLINEから、ChatGPTに移していくぐらいの心持ちで、使えるところから使っていくのがオススメですよ。
まずは使ってみろ、ですね!
ええ。はじめに友人とグループチャットを作って、次に会う日に行く場所を決めてみてはいかがでしょうか。
それでは本日のデイリーニュースは以上です。
また明日お会いしましょう。