これさえ押さえれば取り残されない、最先端のAIニュースを1日1つお伝えします。
今回は、あのAppleが、最大のライバルであるGoogleにAIを貸して欲しいと交渉している、という衝撃的なニュースです。
なんと!
絶対王者AppleがGoogleに頭を下げるなんて、いったいどういうことですか?
iPhoneに搭載の音声アシスタントSiriの中身が、GoogleのAIになるかもしれないという内部リークがありました。
AppleのサービスがGoogleに!?
ジョブズが生きていたら、絶対に許されない事態ですよ!
ええ、そうかもしれませんね。この提携のために、AppleはGoogleに毎年約1500億円を支払う可能性があると報じられています。
そんな大金を払ってまで、どうして…?
気になりますよね。なぜ絶対王者のAppleが、ライバルに助けを求めるような事態に陥っているのか、今回はその裏側をお話しします。
結論:AppleはAI開発競争で「周回遅れ」
Appleが今回Googleに助けを求めた理由はただ一つ。
大手テック企業のAIの開発競争において、Appleが『周回遅れ』と言えるほど遅れを取ってしまったからです。
それはうすうす感じてました。
iPhoneのAI機能って正直そんなに使わないんで。
ええ。そう感じている人も多いでしょう。AI時代でiPhoneのユーザー体験をよくするためには、今はプライドを捨ててでもライバルの技術を借りて、自社AIが最先端に追いつくまで『時間稼ぎ』をするしかない。
そのくらいAppleの現状は苦しいのです。
でも、どうしてAppleほどのお金のある超巨大企業がAI開発で遅れてしまったんですか?
そうですね、一言でいえば、『AIを甘くみた経営判断のミス』です。
Appleは、他社に比べてAIへの本格的な投資に出遅れました。
AIなんて真っ先に投資しようと思いそうですけど、じゃあ、一体何に投資をしていたのでしょうか?
近年Appleが巨額の資金を投じていたのが、自動運転車の開発、通称『Project Titan』です。
アップルカー!乗ってみたいです!
ええ。しかし、約10年という長い開発期間を経てもプロジェクトは難航し、2024年に開発中止が報じられました。
累計約1.5兆円を超える投資をしたと推測されています。
うわっ中止になっていたのですか…。
残念すぎます。
そうですね。そして、もう一つ力を入れていたのが、2023年に発表された『Vision Pro』です。
あれ、欲しかったけど、めちゃくちゃ高いですよね。
はい。60万円します。
現実世界にデジタル情報を重ねて表示する『空間コンピュータ』を使った革新的な製品ですが、価格の高さもあり、まだ一部のコアなユーザー向け製品に留まっていますね。
それらに注力した結果、AIという重要な波に乗り遅れてしまった、と。
その通りです。
でも、Appleも自社のAIを発表していませんでしたっけ?
ええ。2024年に発表された『Apple Intelligence』のことですね。
さっきも言いましたけど、正直、使うタイミングなくて、何ができるのかもわかってないです。
写真の一部分を消すといった機能や、メモ帳アプリでの文章作成などができますね。
ただし、多くのAI機能は裏側でChatGPTが動くことで成り立っています。
『Apple Intelligence』もChatGPT頼りとは…。
AppleのAI、頑張って欲しいです。
そうですね。ただ、サービスを見ると周回遅れを取っているAppleですが、プライバシーの保護を重視した結果、サービス提供が遅くなっているだけで、技術的には遅れていないという専門家の見方もあります。
なるほど。
たしかにAppleは慎重なイメージがあります。
ええ。どちらにしろ、Appleは自社のAIを世に出せるようになるまでの時間稼ぎが必要というわけです。
なぜパートナーは「Google」だったのか?
でも、なぜよりによって最大のライバルであるGoogleなんですか?
内部リークの情報なので、明確な理由は明らかになっていませんが、コストや技術の安定性などを総合的に判断した結果でしょう。
ChatGPTのOpenAIや、同じく最先端AI ClaudeのAnthropicも比較した上での判断だったようです。
総合的な判断ですか…。
何か決め手はあったのですかね。
決め手の一つとして、AppleとGoogleの『これまでの強固な連携』が影響した可能性が考えられます。
Appleとグーグルってそんなに仲良かったでしたっけ??
ええ。ご存知かもしれませんが、実はGoogleは、iPhoneのSafariでの検索で、Google検索を標準にしてもらうためにAppleに年間約3兆円を支払っています。
3兆円!?
今回の提携に払う1500億円とは桁違いですね!
そうですね。例えるなら、私がマジさんに1万円を払っている一方で、マジさんは私に500円を払うような関係です。
え、最高の関係ですね。
9500円ボクの財布にチャリン。
ええ。この既にあるGoogleとの提携も、今回Googleに助けを求める決断の背中を押したと推測できます。
Amazonも参戦。激化する「声のAI」戦争
そして、今回のAppleとGoogleの動きは、スマートスピーカー市場の巨人であるAmazonを刺激するでしょう。
Amazonも黙っていない、と。
はい。実はAmazonも既に音声アシスタント『Alexa』に生成AIを搭載することを発表していて、今後の提供が予定されています。
『Alexa』僕も家に置いてます!
音楽流して!くらいしか使ってませんが...でもよく考えたらChatGPTの音声モードとかに比べて性能が低いですよね。
はい、旧世代感ありますよね。
簡単な命令しかできないし、柔軟性もありません。
今のChatGPTの音声モードくらいレベルが上がればすごい便利になりそう!
ええ、Amazonも当然そう考えているでしょう。
音声アシスタントの覇権を取る戦いが激化しますね。
そうですね。そもそもSiriが登場し、同時期にAirPodsが普及した当初、多くの人が『声こそが次世代のインターフェース』になると期待しました。
す、すいません、インターフェースってなんでしたっけ??
人間の入力装置のことです。
キーボードやスマホの画面などもインターフェースの1つですね。
ああ、思い出しました!そうでした!
音声アシスタントが発達すればスマホに文字入力する代わりに、声で指示するだけで全ての操作が完結します。
例えば『明日の大阪出張、フライトは10時だから逆算して朝の準備をすべて手配して』と頼むだけで、AIが最適な起床時間や出発時間を提案してくれるような形です。
すごい!
いつも専属の秘書が側にいるみたいです。
ええ。他にも会議が終わった瞬間に『今の内容を要約して関係者に共有して』と会議室に置いてるAIスピーカーに指示すれば、議事録の自動生成から共有まで完了する、なんてこともできるでしょう。
そんな未来が期待されていましたが、Siriをはじめとする現状の音声アシスタントはまだその期待に応えられていません。
アレクサ、音楽流してで精一杯ですもんね…。
Appleの『一時撤退』から学ぶ、AI時代の残酷な教訓
ここまで、AppleのAI開発の遅れによるGoogleとの連携、その先にある音声アシスタントの競争について話してきました。
もちろん、今回のニュースをもって『Appleは終わった』と結論づけるのは早計です。
当たり前です!
ボクたちのAppleが、こんなことで終わるはずがありませんよ!
ええ、そうですね。実際、最新のiPhone 17シリーズの売れ行きは好調で、30〜40%の生産増加が決まったそうです。
企業としての体力は盤石ですね。
しかし、マジさん、私たちが学ぶべき本質は、まさにここにあります。
というと?
これほど成功を収めている絶対王者Appleでさえ、AIという決定的に重要な波に乗り遅れた結果、ライバルに頭を下げて『時間稼ぎ』をせざるを得ない。
これこそが、AI時代がもたらす変化のスピードの残酷さなのです。
Appleでさえ、乗り遅れてしまう変化の波…。
ええ。Appleの今回の苦渋の決断は、この激しい変化の時代『1つの判断ミスが、取り返しのつかない損失を生む』という厳しい教訓を、私たち一人ひとりに突きつけています。
もっとスピードを上げてAI時代に適応していかないと.....!!
この変化のスピードから目を離さないために、毎日のデイリーニュースを聞いてキャッチアップしていきましょう。
では本日のデイリーニュースは以上です。
また明日お会いしましょう。