マスター、助けてください!ボク、AIの奴隷になってるんです…!
おや、マジさん。いきなりどうされたのですか?
AIがメールもスライドも考えてくれますけど、画面切り替えて、指示を打ち込んでって、…パソコン操作は結局全部ボクじゃないですか。
これじゃAIのお世話して回ってるだけの奴隷ですよ!
お気持ちはわかります。しかし、どんな指示をして、出力をそのまま使うのか、修正するのか。
その判断はマジさんにしかできませんよね。
私は、その判断に価値があると考えています。
…確かにそうですけど…。でも、もうとにかくパソコンの作業が面倒くさいんです!AIはめちゃめちゃ進化してるって言うじゃないですか?ボクの手を煩わせず、全部AIがやってくれればいいのに!
なるほど。それなら、マジさんにぴったりのものがあります。
え!!本当ですか!?
マジさんがさっき言った、画面切り替えて、指示を打ち込んで…そのパソコン操作を、全部AIが勝手にやってくれる機能。
それは、Claudeの『Cowork』です。
パソコンの作業を代わりにやってくれる…!?なんですかその夢のような機能!!早く教えてください!
はい。今回は、Claudeの『Cowork』活用法TOP10を紹介します。
今日で、面倒なパソコン作業は最後にしましょう。
Coworkとは?
マスター、パソコンの作業をAIがやってくれるなんて、ぜんぜん想像つかないんですけど…!Coworkって一体どんなものなんですか?
Coworkは、『Claude』という『ChatGPT』のようなAIチャットが使えるサービスの、デスクトップアプリに入っている機能です。
Claudeは聞いたことありますよ!Xでも話題になってますよね!
Claudeのデスクトップアプリを開くと、チャット画面の横に『Cowork』というタブがあります。
タブを切り替えて、入力欄に指示を書くだけで、AIがパソコン上でクリックしたりタイピングしたり、自動で作業をしてくれます。
指示を書くだけで!?ボクの貴重な時間を使わずに済むってことですか!?
その通り。このスゴさで、Claudeの無料ユーザーはわずか1ヶ月で60%以上増え、有料の課金者は前年の2倍に跳ね上がりました。
海外のApp Storeでは、ChatGPTを抜いて、Claudeがトップになっています。
えっ、ChatGPTより上に!それはスゴい…!
ただし、Coworkの機能は無料では使えません。
Coworkを使うにはClaudeの有料プラン、『Pro』プランか『Max』プランへの加入が必要です。
Proプランは月額20ドル、約3,000円。
Maxプランは月額100ドルから200ドル、約15,000円から30,000円となっています。
うっ、有料なんですね…。サブスク地獄で金欠のボクには厳しいかも…
ええ。ただ、月3,000円を払ってProプランでCoworkを試す価値は絶対にあります。
なぜそこまで言い切れるのか、今からお見せしましょう。
マスターがそこまで言うなんて!ぜひ教えてください!
第10位:デスクトップの整理
『Cowork』活用法、第10位は「デスクトップの整理」です。
マジさん、突然ですがパソコンのデスクトップを見せてもらえますか?
え…見せるんですか? えっと…これです…。
いや、整理しようとは思ってたんですよ。
思ってただけなんですけど…。
ふむ、散らかっていますね。デスクトップが散らかっていると、それだけで集中力が低下します。
プリンストン大学の研究でも、視界に無秩序なものが入り続けると脳が疲れて集中できなくなることが実証されています。
えっ、そうなんですか。…そういうマスターのデスクトップはどうなってるんです?
私のデスクトップはこの通りです。
うわ、なにもないじゃないですか! もしかしてこれって、ダウンロードフォルダに全部押し込んでるだけなんじゃ…。
マスターは汚いものを隠しちゃうタイプなんですね。
いいえ。このように、全て整理してありますよ。
うわ、用途ごとにフォルダが分かれてて、ファイル名もわかりやすい…!えっと…すごいですけど、こんな面倒なこと几帳面なマスターじゃなきゃできないですよ。
たしかに、ひとつひとつ手作業でやろうとすると面倒ですよね。
しかし、今は『Cowork』を使えば、デスクトップを簡単に整理できます。
え!ボクのデスクトップもきれいにできるんですか?
では、実際にマジさんのデスクトップを整理してみましょう。
まず、『Claude』のデスクトップアプリを立ち上げたら、画面の上にある『チャット』のすぐ右、『Cowork』のタブに切り替えます。
お、なんかシンプルな画面ですね。
はい。次に、入力欄の左側にある『フォルダで作業』ボタンを押します。
フォルダを選択する画面が出てくるので、Windowsの場合は『ユーザー』と書いたフォルダ、Macの場合は自分の名前が書いてあるフォルダを選択してください。
これは、自分のPCの中のどのファイルにアクセスしていいかを『Cowork』に教える操作です。
え、『Cowork』にファイルへのアクセスを…? 大事なファイルとか、勝手に消されたりしないかな…
大丈夫です。そもそも『Cowork』にはファイルを削除する機能がありません。
不要なファイルは『削除候補』フォルダにまとめてくれるので、最終的に消すかどうかは自分で判断できます。
フォルダが選択できたら、このように指示を入力しましょう。
ファイル整理プロンプト
デスクトップ・ダウンロード・ドキュメントフォルダを目的別に整理し、不要ファイルを分類するためのプロンプトです。Coworkの入力欄にこのまま貼り付けてお使いください。
この指示では、デスクトップを整理する際、ファイル名だけで判断せず中身を読んでから分類すること、そして整理する前に計画を見せてから実行することが書いてあります。
では、送信しましょう。
おお、なんかいろいろ言いながら動き始めてますね!
ええ。今、『Cowork』がデスクトップとダウンロードフォルダの中にあるファイルを1つずつ調べています。
40個以上ファイルがあって少し時間がかかるので、しばらく待ちましょう。
作業が終わると通知が届くので、その間は放置しておいて大丈夫です。
分析が完了したようなので、『Cowork』が出してくれた整理計画を見てみましょう。
どれどれ。ファイル名の変更と移動先の提案をしてくれてます!
ええ。書類フォルダの中に『仕事』『経費』『録音』『スクリーンショット』『個人』といった目的別フォルダを作って、どのファイルをどこに移動し、必要であればどんなファイル名に変更するか、を提案してくれています。
あっ、『あああ.pdf』って…これボクが適当に名前つけたやつだ…。
全部見られてて恥ずかしい…!
ええ。マジさんのデスクトップにあった『あああ.pdf』は、『Cowork』がPDFの中身を読んだ結果、SNS広告の月次レポートだと判断して、『2025-12_SNS広告レポート.pdf』という名前に変える提案をしてくれていますね。
ちゃんと中身を読んでファイル名を提案してくれてるんだ…!
ただし、すべてのファイルの中身を読めるわけではありません。
今見たPDFやテキストファイルのようなドキュメント系は中身を読んで判断していますが、録音ファイルは中身を聞くことができないので、ファイルの作成日時などのデータを使って整理しています。
なるほど。ファイルの種類によって、判断の仕方が違うんですね。
ええ。さらに、アプリのインストールが終わって不要になったファイルや、企画書の古いバージョンなど、削除候補も理由付きでリストアップされています。
勝手に作業を始めずに、ちゃんと確認してくれるんだ!
ええ。先ほどの指示に『整理計画を提案してから、承認後に実行してください』と書きましたよね。
このように指示しておけば、勝手にファイルを移動したりせず、必ず計画を見せてくれます。
質問に回答していって、ファイルの移動や、ファイル名変更の計画が固まったら、計画を承認して実行してもらいましょう。
実行してから実際にファイルを整理してもらうのは時間がかかるので、しばらく待ちます。
作業が完了したようです。デスクトップを見てみましょう。
うわ…何もない! あんなにファイルだらけだったデスクトップが、まっさらになってる…!
ええ、スッキリしましたね。デスクトップから移動したファイルは、動画や画像、ドキュメントなど、ファイルの種類ごとに整理されています。
削除候補は『削除候補』フォルダにまとまっているので、中身を確認してからゴミ箱に入れるだけです。
パソコン開くたびにあのごちゃごちゃが目に入ってたのに、それが全部なくなるって最高ですね…!
ちなみに、他人とフォルダを共有でき、それを自分のPC上で操作できる『Google Drive for Desktop』や『OneDrive』を入れておけば、先ほどと同じ手順で人と共有しているオンライン上のフォルダ内のファイル整理もできます。
パソコンの中だけじゃなくて、オンライン上のファイルまで整理できるんですか…!
ええ。散らかったデスクトップは集中力を奪うだけでなく、AIの精度にも影響します。
人間と同じで、整理された環境の方がAIも正確に仕事ができます。
ファイルを常に整理しておくことが、AIをうまく使いこなすコツにもなるでしょう。
第9位:ファイル探し
『Claude』の『Cowork』活用法、第9位はファイル探しです。
先ほどデスクトップのファイル整理を紹介しましたが、どんなに整理をしても全てのファイルの場所を覚えておくのは難しいですよね。
確かに…。ボクなんてこの前、上司に『この前のSNSキャンペーンの資料出して』って頼まれて、いろんなとこで『SNSキャンペーン』って入れて検索したのに全然見つからなくて…。
あのときの上司の冷たい目…今でもパソコンの検索窓を見るたびにフラッシュバックします。
それは大変でしたね。マジさんが検索しても見つけられなかったファイルは、『Cowork』なら見つけられますよ。
え? 本当ですか?
はい。マジさんのパソコンで、一緒に『Cowork』を使って探してみましょう。
まずは先ほど同様、『フォルダで作業』ボタンから自分のユーザーフォルダを選択します。
PC内のファイルすべてに『Cowork』がアクセスできるようにするやつですね!
その通り。マジさん、探したい資料について覚えてる範囲で教えてもらえますか?
えっと…パワポで作った資料です。
SNSキャンペーンの効果測定をやって…いいねの数とかフォロワーの推移とか、結果をまとめたやつなんですけど…ファイル名がさっぱりで…。
なるほど。では、このように指示してみましょう。
『SNSキャンペーンの効果測定に関する資料を探してください。以前作ったパワーポイントの資料で、キャンペーンの結果をまとめたものです。』と。
え、こんなにざっくりした指示でいいんですか?
はい。覚えていることをそのまま伝えれば『Cowork』が条件に合うファイルを探してくれます。
では、この指示を送信します。
おー、フォルダの中のファイルを読み始めてますね。
『Cowork』がPC内のフォルダを横断して、ファイルの中身を1つずつ確認しています。
例えば、パワーポイントのファイルなら、スライドの中のテキストまで読み取って、どんなことが書かれているのか確認してくれます。
少し待つと、このような結果が出てきました。
マジさん、どうですか?
どれどれ…。『2025_Q3_施策振り返り.key』…?うわ、こんな真面目なファイル名だったとは…。
ボクだったら絶対『SNSのやつ_最終_本当に最終.key』ですよ。
確かにそんな感じのファイルだった気がします…!ちょっと開いて確認してみます。
あ!これですよこれ!ずっと探してたやつです…!自分で探してたときは、一生見つからないと思ってました…!
マジさんが探していたのは『2025_Q3_施策振り返り.key』という名前のファイルでしたね。
マジさんが検索していた『SNSキャンペーン』というキーワードはファイル名に含まれてませんでしたが、『Cowork』がファイルの内容を読んで見つけてくれました。
本当だ…!どうりでファイル名で検索しても出てこないわけだ。
ボク、急いでるときについ適当なファイル名つけちゃうので、これは助かります…!
今回はパワーポイントの資料を探しましたが、『Cowork』はWordやPDF、Excelはもちろん、画像ファイルの中身まで読み取って探してくれます。
たとえば、展示会で交換した名刺をスマホで撮影した写真から『◯◯さんのメールアドレス』が書いてある名刺の画像ファイルを探し出したり、会議中に撮ったホワイトボードの写真から『あの時のホワイトボードの写真は?』と探したりもできます。
えっ、パソコン内にあればもう何でも探せるじゃないですか!
ちなみに、会社で『Google Drive』や『OneDrive』を使っている方は、そこに保存されているファイルも探せます。
Claudeには『コネクト』という機能があって、自分のGoogleアカウントやMicrosoftアカウントと接続することで、クラウド上に保存してあるファイルも探してもらえるようになります。
ただし、『Googleスプレッドシート』や『Googleスライド』など、まだ読み取りに対応していないファイル形式もあるので、その点はご注意ください。
これ、ファイル名を覚えてなくても中身で探せるってことですよね!もうファイル探しで時間浪費する日々とはおさらばです!
ええ。ファイルの整理と検索はセットです。
ファイルを探す時間は積み重なると膨大になりますから、いつでも探せる手段を持っておくことに価値があります。
次にファイルを探すとき、ぜひ『Cowork』を活用してみてください。
第8位:ショートカット作成
『Claude』の『Cowork』活用法、第8位は、マウスに触れずに仕事が進むショートカット設定です。
マジさんは、普段アプリを立ち上げたり切り替えたりするとき、どうしていますか?
えっと画面の下にアプリのアイコンが並んでるじゃないですか。
あそこにマウスカーソルを持っていって、使いたいアプリをクリックして開いてます。
私が今からお伝えすることを実践すれば、仕事を5倍早く進められます。
まずはこちらをご覧ください。
おお!マウスが動いてないのに、アプリがバンバン立ち上がってますね!何かのアプリを使ってるんですか?
いいえ。これは私がオリジナルで設定したショートカットです。
ブラウザも、チャットツールも、ファイル管理の『Finder』も、一瞬で開けるようにしています。
え!?自分だけのオリジナルショートカット!?便利ですけど、設定するのは難しそうです…。
いえ、『Cowork』を使えば難しいことは何もありません。
日本語で『こういうショートカットを設定したい』と伝えるだけ。
『Cowork』が設定に必要なものを作ってくれて、案内もしてくれるので、あとはその通りにやるだけです。
日本語で伝えるだけでショートカットが設定できちゃうんですか?
ええ。では、実際に設定するところをお見せしましょう。
今回は、Macの場合は『Finder』、Windowsの場合はファイルを管理する『エクスプローラー』の、ダウンロードフォルダをキー一発で直接開けるショートカットを設定してみます。
先ほどと同じように、『Claude』のデスクトップアプリを開いて、『Cowork』を選択してください。
はい、開きました!
ここで『Cowork』がやってくれるのは、パソコンへの命令文——つまりプログラムを書いてくれることです。
皆さんはそれをコピーして貼り付けるだけ。
プログラミングの知識は一切いりません。
コピペだけでいいんですか!
ええ。では、プロンプトを入力していきましょう。
今回は『MacBookでCtrl+Fを押したら、Finderのダウンロードフォルダが開けるようにしたいです。何もインストールせずに、標準搭載されている機能だけで設定してください。』と入力しましょう。
Windowsの方は、CtrlをAltに置き換えて入力してください。
結構簡単な指示でいいんですね!
ええ。ちなみに、キーはCtrl+Fでなくても構いません。
ご自身の使いやすいキーを自由に割り当ててください。
入力できたら、右下の『始めましょう』ボタンを押します。
あ、なんか動き始めました!
ええ。送信すると、『Cowork』から質問が返ってきます。
例えば、どのような手段でショートカットを設定するか、などです。
このとき、アプリの起動を楽にできるランチャーアプリと呼ばれるもの——『Raycast』や『Alfred』といったツールのインストールを勧めてくることがあります。
じゃあインストールした方がいいんですか?
いいえ、余計なアプリを入れなくても、パソコンに最初から入っている機能だけで十分できます。
今回はプロンプトにも書いたとおり、何もインストールせずにできる方向で回答してください。
あ、早速『Cowork』から質問が返ってきてますね。
選択肢がいくつかでてます。
ここからはまずMacの画面でお見せしていきます。
Windowsの方も後ほど説明しますので、安心してください。
では、『ショートカットアプリを使った方法』と回答しましょう。
このように、『Cowork』とやり取りしながら設定を進めていきます。
回答しました!…おお、設定手順と、なんかコードみたいなものまで全部出てきましたね!
ええ。『Cowork』が、Macに最初から入っている『ショートカット』アプリを使った設定手順を案内してくれました。
『ショートカット』アプリというのは、Macに標準搭載されている自動化ツールで、複数の操作を1つにまとめて実行できるものです。
へえ、そんなアプリが最初から入ってるんですね!知らなかったです。
ちなみに、Macには検索バーを呼び出してアプリ名を入力すると起動できる『Spotlight』という機能もあります。
今回のショートカットなら、Ctrl+Fを押すだけ。
一瞬です。
確かに、毎回アプリ名を打ち込むより、いつも使うアプリならキー一発で開く方がいいですね!
ええ。最初の設定だけは少し手間がかかりますが、一度やれば毎日使い続けられます。
では、回答の指示に従って進めていきましょう。
まず、『ショートカット』アプリを開きます。
開いたら、『Cowork』の指示どおり、左上の『+』ボタンを押して、新しいショートカットを作成します。
次に、右側のアクション検索欄で『シェルスクリプトを実行』と検索してください。
シェルスクリプトとは、パソコンへの命令文のことです。
検索すると出てくるアクションを追加します。
なお、Macのバージョンによっては初回にセキュリティの許可を求められることがあります。
その場合は画面の指示に従って許可してください。
『シェルスクリプトを実行』を押すと、中央にスクリプトの入力欄が表示されます。
ここに『Cowork』が作ってくれたスクリプトをそのままコピーして貼り付けます。
このスクリプトが、ショートカットキーを押したときに『ダウンロードフォルダを開く』という動作をパソコンに伝える命令文です。
中身を理解する必要はありません。
『Cowork』が作ったものをそのまま貼るだけで大丈夫です。
中身がわからなくてもコピペするだけでいいんですね!
スクリプトを貼り付けたら、その下にある『入力』という項目を見てください。
ここで『ショートカットの入力』を選択します。
次に、上にある『指定なし』をクリック。
すると右側に『キーボードショートカットを追加』という項目が出てきます。
ここをクリックしたら、割り当てたいキーをそのまま押すだけです。
CtrlとFを同時に押すと、Ctrl+Fが割り当てられます。
これで設定完了です。CtrlとFを押してみると…
うわ、本当にできた!ダウンロードフォルダが直接開いてる!
ええ。Ctrl+Fひとつでダウンロードフォルダが直接開くようになりました。
メールの添付ファイルを保存した直後に押せば、すぐに見つかります。
言われたとおりに貼り付けていくだけで、こんなことができちゃうんですね…!毎日マウスで画面の下に並んでいるアプリを1個ずつクリックして開いてた時間、返してほしいです!
Windowsでも同じように設定できます。
Macでは『ショートカット』アプリを使いましたが、Windowsでは『Cowork』が『PowerShell』スクリプトと呼ばれる自動処理の命令文を書いてくれます。
どちらもパソコンに最初から入っている機能だけで完結します。
『Cowork』が案内する手順に沿って実行してください。
途中で黒い画面が一瞬表示されることがありますが、これはパソコンの裏側でショートカットの登録処理が動いている画面です。
すぐに閉じますので、心配はいりません。
自分でプログラムを書かなくても、『Cowork』が全部書いてくれるんですね!
『Finder』の他にも、私が実際に設定しているおすすめのショートカットをご紹介しましょう。
まず今お見せした『Finder』がCtrl+F。
次に、『Chrome』などのブラウザがCtrl+B。
調べ物のたびにブラウザを探す手間がなくなります。
そして、『Slack』などのチャットツールがCtrl+C。
通知が来るたびにキー一発で切り替えられます。
なお、普段からCtrl+Fをカーソル移動に使っている方は、被ってしまうので別のキーに割り当ててください。
全部キー2つだけで開けるんですね!『Slack』の通知とか、確かに1日に何十回もマウスでカチカチ切り替えてました…。
そして4つ目がスクリーンショットでCtrl+S。
撮ると指定フォルダに日付付きで自動保存され、そのまま『Slack』やメールに貼り付けられます。
第7位:PDF・画像の資料集め
『Cowork』活用法、第7位は『PDF・画像の資料集め』です。
PDFや画像などの資料集めは、『Cowork』に頼めば終わりにできます。
資料集めまでやってくれるんですか!? ちょうどボク、上司から「クライアント向けに競合5社の決算資料を集めてくれ」って任されてるんですけど、これが3ヶ月に1回、新しい決算が出るたびにやらなきゃいけなくて…。
毎回となると、なかなかの作業量ですね。
そうなんですよ。1社あたりPDFが3〜4個あるから、毎回20個近くダウンロードするんです。
各社のIRページを開いて、リンク探して、1個ずつポチポチ…。
この前はあまりにも無心でクリックしてて、気づいたら同じPDFを3回ダウンロードしてました。
そういう作業こそ、『Cowork』の出番ですね。
マジさんのその仕事、『Cowork』にやってもらいましょう。
この作業を丸ごとですか? やってみたいです!
ええ。マジさんのその仕事をやってもらうには、『Cowork』にブラウザを操作させる必要があります。
そのために、『Google Chrome』上で『Claude』を使えるようにする『Claude in Chrome』という拡張機能をインストールしましょう。
拡張機能のインストールかぁ…。
えっと、『Chrome in Claude』…? あ、逆だ。
『Claude in Chrome』ですね。
…もう名前からして難しいんですけど。
難しい操作はないので安心してください。
『Cowork』画面の左側にあるサイドバーからカスタマイズ、コネクタを順番に押して、『Claude in Chrome』を選択。
画面右側のインストールボタンを押します。
すると『Chrome』の再起動を求められるので、そのまま再起動します。
続いて、ブラウザ画面が立ち上がるので『拡張機能を有効にする』を選択。
このようにログインを求められたら、『Claude』のアカウントでログインをしてください。
ログインができたら、こちらの承認するボタンを押せば準備完了です。
よし、これで使えるんですね! 早速やってみたいです!
はい、実際に指示を出して試してみましょう。
このような指示を入力します。
PDF・資料探しプロンプト
WEBサイトからPDFや画像などをダウンロードするプロンプトです。
この指示では、5社分の決算資料のダウンロードを依頼して、保存先を上司と共有しやすい『Googleドライブ』のフォルダにしています。
ダウンロードしたファイルを共有フォルダに移動するところまでやってくれるので、自分で整理する手間が省けます。
「1ファイルごとに新しいタブで」と書いているのは、同じページから連続でダウンロードしようとするとブロックされてしまうのを避けるためです。
ファイル名の形式も指定しておけば、あとから探しやすくなります。
では、送信してみましょう。
おお!早速指定したところに会社名がついたフォルダを作り始めてくれてますね!
ええ。しばらくすると、ブラウザ操作の許可を求める確認画面が表示されます。
Webページに人には見えない文字で「このデータを外部に送れ」といった指示が仕込まれているリスク、いわゆる『プロンプトインジェクション』を防ぐための安全機能です。
今回は企業が公式に管理しているIRページにしかアクセスしないので、そうしたリスクの心配はありません。
『すべてのブラウザアクションを許可』を押して進めましょう。
えっ…! 勝手にブラウザが動いてる…! 『Cowork』がページを開いて資料を探してるんですか、これ?
その通り。ちょうど1社目の決算情報のページにアクセスして、資料を取りに行っているところです。
普通のAIだと「ここにPDFがあります」と教えてくれるだけですが、『Cowork』は実際にダウンロードまでやってくれます。
すごい…! ボクがポチポチやってた作業を、全部やってくれてる…!
あ、もう2社目が始まった!
ただ、ブラウザ操作はどうしても時間がかかるので、5社分すべて完了するまでは20〜30分ほど見ておいてください。
放っておけば勝手に進むので、その間は別の仕事をしていて大丈夫です。
5社分の収集が完了したようです。
指定したGoogleドライブのフォルダを確認してみましょう。
うわ…! 会社ごとにフォルダが分かれて、PDFのファイル名もきれいに揃ってる…! 指示を出しただけで、ここまでやってくれるんですね。
そうですね。先ほどの指示で保存先を『Googleドライブ』の共有フォルダに指定していたので、このようにすでに共有フォルダに格納されています。
あとは、このフォルダの共有リンクを上司に送れば共有も完了です。
集めて、フォルダ分けして、ファイル名まで揃えて…。
ボクがやったらまず3社目あたりで集中力が切れて、インスタ開いてますよ。
はい。さらに、集めたPDFの中身を『Cowork』に読ませて、5社分の業績比較表や要約をドキュメントにまとめさせることもできます。
収集から資料作成まで一気通貫でできるのが『Cowork』の強みですね。
集めて終わりじゃなくて、そのまま分析までできるのか…!
『Cowork』のブラウザ操作は、PDFだけでなく画像の収集にも使えます。
例えばプレゼン資料に載せるロゴ画像を各社のサイトから集めて、SVGというファイル形式のロゴを、プレゼン資料に貼りやすいPNG画像に変換するところまでやってくれます。
画像まで! それは助かります…!
PDFにしても画像にしても、Web上からファイルを探してダウンロードしてくる作業は地味に時間がかかります。
決算資料だけでなく、競合のサービス資料や業界の市場調査レポートの収集など、こういう誰でもできるけど面倒な作業は、『Cowork』に任せてしまいましょう。
第6位:メールの整理
『Claude』の『Cowork』活用法、第6位は『メールの整理』です。
いきなりですがマジさん、『Gmail』の受信トレイを見せてもらえますか?
え、デスクトップに続いて今度はメールですか…。
はい、どうぞ。まぁ多少メールは溜まってますけど、整理するほどでもないと思ってます。
検索すれば見つかるし、ボクは必要なメールだけ見て、あとは放っておく主義なんで。
ふむ、未読が1,164件ですね。
確かに検索すれば見つかりますが、それは届いていると知っているメールだけです。
見落としたメールは、検索しようとすら思いません。
確かに…。この前、お客さんからのクレームメールを1週間放置してたら、上司に直接電話が行って大炎上してました…。
一度整理すれば余計なメールは目に入らなくなり、メールの設定をすれば受信する数自体も減らせます。
メールの整理や設定など、面倒な作業は全部『Cowork』がやってくれるので、マジさんはほとんど何もしなくて大丈夫です。
一緒にやっていきましょう。
お願いします…!
今回は、直近3ヶ月分の受信トレイを整理してみましょう。
ここでは7位でご紹介した『Claude in Chrome』を使う方法で進めます。
『Cowork』の入力欄に、このように指示を出しましょう。
『最近3ヶ月分の受信トレイを整理してください。不要なメールを削除候補としてリストアップし、残すメールはラベルで分類してください。不要なメルマガは配信停止もしてください。』
指示を送ると、『Cowork』が自動で『Google Chrome』を立ち上げます。
ここからはGoogle Chromeの中で、Claudeが『Gmail』を開いて、受信トレイのメールを確認していきます。
勝手にメールを開いて中身を読んでる…!
ええ。みなさんが普段やっているのと同じように、『Claude』がメールを1通ずつ開いて本文を読んで、不要かどうかを判断しています。
画面を1つ1つ操作するので少し時間がかかりますが、こちらで何もしなくても勝手に進みます。
これ、3ヶ月分全部のメールに対してやってくれるんですか?
ええ。しばらく待つと、『Cowork』のチャット画面に結果が出ました。
確認しましょう。
おぉ、ラベルの分類提案に削除候補のリスト、配信停止の確認まで…。
綺麗にまとめてくれてますね。
ええ。では上から詳しく確認していきましょう。
まずラベルの分類提案です。どのメールがどのカテゴリかわかりやすくなるように、メールを種類ごとに分けるためのラベル付けですね。
『クライアント』『社内』『経費』『個人』の4つで振り分ける提案をしてくれています。
ラベルの名前とか分け方を考えるのも地味に面倒なので、提案してくれるのは助かります!
次に削除候補です。100件ほど挙がっていますね。
期限切れの通知や対応済みの社内通知、自分宛てではないCCメールなど、不要だと思われるメールを削除候補として提案してくれています。
削除候補100件ほどのうち50件がメルマガ…!? ボク、いつの間にこんなにメルマガ登録してたんですか…。
ええ。さらに、ほとんど開封されていないメルマガ12件については、配信停止も提案してくれていますね。
AI関連のメルマガが全部未読…。
勉強しようと思って登録したのに…。
ラベル付け、削除候補のアーカイブ、メルマガの配信停止、それぞれこの内容で問題なければ進めてもらいましょう。
はい、お願いします!
では、Coworkの入力欄で、「この内容で進めてください」、と送信します。
引き続き『Claude in Chrome』が『Gmail』を操作して、まずラベル付けから始めていますね。
『Gmail』のラベル機能を使って、ラベルも自動で作成し、メールにタグを付けて種類ごとに分けてくれています。
これ、結構わかりやすいですよ!どのメールがどのカテゴリか、ラベルの色で一目でわかりますね!
ええ、ラベル付けが終わったようです。
次は削除候補のアーカイブですね。
先ほど承認した通りに進めてくれています。
不要なメールがどんどん消えていく…! これ全部消えちゃうんですか?
完全に消えるわけではありません。
アーカイブといって、受信トレイの外によけておく操作です。
必要になればいつでも検索で見つけられます。
完全に削除したい場合は、「削除候補のメールを削除して」と頼めば、メールの削除もやってくれますよ。
ボクはとりあえずアーカイブで十分です…。
消すの怖いんで…。
ええ。アーカイブが終わりました。
最後にメルマガの配信停止です。
え!メルマガのサイトに行って、配信停止のボタンまで探して押してくれてる…!
ええ。サイトによっては配信停止のボタン位置がわかりにくいこともありますが、『Claude in Chrome』が1つずつ画面を操作して対応してくれています。
ボクが手作業でやったら、まずサイトの配信停止ページを探すところからですもんね…。
1個やるだけで挫折しますよ。
ここまでで、直近3ヶ月分のメール整理が完了しました。
ついでに、大事なメールだけ残して古いメールも一括で削除しておきましょう。
確かに…。ボク、入社してからのメール全部残ってますよ。
何年分溜まってるか考えたくもない…。
まず『Cowork』に『給与明細』『契約書』『源泉徴収票』『NDA』などの重要キーワードに該当するメールにスターを付けて保護してもらいます。
その後、スター付き以外のメールを一括削除します。
『Google Workspace』の『Gemini』が使える方は、『Gemini』に頼めばこの削除もやってくれますよ。
大事なメールを守ってから一気に消すと。
ええ。他にも『Cowork』に任せるとおすすめなのが、迷惑メールの自動振り分けや、自動転送ルールの設定です。
自分でやると面倒な設定ですが、これも『Cowork』に頼めばやってくれます。
では、整理後の受信トレイを見てみましょう。
未読3,1,164件が…4件…!? ラベルをクリックすればカテゴリごとに見られる!どこを見ればいいか一瞬で分かります。
配信停止したメルマガはもう届きませんし、ラベルで整理もしたので、きれいな状態が続きやすくなりますよ。
正直、メールの整理なんていらないと思ってましたけど…。
整理したら意外とスッキリしますね。
配信停止の設定までやってくれるとは思いませんでした。
余計な情報が目に入らなくなれば、仕事の生産性も上がります。
みなさんもぜひ、今週末に『Cowork』にメールの整理を頼んでみてください。
第5位:朝のToDo整理
『Cowork』活用法、第5位は『朝のToDo整理』です。
『Cowork』を使えば、チャットやメールを確認してやることを整理する手間がなくなります。
あー、ToDo整理かー。そもそもやることを洗い出すために、メールもチャットも両方見なきゃいけないのがしんどいんですよね。
1つにまとまってればいいのに…。
ボクなんて朝イチでメール開いて、『Slack』見て、ってやってるうちに『X』触っちゃってて…気づいたら昼休憩の時間になってることすらありますよ…。
それは大変ですね。『Cowork』を使えば、指示を出すだけでメールやチャットの中身から今日やるべきことを全部拾い出して、こんな優先度付きのToDoリストを作ってくれますよ。
えっ…! 優先度まで付いてるし、返信が必要なメールまでリストアップされてる…! これ全部手作業でやったら30分はかかりますよ…。
どうやるんですか?
ええ、一緒に作りながら説明していきますね。
このToDoリストは、『Cowork』がメールやチャットの中身を読み取って作っています。
読み取りに使っているのが『コネクタ』です。
コネクタは、普段使っているアプリやサービスを『Cowork』に接続する仕組みで、接続したアプリの情報を読み取ったり、操作したりできるようになります。
なるほど、アプリをつなぐ窓口みたいなものか。
コネクタは、『Cowork』の画面左のサイドバーから設定できます。
サイドバーを開いて『カスタマイズ』、そこから『コネクタ』を選ぶと、接続できるサービスが一覧で表示されます。
ここに出てるアプリと連携できるんですね。
ええ。まずは『Gmail』から設定しましょう。
『Gmail』を選ぶと権限の設定画面が出ます。
メールの中身を読めるようにするために、読み取りは『常に許可』にしておきましょう。
あとは『Google』のログインを1回すれば接続完了です。
意外と簡単に設定できるんだ!
ええ。同じ手順で、今日の予定も確認できるように『Google Calendar』と、マジさんが普段使っているチャットツールの『Slack』も接続しておきましょう。
仕事で使っているツールで『Cowork』と連携できるものは、ToDoの漏れがないように全部つないでおくのがおすすめです。
全部つながりました! これでメールも予定もチャットも一気に見てもらえるってことですね。
その通り。では、ToDoリストを作ってもらうためのプロンプトを『Cowork』に入力しましょう。
朝のToDo整理プロンプト
GmailとSlackから情報を収集し、今日やるべきことを優先度付きのToDoリストにまとめるプロンプトです。
ではプロンプトを貼って送信しましょう。
プロンプトを送信すると、対象の期間や優先するプロジェクトなど確認の質問が来るので、それに答えてください。
どの期間のメール・チャットを対象にしますか…えっと、昨日と今日で。
優先すべきプロジェクトはありますか…特にないです。
期限が明記されていないタスクはどう分類しますか…期限なしは優先度『中』で。
他にも確認したいツールはありますか…あ、外部とのやりとりでチャットツールの『Chatwork』も使ってるんで、それも見てほしいです。
良いですね。回答したらあとは待つだけです。
コネクタでつないだサービスからToDoの情報を集めてくれています。
コネクタにつないでいないツールからも、7位でご紹介した『Claude in Chrome』のブラウザ操作で情報を取ってきてくれていますね。
しばらく待つとToDoリストが出来上がったようです。
内容を確認してみましょう。
すごい…!ほんとにメールも『Slack』も全部読み取って、1つのリストにまとめてくれてる。
しかもボクが『Slack』で上司に『やります』って言ったやつまで拾ってくれてますよ…!
ええ。メールとチャットを横断して、返信の優先度まで整理してくれるのがポイントですね。
いやー、もう手動に戻れないですよこれ…。
あれ、でもマスター、メールやカレンダーの情報を取ってくるのって、『Cowork』じゃなくて『Claude』のチャットでもできませんでしたっけ?
良い質問ですね。『Claude』のチャットでも、コネクタに対応しているサービスからは情報を取得できます。
ただ『Cowork』は、コネクタに対応していないツールでもブラウザを自分で開いて情報を取りに行けるのがチャットとの違いです。
さっきの『Chatwork』がまさにそうでしたね。
ってことは、ボクが使ってるツールならどこからでもToDoを集められるってことか…! 『Cowork』すごいですね。
ええ。コネクタを活用した『Cowork』ならではの便利な使い方もありますが、それはまたこの後の順位でご紹介しますね。
それは気になります…!
ちなみに、今やったToDo整理を毎朝自動で実行させることもできます。
サイドバーの『予定済み』をクリックして、右上の『新しいタスク』を押すと、タスクのスケジュールを設定できます。
ここで実行する時間を決めておけば、毎朝決まった時間に先ほどの一連の作業を自動で行ってくれますよ。
毎回プロンプトを打たなくてもいいんですね!
朝の貴重な時間を、何をすべきか思い出す作業に使うのは非常にもったいないです。
情報を集めているうちに別のことが気になって、本来やるべきことが後回しになることもある。
それを『Cowork』に任せれば、自分はやるべきことに集中できます。
よーし、ToDoの洗い出しは『Cowork』にやってもらって、出社した瞬間からエンジン全開で行きますよ!
第4位:領収書・経費の整理
『Cowork』活用法、第4位は「領収書・経費の整理」です。
『Cowork』が出た今、月末に経費精算で領収書を探し回る作業は、もう必要ありません。
え、領収書を1通ずつ探して金額を確認して…ってやってるあの作業、やらなくていいんですか!? ボクなんて先月分、まだ放置しちゃってますよ…。
立て替えた分が返ってこないと、銀行残高は一桁になります。
多分。
領収書を1通ずつ探して金額を確認する面倒な作業は、AIに任せるとこうなります。
こちらを見てください。
えっ…タクシー代も取引先とのランチ代も、『Amazon』で買った備品も、1ヶ月分の経費が全部1つの『Excel』にきれいにまとまってる…!交通費、交際費、消耗品ってカテゴリまで自動で分かれてるし…!これマスターが自分で作ったんですか?
はい。ただ、私は『Cowork』にお願いしただけです。
あとはAIが勝手に『Gmail』も『Amazon』も見にいって、領収書と金額の情報を集めてきてくれました。
勝手に…! 本当にそんなことができるなら、毎月時間かけてた経費精算が、一瞬で終わる…!ボクにもやり方を教えてください、マスター!
ええ。では、実際にやってみましょう。
2月分のタクシー代と、『Amazon』で購入したものの金額を集めて、1つの『Excel』にまとめてみます。
先ほどと同様に『Cowork』を開いて、このように指示を入力します。
『Gmailから2月分の領収書をメールから取得してください。また、ChromeでAmazonに入って、購入履歴から2月分の注文データを取得してください。それらをExcelスプレッドシートにまとめてください。』——たったこれだけです。
え、たったこれだけ? 『Gmail』の検索キーワードとか、『Amazon』のページのURLとか、細かく指定しなくていいんですか? あと、『Amazon』って個人の買い物も全部入りますよね?
細かい指定は必要ありません。もし経費に関係ないものを省きたければ、「日用品は除外して」のように伝えるだけで、『Cowork』が判断して必要なデータだけに絞ってくれます。
では、ここから『Cowork』がどう動くか見てください。
指示を送信すると、『Cowork』が自動で動き始めます。
画面を1つ1つ操作していくので実際は少し時間がかかります。
今回は早回しでお見せしますね。
まず『Gmail』にアクセスして、2月分の領収書メールを自動で検索し始めます。
検索キーワードも自分で考えて入力して、見つけたメールを1通ずつ開いています。
勝手にメールを検索して…中身まで読んでるんですね!
ええ。メールの中身を読んで、金額・日付・利用先を自分で判断して抽出しています。
今回はタクシーアプリ『GO』の領収書メールを検出しました。
すごい…。ボクがやったら、メール1通ずつ開いて金額をメモ帳に書き写して…それだけで30分はかかりますよ。
次に、『Cowork』が『Google Chrome』を開いて、『Amazon』の注文履歴ページに自分で移動します。
ちょっと待ってください…。今、『Cowork』が自分で『Amazon』のフィルターをクリックして、ページをスクロールしてますよ!
ええ。皆さんが普段やっているのと同じように、フィルターをクリックして、ページをスクロールして、1件ずつ注文の中身を確認しています。
人間と同じ操作をAIがやってる…。
ええ。そのまましばらく待っていると、『Gmail』と『Amazon』、両方から集めたデータを、1つの『Excel』スプレッドシートにまとめてくれます。
なんかかわいくて、ずっと見てられますね。
『Cowork』の作業が完了したようです。
完成した『Excel』を見てみましょう。
おお!『Amazon』の注文もタクシーの領収書も全部入ってる! しかもPC周辺機器とか交通費とか、カテゴリまで自動で分けてくれてます…!
さらに、経費精算に使う領収書のPDFも自動で取得してくれています。
注文ごとにボタンをクリックして、PDFを開いて保存する。
この操作を10件分、何件あっても途中で投げ出さず、全自動でやり切ります。
あの面倒な作業が全自動で…!?
そして、10位で紹介したように、取得した領収書PDFのファイル名も、『Cowork』に頼めばわかりやすい名前に整理してくれます。
領収書でも、ファイル名を見ただけでいつの・何の領収書かすぐわかります!
これなら、経費精算のときに「2月の『Amazon』の領収書はどれだっけ」と探す必要がなくなります。
ただし、1ヶ月分くらいのデータ量であれば問題なくこなせますが、一度に3ヶ月分をまとめて処理させると、後半で動作が遅くなったり、正確さが落ちることがある点には注意してください。
そうなんですね!まだ限界はあるってことか。
はい。そして毎月やっていれば、こうしてまとめたデータは確定申告にも使えます。
出力形式を青色申告の帳簿形式にしたり、会計ソフトでよく知られている『freee』や『マネーフォワード』に取り込めるCSVというデータ形式に変換することもできます。
確定申告する人なら、溜めてた何ヶ月分の経費の整理が一気に片づきますね…!
ええ。ここまで領収書の整理を見てきました。
今見ていただいたように、『Amazon』や『Gmail』など、いろんなサイトに散らばっている自分の買い物の記録を、AIがまとめて集めてくれます。
この機能で取得できる情報は、領収書に限った話ではなく、AIサービスの利用履歴、『楽天』の購入履歴も、『メルカリ』の売買履歴など、『Google Chrome』で開けるサイトなら何でも対象です。
すごい、なんでもできるじゃないですか!
ええ。面倒で後回しにしたくなる作業は、誰にでもあるでしょう。
ですが、『Cowork』に一言お願いするだけで片づく時代です。
面倒で目を背けていた作業も、AIに任せればすぐ終わります。
まずは今月の出費や経費のまとめから、試してみてください。
第3位:タイムスケジュールづくり
『Cowork』活用法、第3位は「タイムスケジュールづくり」です。
出張や旅行で行きたい場所や日程は決まっているけど、各スポットの営業時間や移動時間を一つ一つ調べて、スケジュールに落とし込まなければいけない。
この面倒な作業を、『Cowork』なら丸ごと任せられます。
あー…実はボク、もうAIにスケジュール任せないって決めてるんですよ。
『ChatGPT』に旅行のスケジュール作ってもらったことがあるんですけど、載ってたお店の営業時間が実際と違ってたり、定休日のお店がスケジュールに入ってたりで…。
実は今度友達と京都行くんですけど、今回はもう自分で作ります。
まあ、まだ何もやってないんですけど。
その「AIのスケジュールは信用できない」という問題、『Cowork』なら解消できますよ。
検索するだけでなく、実際にWebサイトを開いて画面を見ながら情報を集めてくれるので、『ChatGPT』よりも正確に情報を集められます。
ほんとですか?どれ使っても同じような気がしますが…。
では、マジさんの京都旅行のタイムスケジュールを実際に作ってみましょう。
『Cowork』を開いてください。
旅行の条件と、タイムスケジュールを組んでほしいということを伝えて、足りない情報があれば質問してくださいと入力してみてください。
一応決まってる部分はあるのでそこだけ伝えますね。
えっと…『京都2泊3日で、ホテルは〇〇に予約済み。行きたい場所は伏見稲荷、嵐山、清水寺。タイムスケジュールを組んでください。足りない情報があれば質問してください』…こんな感じでいいですか?
ええ、良いですね。こうやってわかっている情報を先に伝えて、足りない分は質問してもらう形にすると、『Cowork』が的確にスケジュールを組んでくれます。
お、さっそく質問が来ました!『朝は何時頃出発しますか?食事の好みは?』って。
えーっと、9時出発で、ランチは京都っぽいものがいいです!
回答した後に、次々と質問がきていますね。
その調子でどんどん質問に答えていきましょう。
『移動手段は?』ってきてますね。
電車とバスですかね。あとは歩きで!
マジさんが質問に答えていくと、必要な情報が揃った段階で『Cowork』がブラウザを開いて、実際のWebサイトから情報を集め始めます。
画面を見てください。
さっきと同じように、勝手にブラウザが開いて…。
あ、実際のお店のサイトを見に行ってますね!営業時間のところまで、キャプチャをとりながらスクロールしてる…!
ええ。ここがまさに、以前マジさんが『ChatGPT』でスケジュールを作ったときとの大きな違いです。
『ChatGPT』などのAIも検索はできますが、実際にお店のサイトを見に行って確認しているわけではないので、営業時間や定休日の情報を間違えてしまうことがあります。
あー、だからChatGPTは営業時間が変わってたのに気づけなかったり、定休日のお店がスケジュールに入ってたりしたのか…!
一方、『Cowork』は、実際にサイトを開いて、ページの中身を確認しています。
人間がブラウザで調べるのと同じように調べているので、営業時間や料金まで正確に取ってこれるのです。
これ、ボクが旅行前に1件ずつサイト開いて、お店の営業時間調べてたのと同じことやってくれてる…!
ええ。ただ、いくつものサイトを開いて情報を集めるので少し時間がかかります。
このような時間がかかる操作を『Cowork』にお願いするとき、私は他のアプリや別のブラウザタブで作業をして、完成したものだけ確認するようにしていますよ。
なるほど、待ってる間にメールチェックとかしとけばいいのか。
その通り。さて、スケジュールができたようなので見てみましょうか。
おお…!1日目の朝に伏見稲荷、午後は嵐山に移動して、2日目は清水寺から…3日目までびっしり組まれてる!営業時間もアクセスも全部入ってますね。
AIの出力を鵜呑みにしちゃいけないって、ボク知ってますよ?本当にサイトの情報と合っているか確認します!
伏見稲荷の拝観時間…合ってる!
嵐山も、お店の営業時間も…全部一致!1個も間違ってないってスゴくないですか。
ええ。『ChatGPT』などで調べるときよりも、最新で正確な情報を集められます。
ただし、Webサイトの情報が100%正しいとは限りません。
サイト自体の情報が古いままの場合もありますので、絶対に外せない予定の最終確認は自分でしておきましょう。
たしかに、お店のサイトの情報自体が古くて間違ってたらどうしようもないですもんね。
大事なところだけ最終確認しておけば安心です。
ちなみに、先ほど紹介したコネクタを使えば、メモや文書をまとめて管理できるツールの『Notion』に、『Cowork』がスケジュールをきれいにまとめてくれますよ。
へぇ、そんなこともできるんですね!旅行のしおりみたいに使えそう!前言撤回です、これからは『Cowork』で旅行計画作ります!
ええ。旅行に限らず、出張やイベントの段取りにも使えます。
行きたい場所や日程さえ決まっていれば、営業時間や移動時間は『Cowork』が調べてスケジュールに組んでくれるので、ぜひ任せてみてください。
第2位:繰り返し予約を仕組み化する
第2位は『繰り返し予約を仕組み化する』です。
マジさん、定期的に繰り返していて面倒だなと感じる予約作業はありますか?
美容室の予約ですかね。ボク、新しいスタイリストさんに『どんな髪型にしますか?』って聞かれるのが苦手で、いっつも同じ店で同じ人を指名してるんです。
でも、毎回予約サイトを開いて、メニュー選んで、オプション選んで、スタイリスト指名して、空いてる日時を探して…って、同じ内容なのにイチからやり直すの、地味に面倒なんですよね…。
なるほど、美容室の予約ですね。
それなら、これまでの順位でお見せしたのと同じように、『Cowork』にやってもらいましょう。
マジさんの予約条件を教えてもらえますか?
えっと…メニューはカット、スタイリストは○○さん指名、あとトリートメントもつけたいです。
それと、夕方以降がいいんですけど…。
わかりました。では入力欄に、予約サイトのURLと、今マジさんが言った条件を書きます。
さらに、『Googleカレンダー』で自分の予定を確認して空いている日を提案してください、と加えておきましょう。
送信すると、『Cowork』が予約サイトを自動で操作し始めます。
メニューを選んで、オプションを追加して、スタイリストを指名して…と予約の手続きはステップが多いですが、全部自動で進めてくれていますね。
やっぱりこれ見てると気持ちいいですね。
メニュー選んで、指名して…全部サクサク進んでます。
さらに、5位でコネクタに接続した『Googleカレンダー』の予定も確認してくれています。
自分のスケジュールが空いている日時と、予約サイトで空いている枠を照らし合わせて、候補日時を3つ出してくれました。
おお、全部ボクが空いてる日になってる! じゃあ、この日にします!
予約が完了しました。ここまでは前の順位と同じ使い方ですね。
ただ、マジさんは来月も同じ美容室を予約しますよね。
そのとき、先ほどのように指示をまた最初から全部書きますか?
うーん…さっきの指示、結構いろいろ書きましたもんね…。
毎回あれを書くのは正直キツいです…。
ええ、マジさんのおっしゃる通り。
毎回やることは同じなのに、毎回自分が指示を書かないといけないのは面倒ですよね。
実は『Cowork』には、その手間をなくす仕組みがあります。
今やった一連の手順を覚えさせておくことができます。
これが『スキル』という機能です。
スキル…? ボクが持ってるスキルは『片手で卵を割る』くらいなんですけど…そのことですか?
いえ、『Cowork』の機能の名前です。
スマホの連絡先をイメージするのがいいでしょう。
電話をかけるたびに電話番号を手で打つ人はいませんよね。
一度登録しておけば、名前をタップするだけで電話がかかります。
『Cowork』のスキルもそれと同じで、今やった一連の手順を覚えさせておけば、次からは『美容室予約して』と一言伝えるだけで、同じ手順を自動でやってくれるようになります。
え、次から一言で済む…! それはぜひやりたいです!
簡単ですよ。この同じチャットの中で『この一連の流れをスキルにしてほしい』と伝えるだけです。
やってみてください。
スキルにしてほしい…っと。送信しました!
すると、『Cowork』から質問が来ます。
『毎回の予約で変わる可能性がある項目はどれですか?』と聞かれていますね。
メニュー、スタイリスト、時間帯などがチェックボックスで並んでいます。
ボクは基本全部同じなんで、変わるのは日付くらいですかね。
回答すると、『Cowork』がさっきの手順をスキルとして保存してくれます。
予約サイトの操作、メニューやスタイリストの選択、カレンダーとの照合…先ほどやった一連の流れがまとめて記憶されました。
これでスキルの完成です。
え、もうできたんですか! てっきり設定画面で条件を1つずつ組み直すのかと思ってました…。
ええ、いつも通りに1回やって見せて、『スキルにして』と伝えるだけです。
作成したスキルは、画面左側のサイドバーにある『カスタマイズ』から確認できます。
『コネクタ』の上に『スキル』という項目がありますよね。
ここを開くと、今作った美容室予約のスキルが入っています。
ほんとだ、入ってますね。あれ、他にもいろいろ並んでますけど…?
公式で用意されているスキルもあります。
使いたいスキルをオンにするだけで有効になります。
自分でオリジナルのスキルを作ることもできますし、公式のものをそのまま使うこともできますよ。
へぇ、最初から使えるスキルもあるんですか!
しかもこのスキル、ただ手順を丸暗記しているわけではありません。
さっきの質問で『何が毎回変わるか』を確認していましたよね。
変わる部分と変わらない部分を理解した上で覚えてくれているんです。
だから、もし次回『今回はカットだけじゃなくてカラーもお願い』と伝えれば、メニューの部分だけ変えて実行してくれます。
一言付け足すだけで、他の設定は全部前のまま…!
ええ。ちなみに、人間の画面操作をそっくりそのまま覚えさせて、同じ動きを再生させる仕組みは昔からあるのですが、そういった仕組みは『画面の左から3番目のボタンを押す』とボタンの位置を記録しているだけなので、予約サイトの見た目が少しでも変わると動かなくなります。
でもスキルは、『カットメニューを選ぶ』『スタイリストを指名する』という目的を覚えているので、サイトの見た目が変わっても自分で正しいボタンを見つけて対応できます。
へぇ、ボタンの位置じゃなくて、やりたいことを覚えてるんですね。
それなら安心です。
ええ。では、さっそく作ったスキルを使ってみましょう。
新しいチャットを開いて、『美容室予約したい』と伝えてみてください。
美容室予約したい…っと。あ、『美容室予約スキルを実行中』って表示されてます! カレンダーの照合まで含めて、さっきと同じ手順で全部進んでますね。
ええ。一度スキルにしておけば、『予約したい』と伝えるだけで適切なスキルを実行してくれます。
美容室以外でも、例えば映画なら、見たい映画と日時を伝えるだけで、上映中の近くの映画館を評価順に調べて空席を見つけてくれます。
決済だけ自分で確認すれば、あとは全部お任せです。
それは助かります…! ボクいつも映画館のサイトを1つずつ開いて、『あ、ここ売り切れか…』『あ、ここではやってないのか…』って繰り返してるんですよ。
ホテルの予約も同じですね。出張のたびに予約サイトをいくつも開いて、予算と立地で絞り込んで比較して予約する。
こういう、条件が決まっていて毎回同じ手順で予約する作業は、ぜひスキルにしておきましょう。
それ全部一言で済むんですか…。
あっ、じゃあもしかして、今までやってきた10位から3位の活用法も全部スキルにできるってことですよね!
ええ、繰り返しやる作業であれば全部スキルにできます。
10位から3位では、マジさんが毎回指示を書いて、送信して…という手間がかかっていましたよね。
一度スキルにしておけば、その手間が全部なくなります。
一回教えたら次からは勝手にやってくれるって、めちゃくちゃ楽ですよ…!
スキルがあることで、『Cowork』は単なる便利ツールから、自分専用の仕組みに変わります。
今までAIは、使うたびに毎回ゼロから説明し直す道具でした。
でもスキルがあれば、使えば使うほど自分仕様に育っていく。
この違いはとても大きいです。1位では、さらにその先の話をしますね。
第1位:自分用のプラグインを作ってみる
Claudeの『Cowork』活用法、第1位は『自分用のプラグインを作ってみる』です
プラグイン?なんですかそれ?
スキルは1つの作業の『やり方』、プラグインはそのやり方に加えて、必要な道具や設定まで全部まとめた1つのパッケージだと思ってください
うーん、言葉だけだとまだピンとこないです……
見てもらったほうが早いでしょう。
5位で紹介した『朝のToDo整理』を、実際にプラグインにしながら説明します
たしか、メールとかチャットアプリから情報をまとめてToDoリストを作ってくれるやつでしたよね
ええ。今回は先ほど紹介した朝のToDo整理ができるプラグインを作成するために、このように伝えます。
毎朝のToDo整理をやってくれるプラグインを作りたいです。以下のプロンプトの内容が実行できるプラグインを作成してください』
え、そんな簡単でいいんですか?あ、なんか画面の右側に出てきました!
Coworkには『プラグインを作りたい』と言われたときに動く専用のスキルが、あらかじめ用意されています。
プラグインの作り方の型がもう入っていて、何を作りたいのか質問に答えていくだけでプラグインが完成します
なるほど。えっと、『ToDoリストの出力形式はどうしますか?』って聞かれてますね。
チャットに表示、マークダウンファイルに保存、って選択肢も一緒に出してくれてます
ええ。今回は両方を選択しましょうか
次は、『Slackはどのチャンネルを対象にしますか?』。
自分へのメンションとDMのみ、特定チャンネルとメンション、全チャンネルとDM……結構細かく選べるんですね
今回は『全チャンネルのメンションとDM』を選択します。
これで、GmailやSlack上で自分宛てに届いたものを漏れなく拾ってくれるようになります。
質問に答え終わるとCoworkがプラグインを作成してくれるので、少し待ちましょう。
……できましたね。朝のToDo整理プラグインの完成です。
画面左側のメニューから『カスタマイズ』を開いて『プラグイン』の項目を見てみてください。
今作ったプラグインが追加されていて、中にスキル、コネクタの2つが自動で作られています
プラグインに含まれているスキルは、『朝のToDo整理をしたい』などスキルに設定したキーワードを入力すれば自動で起動します。
プラグインに含まれているスキルを明示的に使いたい場合は、チャットでこのようにスラッシュの後にスキル名を入力するか、こちらのプラスボタンの『プラグイン』から先ほど作ったプラグインの中にあるスキルを呼び出せるようになります
なるほど、ここから選べるようになってるのか
ええ。先ほど設定したスキル、コネクタ、この2つがプラグインの中にセットされているので、『/morning-todo』と選ぶだけで先ほど設定したToDo整理を始めてくれます
質問に答えていっただけで、スキルもコネクタも全部セットで作ってくれるんですね!
ええ。そしてプラグインは、簡単に人に渡せます。
このプラグインをマジくんにもプレゼントしますので、実際に追加して使ってみてください
え、これを入れるだけで同じようなことができるようになるんですか?ボクまだ何も設定してないですけど
はい。今渡したZIPファイルをプラグインとして追加してください。
追加方法は、Coworkの画面の左側から『カスタマイズ』を押して『プラグインを参照』をクリックします。
プラグインを追加できる画面が出てくるので、自分が作ったプラグインをアップロードするために、こちらの『個人用』を選択。
『ローカルアップロード』の隣にあるプラスボタンを押して『プラグインをアップロード』。
追加で出てきた画面で『ファイルを選択』から先ほどのZIPファイルを選択して『アップロード』を押せば、プラグインの追加は完了です
あ、できました!追加されてますね!
ええ。では、今追加したプラグインを動かしてみましょう。
チャット画面で、先ほど作ったプラグインに含まれているスキルを『/morning-todo』で呼び出してみましょう
はい!『/morning-todo』っと。
これで送信します。あ、もうGmailとSlackの情報を集め始めてる……!ボク何も設定してないのに、勝手に全部やってくれてますよ!
そうなんです。ToDo整理のスキルもコネクタの接続も、全部プラグインの中に入っています。
プラグインをインストールした後、初回だけチャット上でClaudeが『GmailやSlackの設定が必要です』と案内してくれるので、表示されたボタンを押してツールにログインするだけ。
一度繋げれば、あとは『/morning-todo』と打つだけで、プラグインに設定されたコネクタと連携された状態でスキルが動き始めます
お、出てきた!ちゃんと優先順位がついてる。
プラグインをインストールしただけなのに、ここまでやってくれるんですね!
ええ。さっき私が作ったプラグインの中に、GmailやSlackとの接続設定も、ToDoの優先順位のつけ方も全部入っていました。
だからマジくんは、インストールするだけで同じことができたのです
こっちで色々設定しなくても、プラグインを入れるだけで全部使えるようになるってことか
ええ。さらにプラグインは、あとからスキルを追加して育てていくこともできます。
例えばこのToDoプラグインに、『今日はまずこれに集中しましょう』と1つに絞って提案してくれるスキルを追加したいとしましょう。
このようにチャットで指示を出して、少し待つだけです
それ欲しいです!ToDoが10個並ぶとどれからやるか迷ってるうちに昼休憩になってます
話している間に完了したようです。
このように、自分の仕事で必要な機能をどんどん足していけます。
最初に作ったプラグインは出発点で、そこから自分好みに育てていけるのがプラグインの強みです。
おぉ。プラグイン、便利ですね!
ただ、マジさん。これはただ便利な道具ができたというだけの話ではありません。
AI時代には、プラグインのように自分の仕事に特化させた道具が必要なのです。
え、どういうことですか?
今はAIに頼めば、メールの返信文も企画書のたたき台もデータ分析も、誰でもすぐに80点レベルの品質を出せる時代です。
もっと高品質なアウトプットを出し続けるには、自分の仕事専用の道具が要る。
プロの料理人が家庭用の万能包丁を使わないのと同じです。
刺身なら柳刃包丁、中華なら中華包丁と、料理に合わせた専用の包丁を使っています。
たしかに。ボクは万能包丁しか使ったことないですけど、プロはそうじゃないですね。
ええ。たとえばExcelやPowerPointなどの汎用的なツールが、いわば家庭用の万能包丁です。
誰にとっても便利ではありますが、自分の仕事にぴったり合っているわけではない。
まあたしかに、Excelとかよく使いにくいって思いますけど…でも、自分の仕事専用の道具が要るって言われても、何をしたらいいかわからないですよ…。
道具は『選ぶもの』から『作るもの』に変わったと、発想を転換してください。
先ほどお見せしたように、質問に答えていくだけでプラグインが作れて、欲しい機能もAIにチャットで伝えるだけで追加できました。
難しいことは何もなかったはずです。
そうでした!質問に答えるだけで自分専用のプラグインができちゃいましたもんね。
それならボクでもできます!
ええ。今回作ったプラグインはこちらに貼っておきますので、まずはこのプラグインを自分好みにカスタマイズするところから始めてみてください。
コネクタの設定で、SlackをTeamsに、GmailをOutlookに変えるだけでも、自分専用の道具になります。
そして、自分の仕事に合わせて育てたプラグインは、同じ仕事をしているチームのメンバーにそのまま渡すことができます。
さっきマジさんにプレゼントしたように。
チーム全員が同じ武器を使えれば、チーム全体の生産性も上がりますよ。
マスタークエスト
ここで、今回のマスタークエストです。
概要欄にある『朝のToDo整理プラグイン』、カスタマイズしてみてください。
コネクタ接続してる『Slack』を『Teams』に変える、『Googleカレンダー』を追加する。
ここから、自分専用の道具に育てていけます。
今回のまとめ
さて、今回の『Cowork活用法TOP10』を振り返ってみましょう。
第10位:デスクトップ整理
第9位:ファイル探し
第8位:ショートカット作成
第7位:PDF・画像の資料集め
第6位:メールの整理
第5位:朝のToDo整理
第4位:領収書・経費の整理
第3位:タイムスケジュールづくり
第2位:繰り返し予約のスキル化
そして第1位は、自分用のプラグインを作ってみる、でした。
マジさん、いかがでしたか。
マスター、冒頭でボク『AIの奴隷だ』って嘆いてたじゃないですか。
ええ、覚えていますよ。
でも、全然違いました。デスクトップ整理も、領収書集めも、スケジュール作りも、全部Coworkがやってくれて、ボクがやったのは毎回同じだったんです。
整理計画にOKを出すか、提案を見て変えるかどうか決めるか。
……ボクがやることは『決めること』だけだったんですね。
まさにその通りです。
……あっ。最初にマスターが言ってた——『判断に価値がある』って、このことだったのか。
あのときは正直よく分からずスルーしちゃいましたけど、作業を全部任せたら、残ったのがまさにその判断だけでした。
ええ。作業を手放すほど、人がやるべき『判断』に使える時間と余裕が増えていく。
それこそが、Coworkの本当の価値です。
本当にそうですね!まずは10位のデスクトップ整理から、今日さっそく始めます!