これさえ押さえれば取り残されない、最先端のAIニュースを1日1つお伝えします。
マジさん。ChatGPTの開発元である、あのOpenAIが『Code Red』すなわち、緊急事態宣言を発令しました。
えっ!?あのOpenAIから?
もしかして、ついにAIが反乱を起こして人類を排除し始めた…?
いえ。ターミネーターの話ではありません。
この『Code Red』ですが、実は3年前にも同じようなことがあったのを覚えていますか?
あ!覚えてますよ!
ChatGPTが出たときに、Googleがパニックになったやつ!
その通り。2022年の年末、ChatGPTが登場したときのことです。
当時、検索ビジネスが脅かされると恐怖したGoogleが、慌てて『Code Red』を出しました。
そういえば、あのときは、Googleは終わるって言われてましたよね。
ええ。そして、今度は逆にOpenAIが、Googleの猛追を受けて『Code Red』を出す側になってしまったのです。
まさかの逆転現象!GoogleはそこまでOpenAIを追い詰めていたんですか!
まさに「歴史は繰り返す」ですね。
今日は、OpenAIがなぜ今これほど焦る事態に陥っているのか、そしてこのニュースが私たちにどんな影響を与えるのか、徹底解説していきます。
いったいどんな影響があるのか、気になるところです!
Code Redで何が変わる?止まった「未来の機能」たち
まずは、今回の『Code Red』によって何が起こるのか、結論からお伝えしましょう。
お願いします!なんかとんでもないことが起きそうな予感…!
OpenAIは、今後予定していた「新機能」の開発を一旦延期し、ChatGPT本体の「賢さ」と「速さ」を磨くことに全力を注ぐと決めました。
新機能が延期?
何か予定されていた機能があったんですか?
その通りです。
実は今回の決断で、いくつかの「目玉機能」が延期になりました。
その中には、マジさんが喜ぶはずだった機能も含まれています。
えっ!?ボクが喜ぶ機能?
例えば、『ショッピングエージェント』です。
ChatGPTが買い物してくれるってことですか?
ええ。今でも『ショッピングアシスタント機能』で商品の提案まではしてくれますが、ショッピングエージェント機能は、決済もChatGPT上で完了でき、予算や好みを伝えるだけで、商品探しからセールのタイミングを見た自動購入まで、全てを代行してくれると言われています。
うわぁ、それ最高じゃないですか!
「これ買っといて」って言うだけで、Amazonのサイトを開く手間すら省けるんですね!
はい。さらに、『ヘルスケアエージェント』という構想もあったようです。
これは詳細はほとんど明らかになっていませんが、病院の予約や保険の手続きを自動で代行してくれる機能かもしれません。
面倒くさい手続きを全部やってくれるってこと?
最高すぎる…!
でも、それも延期されちゃうんですね。
はい。そして『Pulse(パルス)』と呼ばれる個人アシスタント機能の展開も延期されました。
パルス…?
バルスなら知ってますけど、滅びの呪文ですか?
違います。
これは、ユーザーの過去のチャット履歴やカレンダー、メール等を見て、朝一番に「今日はこの会議がありますよ」「昨日調べたことに関連してこんなニュースがありますよ」と、先回りして教えてくれる秘書のような機能です。
うわ、それめっちゃ欲しい!
ボク、予定をすっぽかすことが多くて上司に毎日怒られるんですよ…。
現在、月額約3万円のプロプラン限定で試験的に提供されていますが、これをより多くのユーザーに広げる計画が一度停止します。
そんなぁ…。
なんか夢のような機能ばっかりじゃないですか。
なんで全部止めちゃったんですか!?
理由はシンプルです。
「便利機能」を増やすことよりも、「ChatGPTそのもの」を賢くすることを最優先したからです。
どうして?
もう十分賢いと思いますけど。
いくら便利な機能があっても、肝心の頭脳が他社に負けていれば、いずれユーザーは離れていきます。
だからOpenAIは今、後から足せる飾り付けよりも「脳みその強化」を選んだのです。
どれだけ飾りつけても頭のよさは誤魔化せないってことか。
その通りです。
そして、この方針転換には、私たちユーザーにとって「明確なメリット」が一つあります。
メリット?
機能が減るのにですか?
はい。実はOpenAIはChatGPTの中に広告を表示する計画を進めていましたが、これも延期になりました。
おお!それは朗報!
会話の途中で広告が出てきたら嫌ですもんね。
そうですね。
さらに、OpenAI内部からのリーク情報で、『Garlic(ガーリック)』というコードネームの次世代モデルが開発中という噂もあります。
社内テストでは、すでにGoogleの最強AI『Gemini 3 Pro』を上回る性能を出しているそうです。
おぉ!ちゃんと頭脳も鍛えていたと!
なんかスタミナがありそうな名前ですね!
このように新しい機能追加はお預けになりましたが、その分、今のChatGPTがもっと賢くなる可能性が高い。
これは私たちにとって嬉しいことです。
頭良くなってくれるなら待つ甲斐はあるか…。
でもマスター、そんなに必死にならないといけないぐらいOpenAIってヤバイんですか?
なぜ今?数字で見るOpenAIの「崖っぷち」
そうですね。今すぐ潰れるといった話では全くありませんが、数字を見ると「このままいけば負ける」という未来がハッキリ見えてしまっています。
えぇ…負ける未来って、一体どんな数字が出てるんですか?
まずは「ユーザー数」です。
現在、ChatGPTを使っている人は、世界で1週間に約8億人と言われています。
8億人!
とんでもない数ですね!
やっぱダントツじゃないですか!
ええ。しかし、ライバルのGoogleが提供する『Gemini』のユーザー数は、ここ1年で異常な伸びを見せて、既に月間で6億5,000万人を超えているのです。
6億5000万!?
すぐそこまで迫ってきてますね…。
はい。実はGeminiのユーザー数は、2024年10月時点では月間約9,000万人でした。
しかし、わずか1年後の2025年10月に、7倍以上に急増したのです。
たった1年で7倍以上!?
どうしてそんなに急に増えたんですか?
主に、画像生成AI『Nano Banana』のヒットや、『Gemini 3 Pro』の圧倒的な性能の高さゆえでしょう。
そして何より、それらをAndroidやGoogleのサービスに統合することで、世界中のユーザーに即座に使ってもらうことができる「Googleエコシステム」の強さが炸裂しました。
なるほど…。
良いものを作って、それをすぐに全員に配れる力があるってことか。
そりゃ強いわけだ…。
ええ。ChatGPTは「週次」、Geminiは「月次」のユーザー数なので単純な比較はできませんが、それでも王者の背中を捉える位置まで一気に詰め寄ってきたことは間違いありません。
うわぁ、こんなスピードで追い上げられたら生きた心地しない…。
さらに深刻なのが「お金」の問題です。
OpenAIは今、とてつもない額の赤字を垂れ流しながら走っています。
赤字なんですか?
有料プランの会員もいっぱいいるでしょう?
ええ。売上自体は凄まじく、2025年の上半期だけで約30〜40億ドル、日本円で約4,600億〜6,200億円を稼いだと見られています。
スゴい!
大成功してるじゃないですか!
しかし、それ以上にお金が消えているのです。
あるリーク情報では、2025年の前半だけで、AIを動かすための「電気代やサーバー代」が、約50億ドル、日本円で約7,800億円に達したとも報じられています。
ひえぇ…。
電気代とサーバー代だけで、半年で7,800億円…。
もう稼いだ分より使ってる…!
そうですね。2025年は年間で1兆円規模の赤字になるという予測もあるぐらいです。
当然、足りない分は投資家から巨額の資金を集め続けなければ、会社が回りません。
うわぁ、自転車操業だ…。
これはサムも相当疲弊しているでしょうね。
一方でライバルのGoogleには、検索エンジンやYouTubeで稼ぎ出す「底なしの体力」があります。
あ…!そうか、GoogleはAI以外でも当然稼いでますもんね!
ええ。Google全体の売上は、たった3ヶ月で約15兆円を超えます。
この莫大な利益を、赤字を気にせずAIに注ぎ込める「桁違いの体力」があるのです。
3ヶ月で15兆円…。
戦う相手が悪すぎる…。
さらに悪いことに、敵はGoogleだけではありません。
企業向けに力を入れているAI企業『Anthropic』という会社も急成長しています。
Claudeを作ってるところですよね!
ええ。彼らの最新AI『Claude Opus 4.5』は、プログラミングの分野ですでに世界一の評価を得ています。
さらに、手堅く企業と契約を結んでいるため、OpenAIより先に黒字化するのではないかと予測されているのです。
Googleには体力で負けて、Anthropicには経営の上手さで負けてる…。
四面楚歌じゃないですか!
ええ。この状況で、小手先の新機能を作っている場合ではない、というのがOpenAIの今の本音でしょう。
なるほど…。
だから『コードレッド』なんですね。
納得しました。
検索市場の伏兵『Grok』の台頭
実は、OpenAIを追い詰めているのは、GoogleとAnthropicだけではありません。
えっ、まだ敵がいるんですか!?
もう許してあげてよ!
イーロン・マスク率いるxAIの『Grok』です。
あー、Xで使えるやつ!
でもあれって、X上で一部の人が使っているだけのイメージですけど。
そうですね。しかし、最新モデルの『Grok 4.1』は「検索能力」で、猛烈な進化を遂げているのです。
検索能力?
それならChatGPTも結構優秀ですよ?
ええ。まさにChatGPTが得意とする分野です。
ですがGrokには、ChatGPTには絶対に真似できない最強の武器があります。
それは「Xのリアルタイムデータ」。
あ!たしかに!
Xの情報ってなにかと早いですもんね!
その通りです。
今起きている事件やトレンドを調べる際、GrokはXの膨大な投稿をほとんど独占的に検索することができます。
他のAIは、一部アクセスが制限されたり、情報取得のスピードが制限されたりします。
XはGrokの独占市場になってるわけか。
そして、驚くべきは「検索速度」。
Grokは、たった1〜2秒の間に100件近いWebサイトやXの投稿をリサーチします。
検索数が多ければ良いというわけでもないですが、ChatGPTが同じ時間で10件にも満たないことを考えるとその速度は目を見張るものがあります。
100件を2秒で!?
それもう本当に調べているのかもわからないですね…。
たしかにそうですね。
ただ、「ハルシネーション」、つまり嘘をつく確率も大きな違いはないと言えます。
Xの最新情報を取得するリアルタイム検索において、『ChatGPT-5.1』の約9.6%に対し、『Grok 4.1』は約4.22%と、Grokの方が優れています。
Xではない一般的なWeb検索においてはChatGPTの方が低いものの、ほとんど変わらない差です。
なるほど。
速くて最新情報に強いって、調べ物をするならChatGPTよりGrokの方が良くないですか?
まさに、そう考えるユーザーが増えつつあると思われます。
ChatGPTの得意とする「プライベートでの検索利用」という牙城すら、今まさに崩されようとしているのです。
ユーザーは「勝ち確」?賢いAIの使い分け
うわぁ…。
OpenAI、本当に崖っぷちじゃないですか。
新機能を止めてでも必死になる理由がわかりました。
そうですね。しかしマジさん、この状況を悲観する必要はありません。
むしろ私たちユーザーにとっては「勝ち確」の状態なのです。
えっ?
期待の新機能が延期になったのに、勝ち確?
はい。見方を変えれば、各社が生き残りをかけて、必死にAIを賢くしてくれるわけです。
確かに!
ボクたちは、勝手にどんどん賢くなっていくAIを選び放題ってわけか!
ええ。今回の『Code Red』発令によって、王者ChatGPTがどこまで進化するのか。
楽しみに待ちつつ、AIを賢く使いこなしていきましょう。
はい!
AI企業たちのガチンコバトル、これからも目が離せませんね!
では本日のデイリーニュースは以上です。
また明日お会いしましょう。