これさえ押さえておけば取り残されない最先端のAIニュースを1日1つお伝えします。
今回は、誰もが好きなアーティストの声を使って曲を作る未来が訪れるかもしれない、歴史的なニュースです。
え?推しの声で曲が作れるのですか?
AIにアーティストの声や曲を学習させ、自分なりのアレンジを加える、まったく新しい曲を作るといったことが当たり前になるかもしれません。
でもそれって、著作権的に完全にアウトでは?
10月30日に発表された、音楽業界の巨人『ユニバーサルミュージックグループ』と、音楽生成AIサービス『Udio』の提携によって、実現する可能性が出てきました。
ユニバーサルミュージックグループ?
巨人というわりには聞いたことがないですね…。
ユニバーサルミュージックグループ、通称UMGとは、テイラー・スウィフトやAdo、藤井風などが所属する音楽業界最大手のレーベルです。
超大物ラインナップ!
そのUMGとUdioが提携して、一体何が変わるのですか?
この大きな転換点について、順を追ってお話しましょう。
悪者が業界の巨人を変えた日
ことの発端は、2024年6月24日。
UMGやSony Music Groupなどの大手音楽レーベルが、UdioやSunoといったAI音楽生成サービスを著作権侵害で訴えたことでした。
やはり著作権で揉めていたのですね。
訴訟内容は何ですか?
AIの学習に無許可で曲を使っていたという訴訟です。
たしかに前に音楽生成AI使っていたら、何だか聞いたことある雰囲気だなぁって思ったんです!
それで、判決はどうなったのですか?
驚くべきことに、3大音楽レーベルの一角であるUMGが、訴えていた相手のUdioと和解し、提携に踏み切りました。
訴えていた相手となぜ突然提携を…。
AI音楽生成の波は、もはや訴訟だけでは止められない。
ならば、無法地帯にルールを作り、新たな市場を創造する側に回るべきと判断したのでしょう。
AIの波は誰にも止められない…。
でも一体、どんなルールを?
UMGとUdioは和解と同時に、2026年に『許可制AI音楽制作プラットフォーム』を共同で立ち上げると発表しました。
「許可制」が創る新しい未来
『許可制』とは、なんだか堅苦しい響きですね。
具体的に何ができるようになるのでしょうか。
アーティストが公式に許可した曲や声を使い、ファンがAIを使って新しい音楽を創れるようになると考えられています。
ファンからしたら嬉しいですけど、アーティストにメリットはあるんですか?
アーティストにもメリットがあります。
自分の声や曲をファンが自由に使うことで、新たな収益源を得られるのです。
え、もしかしてアーティストの声を使うファンから利用料を取るのですか?
流石にそれでは誰も使わなくなってしまいますよ。
そういう収入源ではありません。
ファンが作成した曲によって生まれる収益が、アーティストに還元されるのです。
あ、なるほど!
ファン作曲の曲がヒットしたら、アーティストにも収益が入るわけですね。
その通りです。
また、企業がAIの学習に曲を使用する際にもアーティストに収益が入る仕組みが想定されています。
すごい!
誰しもがWin-Winの素晴らしい仕組みじゃないですか!
しかし、まだ課題は山積みです。
やはりそんなにうまい話ではないのですね。
例えばプラットフォームの利用料金や、ファンが作った曲の収益が、元のアーティストにどう分配されるのか。
具体的なモデルはまだ何も決まっていません。
うわっ、一番大事なところが…。
そもそもどこまでがアーティストの曲のコピーなのかも判断が難しそう…。
ファンが曲を生成する際に厳しいルールに縛られて、自由な創作ができなくなるのでは、という心配の声もあります。
明確なルールがないと作りづらいですね…。
しかし、重要なのは新しいルールを作ろうと動き出した、歴史的な一歩。
この事実が、音楽の未来を大きく変えるでしょう。
二次創作が公式になる日
そんなきれいごとだけで本当にうまくいくんでしょうか。
そればかりはまだ未知数ですね。
ちなみにマジさんは、好きな漫画のファンアートを描いたことはありますか?
ありますとも!
ボクの画力にかかれば、どんなキャラクターもたちまち芸術の域ですから!
それはぜひ今度見てみたいです。
漫画やイラストでは一般的になってきた二次創作の公認も、音楽業界では、これまで非公式な活動が中心でした。
しかし今回の提携で、それが公式に認められ、収益化も可能になるかもしれません。
本日のまとめ
本日の話をまとめましょう。
UMGとUdioの歴史的な和解は、単なる訴訟の終わりではありません。
これは、AIが可能にした『アーティストとファンによる創作』の始まりといえます。
AIは僕たちファンも創作に参加させてくれる、新しい時代の創作ツール、ということですね!
ただ、もちろん解決すべき課題は多く残っています。
しかし、無法地帯にルールを作ろうというこの一歩が、あなたの『推し』と創作活動ができる未来に繋がるでしょう。
なんだかワクワクしてきました!
来年、プラットフォームがリリースされた暁には大ヒットする名曲を生み出してみせますよ!
楽しみにしています。
では、本日のデイリーニュースは以上です。
また明日お会いしましょう。