【未来を操る】あなたが必要な情報を自動で届けるAI「ChatGPT Pulse」
突然ですが、マジさん。
もし未来が操れるとしたらどうしますか?
『未来を操る』ですって!?マスター、怪しい宗教にでも入ったのですか…?
今回紹介するChatGPTの新機能『Pulse』がまさに『未来を操る』ことを可能にするツールなのです。
Pulse…?いったい何ができるんです?
AIがあなたのことを理解し、毎朝『今日のあなたに必要な情報はこれです』と能動的に提案してくれるのです。
チャット履歴や連携したカレンダー・メールなどからあなたの興味・関心や現在の状況を把握し、まるで優秀な秘書のようにあなたのためのニュースを選んでくれます。
ほう、便利な機能ですね。
しかしマスター!ボクの真実を見抜く目はごまかせません!
たかがニュースで未来を操るとは大袈裟では?
いえ、先ほど説明した機能こそが、まさに未来を操るための入り口になるのです。
これから『未来を操れる』ようになった機能を体験して、AI時代の新しい考え方を理解していきましょう。
「未来を操れる」ってどういうこと?
結論から言うと、『未来を操れる』とは、AIに自分の状況や知りたい情報を伝えることで、未来の自分が知る情報や取るべき行動をコントロールできるようになることです。
つまり、未来をより良くできる確率を上げられるようになります。
ニュアンスは分かりましたが、まだなんとなくイメージが湧いていないです。
では、具体的な例を2つご紹介しましょう。
1つ目は動画編集者のAさんです。
これまでAさんは、音声の文字起こしやカット編集などの単純作業に多くの時間を費やしていました。
Aさんが『自分は動画編集者であり、文字起こしやカット編集に多くの時間を費やしている』という情報をAIにインプットしたところ、
『無音の箇所を自動でカットする方法があります』と提案してくれました。
結果、Aさんは単純作業ではなくクリエイティブな作業に集中できるようになったのです。
自分では気づけなかった効率化の方法をAIが教えてくれたのですね!
2つ目は、WebディレクターのDさんの例です。
彼はプロジェクトの管理が追いついておらず、全体のスケジュールが遅延してしまうことが頻繁にありました。
そこで、AIに『プロジェクト進捗データ』を渡して、アラートを上げてもらえるように指示したところ、
『デザイナーEさんのタスクが遅れているのでEさんのサポートが必要です』とプロジェクト全体が深刻化する前に提案してもらえるようになったのです。
リスク予測に具体的な対策まで!
AIが人間よりも先に、今必要な情報に気づいて渡してくれる。
だから失敗する未来を避けられるわけですね!
マジさんの言うとおり、実際にChatGPT Pulseは、ユーザーにとって必要な情報を提案してくれます。
しかし注意点としてChatGPT Pulseは、月額約3万円(200ドル)のProプランでしか使うことができません。
さ、3万円ですって!?ボクの1ヶ月の食費に匹敵します。
未来より財布のコントロールをしないと…。
心配いりません。実はPulseのような機能をProプランに契約しなくても再現できる方法があるので後ほど紹介します。
AIから質の高い提案をもらう方法
具体的なやり方の前に、AIから質の高い提案をもらう方法をお伝えしておきます。
それは、あなたのことを理解するための前提知識、つまりコンテキストをAIに渡しておくことです。
先ほどの動画編集者Aさんの例で言えば、『動画編集者』だというコンテキストをAIが知っていたため、動画編集の効率化を提案してくれました。
逆にコンテキストがなければ、タイピング速度を上げる練習といった凡庸な提案をしたかもしれません。
たしかにタイピング速度を上げるのは、誰にでも当てはまるような提案ですね…。
AIから質の高い提案を受けるためには、AIに必要なコンテキストを常に渡しておきましょう。
具体的にどうすれば良いかを3つ紹介します。
1つ目、『自分のことを教えておく』。2つ目、『外部ツールを連携しておく』。3つ目、『全ての質問をAIで行う』です。
ここでは、ChatGPTを使う場合を想定して説明していきます。
1つ目、『自分のことを教えておく』。
アカウントの設定にある『パーソナライズ』を開いて、ご自身の情報を丁寧に記載しておきましょう。
具体的にはこの4つを入れておくのがおすすめです。
1つ目は職業、2つ目は家族構成、3つ目は自宅や職場の住所、4つ目は使用しているデバイス・ツールです。
自分好みにカスタマイズできることは知っていましたが、具体的に何を入れればいいのか理解できました!
2つ目、『外部ツールを連携しておく』。
ChatGPTであればアカウントの設定にある『アプリとコネクター』から設定できます。
普段ご自身が使っているツールは全て連携しておきましょう。
特におすすめなのはGmailとGoogleカレンダーです。
もし使っていたらGitHub、Slack、Teamsも連携しておくと良いでしょう。
そして3つ目、『全ての質問をAIで行う』。
日々の気になる質問や思考の壁打ち相手を、全てAIで行ってください。
チャット履歴そのものがその人自身の興味・関心を表すため、AIにとっての貴重な学習データになります。
ChatGPTではPlus以上のプランを契約している方に限定されますが、『これを覚えておいて』と明示的に伝えることで情報を記憶しておいてもらうことも可能です。
何気ない会話もコンテキストになるという発想はなかったです!
Pulse機能を再現しよう
さて、コンテキストをAIに渡すことができたところで、いよいよChatGPT Pulseのような『AIから能動的に提案をもらう』機能を再現できる方法を解説します。
待ってました!これでボクも『未来の支配者』への第一歩を踏み出せます!
まずはChatGPTの通常チャットで、Pulseで受け取れるような情報を出力するプロンプトを実行します。
今から紹介するプロンプトは、全てすぐに使える状態でお渡ししますので、ここでは流れだけ押さえておいてください。
まずは、こちらのプロンプトを使いましょう。
このプロンプトに書かれていることを簡単に言うと『指定した情報源を参照して、今の自分に必要な情報や取るべき行動を提案してください』ということです。
『#参照してほしい情報源』には、先ほど連携した外部ツールやパーソナライズの情報、『#知りたい情報』には指定した情報源から自分が知りたい情報を記載します。
必要ない情報は、『#参照してほしい情報源』や『#知りたい情報』から削除して使ってください。
Pulse再現プロンプト
今の自分に必要な情報や取るべき行動を提案してもらうためのプロンプトです。
内容はシンプルですね!
さっそくプロンプトを送信してみます!
おお!今日の予定とやるべき準備が提案されています!
えっと、なになに?
『今日の3時間で修正を終わらせる目標を明確に設定しないと、明後日納期に間に合いません』…と。
すごい、まるで優秀な秘書が隣にいるかのようです!
こちらの内容をPulseのように自動で配信する方法はあるのですか?
ChatGPTにはタスクを定期実行してくれるスケジュール機能があり、プロンプトで時間を指定すれば決まった時間に毎日配信をしてくれます。
タスクの内容や時間を変えたい場合は、設定画面の『スケジュール』からいつでも編集可能です。
しかし、月額20ドルのPlusプランもしくはProプランでしか利用できないため、もし先ほどプロンプトで出力した内容が役に立つと判断したら、アップグレードしてみてもいいでしょう。
スケジュール設定プロンプト
ChatGPTのスケジュール機能で定期配信を設定するためのプロンプトです。
ちなみにPulse機能だと、今のような提案がカード形式で見やすく提案されます。
毎日見ることを考えると、Pulse機能はとても便利ですが、料金のことを考えると、まずは、今紹介したスケジュール機能から使ってみることをおすすめします。
ChatGPT以外にも似た機能がある
マスター、他にもChatGPTと同じようなことができるAIツールはあるのですか?
ええ、ありますよ。
例えば、Google製のAI『Gemini』には、ChatGPTと同様に設定したスケジュールで指定されたタスクを実行する機能があります。
ほう、ではGeminiでも代用可能ということですね!
さすがGoogle、抜かりない!
しかし、ChatGPTと比較してGeminiは連携できるツールが少ないです。
ChatGPTは多数の外部ツールを連携できるのに対して、GeminiはGoogleのツールが中心になります。
そのため、Googleのツールを多用している方以外は、ChatGPTを使うのがおすすめです。
未来への展望
今回は、私たちが『未来を操れる』ようになったという話で、実際にChatGPTで再現できる方法もご紹介しました。
ボクはこれまで、AIなんて質問に答えてくれるだけの便利な道具くらいに思っていました。
でも、今は常に未来を考えて先回りしてくれるもう一人の自分を作るような感覚です!
素晴らしい気づきですね。
この新しい技術を最大限に活用するために、今すぐやるべきなのは、AIに自分に関する情報を可能な限り渡し、最強のパートナーへと育てることです。
ボクの脳内宇宙の全てをChatGPTに叩き込みます!
まずはChatGPTのスケジュール機能を使って、未来を操る感覚を掴んでみてください。
というわけで、本日の話は以上です。
皆さんのAI活用のヒントになったら幸いです。
また次回、お会いしましょう。