マスター聞いてください…
ボク昨日も資料作りで、1日を溶かしちゃいました…
なんでマスターは同じAI使ってて、そんなに仕事が、回るんですか?
特別なことはしていません。
仕事のほとんどを、AIに丸投げしているだけです。
え、丸投げって、それ普通うまくいかないですよ!
ん?
また光った。何ですかそれ、さっきから通知めっちゃきてますけど。
AIからの仕事の完了報告ですね。
ふむ、ちょうど午後にある、仕入れ先との打ち合わせ資料ができあがったようです。
えぇ!?
コーヒー淹れてただけなのに、仕事が終わったんですか…!?
ボクがAI使うときは、画面に張り付いているのに…
あ、わかった。はじめに、めちゃくちゃ長いプロンプトを書いたんでしょう?
いえ、ご覧ください。
今朝送ったプロンプトは『午後の定例の報告資料、作っといて』。
これだけです。
それだけ!?
ボクもっと丁寧に書いてても、微妙な回答しか返ってこないですよ…
なんでマスターは、その一言で仕事が終わるんですか?
指示を送る時点ですでに、AIに必要なものが勝手に渡っているからです。
情報や権限、環境、これらの『渡し方』が重要です。
何だか、急に難しそうな話ですね…
難しく考える必要はありません。
何も渡さずに指示だけを送るなら、AIは会社やマジさんのことを何も知らない超優秀な新人と同じです。
その新人に一言『活躍しろ』とだけ言っても、活躍できるわけがありません。
うっ…たしかにそうですけど…
でもそれって、結局毎回あれこれ書いて送るってことですよね?
それが面倒で溶けてるんですよ!ボクの1日は...
ええ、普通にやれば面倒ですね。
実際、働く人はAIへの背景の説明だけで、週2時間以上を使っている、という調査もあります。
やっぱりみんな、そこに時間が溶けてるのか...。でも、マスターのAIの使い方ならもっとラクできると?
その通り。
私が日々AIを使い倒す中で自然と習慣になった、圧倒的にラクできる使い方です。
今日は、一度身につければ何も意識しなくても『AIの使い方が勝手に上手くなる習慣TOP10』をご紹介しましょう。
おぉ、意識して何かしなくても勝手に…!
ボクも目を離してる間に、仕事が終わる側になりたいです!
第10位:チャットにAIを住ませる
AIの使い方が上手くなる習慣、第10位は『チャットにAIを住ませる』です。
先ほど私のスマホに来ていた通知のひとつは、このお店のスタッフ用チャットに住んでいるAI、Claudeからでした。
え、チャットにAIが住んでる?botみたいなことですか?
イメージは近いですが、中身は全く別物です。
botにできるのは、決まった文面を決まったルールで流すことだけ。
チャットに住ませたAIなら、まるで人と会話する感覚で自由にチャットができるうえ、勝手に仕事をしてくれるのです。
勝手に仕事!?
AIってこっちから話しかけないと動かないものじゃないんですか?
実際にご覧いただくのが早いでしょう。
ちょうど今月も、私の店のシフト調整が丸ごとClaudeによって進んでいます。
わっ、普通に『Claude』がチャットで話してる…。
私が毎日使い倒している、Slackに住むAI『ClaudeTag』です。
このチャットでは、毎月20日の朝になると誰に頼まれるでもなく、Claudeがこの募集スレッドを立ててくれます。
なるほど、でもこのメッセージを毎月送るだけなら、botでいいじゃないですか?
そうですね。
ですが、スレッドを立てるだけがClaudeの仕事ではありません。
スタッフからシフト希望が共有されるたびリアクションして回収。
締切の前日には、まだ出していない人にだけ、『明日が締切です』とリマインド。
期限を過ぎた人に対しては、シフト提出の催促もやってくれるのです。
AIが人間を催促してる…!
リマインドって文面もちょっと気使うし、本当に面倒だから、これはありがたいですね…!
ええ。そして全員分集まったらシフト表の叩き台を投稿してくれます。
スタッフが足りない枠は、『土曜の夕方が1名足りません。入れる方はいますか?』と、自分から呼びかけて埋めてくれるのです。
うわ、これはすごい…!
あ、ちょうど今スタッフさんから『ごめんなさい、やっぱり金曜は難しそうです』って返信が来てますよ。
Claudeが考えていますね。もう金曜を組み直した修正案が返ってきました。
全部勝手にClaudeが反応して、返事してくれるのか…
じゃあマスターは、いったい何をしてるんです?
最後にシフト表に間違いがないかを確かめて、『ありがとう、これで確定します』とスタッフとClaudeに伝えます。
毎月のシフト調整で私がすることは、このお礼だけになりました。
シフト提出の呼びかけとか、めんどくさいこと全部やる必要ないのか…
ええ。
他にもたとえば議論が長くなったスレッドで、『この議論、整理して』の一言で整理ができたり、
議論の内容を踏まえて施策を提案させたり、なんてこともできます。
チャットにそれまでの状況が書いてあるから、AIへの説明がいらなくて楽ですね!
ちなみにこれ、他のチャットツールとかClaude以外では使えないんですか?
InstagramやMessengerのグループでも『MetaAI』というAIを招待できますよ。
LINEも年内に『Agenti』というAIをトークルームに招待できるようになる予定です。
それなら仕事じゃなくても使えますね!
ええ。
もしチャット内で意見が割れたら、『意見を仲介してまとめて』とAIに頼めば、第三者として中立にまとめてくれますよ。
それは平和だ…うちの家族旅行の行き先は毎回言い合いで決まらないので、今度メッセンジャーを使ってみます!
第9位:予定をスクショで入れる
AIの使い方が上手くなる習慣、第9位は『予定をスクショで入れる』です。
この習慣で、予定の登録は3秒で終わります。
カレンダーへの入れ忘れや、入れ間違えでやらかすことはなくなるでしょう。
それが本当ならすごいことですよ…
ボクの予定の日は大抵いつも、相手から『今どこ?』と連絡が来るんです…
もうお相手に迷惑をかけることはありません。
まずは実際に、スクショで予定を入れるやり方をご覧いただきましょう。
たとえば、このような来月出店するコーヒーの催事の日程表が、主催者からメールで届いたとき。
うわ、日付も時間も、バラバラの予定が5件も…
こういうの地味に面倒ですよね、ミスったら大変ですし。
ええ、ただ私がこの場でやることは…
これだけです。
えっ、画像を送っただけ…?
これでもう、カレンダーに全て登録されています。
え!『入れて』とも言ってないのに、5件ちゃんと並んでる…!
日付も、時間も、それに会場の場所のリンクまで…!
あらかじめAIの設定画面で、このように指示してあるのです。
指示の内容は、『予定が写った画像だけが送られてきたら、Googleカレンダーに予定を登録して。場所が分かるときは地図のリンクも付ける』というもの。
なるほど、めちゃくちゃ便利だ…!
ボクの予定はそんな綺麗な日程表とかなくて、友達とのやり取りの中で決まるんですけど、それでも大丈夫ですか?
ええ、全く問題ありません。
友人とのメッセージ、仕事のメールの案内、チャットで決まった飲み会。
予定が画面に映ってさえいれば、AIが読み取ってカレンダーに入れてくれます。
うっ…こないだの『今どこ?』の連絡も、まさに会社のSlackで決まった飲み会でした…。
ちなみに、予定が変わった場合もその場でスクショして、「変更しておいて」の一言でカレンダーに反映できます。
これなら、予定の日時が変わってて、元の時間に間違えて行っちゃうこともないですね。
ええ。カレンダーへの入れ忘れというのは、後回しにするから起きるもの。
3秒で済むなら、『あとで入れよう』と後回しにすることがなくなります。
耳が痛すぎる…
ちなみにこれって、ボクのChatGPTでも、できるんですか?
できます。
基本的にどのAIにも、あらかじめの指示を書いておける設定があります。
そこに先ほどの指示を書いて、あとは一度、AIとカレンダーを連携し、操作を常に許可しておけば良いだけです。
AIにカレンダーへの権限と指示を、あらかじめ渡しておくわけですね…!
その通りです。
最後に、この習慣を最速にするコツをひとつ。
iPhoneなら、『スクショを撮ってそのままコピー』という動作のショートカットを、本体横のアクションボタンの長押しに割り当てておくのがおすすめです。
ショートカットは、こちらのリンクからダウンロードできるのでぜひ試してみてください。
ラクに設定できるショートカットがもらえるのは、ありがたいです!
予定の管理は、『あとで入れよう』と思った時点で負け。
決まったその場で、画面ごとAIに渡して終わりにするのです。
第8位:朝、AIと話す
AIの使い方が上手くなる習慣、第8位は『朝、AIと話す』です。
私は毎朝、コーヒーを淹れながらAIと話しています。
毎朝AIと話す…?
マスター、それはちょっと寂しい人なんじゃ…?ボクが話し相手になりますよ?
お気持ち嬉しいです。ただ、さすがに毎朝は申し訳ないですね。
それにいまのAIは世界一の天才。それでいて話せば、人との会話と変わらないレベル、毎日話さないのは損です。
世界一の天才はわかるとして、『人と変わらない』は盛りすぎでしょう…。
AIの話す声って、こう、カタコトな日本語じゃないですか?
それは昔の話です。
ChatGPTの音声対話は、以前から高性能でしたが、2026年7月の大型アップデートでさらにレベルが上がりました。
マジさん、試しに音声モードを開いて話しかけてみてください。
今日の悩みでも、やることの整理でも、うまく話そうとせず思いついたことを垂れ流して構いません。
なんでもって言われても…
え、えっと、今日は打ち合わせ資料がまだ半分で、メールの返信も溜まってて…
あと何だっけ…とにかくやることが多すぎて、どれから手をつければいいのか…
でしたら、頭が冴えている朝のうちに、まず資料を30分だけ進めませんか。メールはそのあとまとめて…
あ、ごめん、やっぱりメールが先!
朝イチで返さないと、まずいやつがあるんだった。
話の途中で割り込んだのに、ちゃんと止まって聞いてくれた…
ほぼ人と会話してるのと、同じじゃないですか!
ええ、この性能には正直私も驚きました。
そしていまマジさんは、画面もキーボードも一度も触っていませんよね?
は、はい、一度も触ってないです!
そこがこの習慣の核心です。
着替える、朝食の支度をする、コーヒーを淹れる、朝の支度中、手はふさがっていても口は完全に暇をしています。
ここにAIとの会話をいれるだけで、ただ流れていた時間が生産的な時間に変わるのです。
たしかにボク何も考えずに、トーストを焼いてるだけ…
でも毎日ですよ?AIと毎日話すネタなんて、あります?
ええ。
基本私は毎朝『今日のニュースで、私が気になりそうなものを教えて』と頼んで、返ってきた話に『それどういうこと?』と聞き返しています。
これだけで、朝の情報収集が済みます。
ポッドキャストと違って、途中で質問できるのはいいですね…
さっきのマジさんのように、モヤモヤを吐き出すのもいいですし、
ただの雑談や、ちょっと気になって調べたいと思っていたことなど、なんでも構いません。
それと意外におすすめなのが、人にはちょっと言えない悩みを話すことです。
人に言えない悩み…。
例えばその、あくまで仮の話ですけど、『上司が嫌いすぎて月曜が怖い』みたいなやつでも…?
ええ、問題ありません。
AI相手なら誰にも聞かれませんし、同じ愚痴を100回しても嫌な顔ひとつされません。
この習慣を続けるコツは、ロック画面に音声モードのウィジェットを置いておくこと。寝ぼけた頭でも、ワンタップで会話を始められます。
ロック画面から一発…
それなら朝イチから、ショート動画を見ちゃうこともなさそう…!
慣れてきたら、AIへの指示や参考資料を目的別に設定しておける「プロジェクト」を作っておくのもおすすめです。
例えば、プロジェクトの指示に、しごできな上司として、1on1で私の課題を分解し、具体的なアクションプランまで落とし込んでと書いておけば、
そのプロジェクトのチャットで対話を始めた瞬間から壁打ちが始まります。
まずは明日の朝、身支度をしながら今日のニュースを聞くところから始めてみてください。
ボクはもう、今日の帰り道からデビューしちゃいますよ!
イヤホンさえ着けてれば、ただ電話してる人にしか見えないですからね!
第7位:AIに質問攻めをさせる
AIの使い方が上手くなる習慣、第7位は『AIに質問攻めをさせる』です。
AIの回答が微妙なとき、ほとんどの場合、悪いのはAIではありません。
え、AIのせいじゃないなら…まさか、ボクのせいですか?
正確には、マジさんの『伝え忘れ』です。
自分はAIに情報を渡したつもりでも、渡っていない情報が残っている。
厄介なことに、これに自分で気づくのは至難の業です。
ボクとしては、毎回ちゃんと説明してるつもりなんですけど…
ええ、誰もがそのつもりになってしまう。
だから、AIに質問させます。
使うのは、「grill-me」、「私を質問攻めにしろ」という名前のスキルです。
スキルとは、よく使う手順をAIに覚えさせておく仕組みのことで、一度覚えさせれば、いつでも呼び出せます。
それ、試したいです!
昨日AIに資料作りを頼んだら微妙なのばっかりで、結局ぜんぶ自分で作り直すことになって…
grill-meスキルを使えば、マジさんは聞かれたことに答えるだけで、昨日丸一日かけた資料と同じレベルか、それを超えるものが返ってくるはずです。
では早速、入力欄に『/grill-me』と入力して、あとは、やりたいことをそのまま伝えてください。
えっと…『明日の定例用に、企画の進捗を上司に報告する資料を作って』…送信。
あ、AIから質問が来ました!『資料はどんな形式にしますか?』か。
答えの候補まで付いてるんですね…!
ええ、選択肢のどれかを、押すだけで選べます。
それじゃあ、「スライド」でっと。
お、今度は、進捗がわかる元のデータがあれば、渡してください、か。
進捗メモがここにあるので、参照してください、っと。
次は…この資料は打ち合わせで、何ができれば成功ですか?
あっ!
明日って上司から予算のOKをもらう場でもあった…!
ボク、「進捗の報告」としか、AIに言ってなかったかも…。
「伝え忘れ」ですね。
報告するだけの資料と、予算のOKを取りにいく資料では、作りがまるで別物です。
ですよねぇ…。
次はいただいた進捗メモを見ると、一部タスクに遅れがありますね。リカバリー案とセットで見せますか?
うわ、渡したメモから気づいてる…!
リカバリー案なんて昨日の資料にも入れてなかった…。たしかに上司が突っ込んできそう…。
いまのはマジさんが、そもそもまだ考えてもいなかったことですね。
AIはこれからやるタスクに、必要なことを洗い出して、質問してきます。
だから、詰めておくべき穴まで、掘り当ててくれるのです。
すごい…!正直、侮っていました…。
じゃあ次は…
ふぅ、やっと終わった…!
いやぁ、質問、けっこう続きましたね…。
ええ。
ですが、ここで詰めておくと後の『なんか違う』というやり直しが丸ごと消えます。
結果的には、これが一番速いのです。
さて、あとは資料を作らせるだけです。
おっ、作り始めた……で、できた…!
1枚目が『追加予算のご相談』になってる…!
遅れてる件も、リカバリー案とセットで載ってる…!
これは、上司に『うん』と言わせにいく資料だ…!
質問に答えただけでこの出来です。
もうAIに情報を伝え忘れたまま、微妙な回答を読む必要はありません。
ただ聞かれたことに答えればいいのです。
質問に答えるだけ!
マスター、ボクも今日からこれ使い倒します!
ええ、ぜひ。grill-meスキルは、こちらのリンクからダウンロードして、Claudeの設定画面からアップロードするだけで、使えるようになります。
ただ、やってほしいことが明確に見えているときは、使わなくても構いません。
何が正解か自分でもまだ曖昧な頼みごとほど、グリルしてAIに質問させてください。
第6位:思ったことを、全部しゃべる
AIの使い方が上手くなる習慣、第6位は『思ったことを、全部しゃべる』です。
マジさんはAIに『この考え、正直あまり自信がないんですけど』のように伝えたことはありますか?
え、ないですよ!
そんなこと言われても、AIも困るでしょう…
いえそれが、逆なのです。
『自信がない』と言わないせいで、AIはマジさんの言った話に、合わせることしかできなくなっています。
ええ!?人聞きが悪いなぁ…
ボク、AIにそんな空気読ませるようなことした覚えないですよ?
もちろん、無意識でしょう。
ただ、AIに見えているのは打たれたテキストだけ。心の中は見えません。
心の中では迷っていても、打ったテキストが『これがいい』なら、その瞬間AIは、他のもっと良い案を探す努力をやめてしまいます。
実際に試してみましょう。
ちょうど今、秋の新作ブレンドの名前で迷っていまして、マジさん、代わりにAIへ相談してもらえますか?
いいですよ、お安い御用です!
今ある名前の案は『秋暮れ』。
正直、そこまでピンと来ていなくて、少し気取りすぎな気もしています。
ただ、夕方に飲んでほしいというイメージだけは外したくないのです。
へぇ、ボクは好きですけどね。
じゃあえっと…秋の新作コーヒーの名前の相談です。「秋暮れ」という案で考えています。イメージは夕方です。どう思いますか?
…っと、送信です!
AIから回答が返ってきましたね。おお、褒めてくれてますよ。
ほかの案で、「暮秋」「黄昏ブレンド」とか出してくれて、その上で「秋暮れがいい」って。
完璧じゃないですか?
ええ、良い答えに見えます。
ただ、私の『気取りすぎかも』という迷いは、晴れていません。
送った文面に迷いがなく、AIから見た私は『秋暮れに決めてる人』になっているからでしょう。
えっ…まあでも、『気取りすぎかも』なんて独り言みたいなこと、わざわざAIに伝えるものですかね?
その独り言こそ、AIには大事な材料なのです。
ただテキスト入力だと、そういうふわっとした内容は無意識に削ってしまいがちです。
だからこそ、しゃべってAIに伝えます。
今度は同じ相談を、音声入力でやってみましょう。
秋の新作ブレンドの名前を決めたいです。「秋暮れ」という案はあるのですが…
うーむ、正直ピンと来ていなくて、夕方に飲んでほしいイメージは絶対に外したくない、ただ、なんだか少し気取りすぎな気もしています…これって、気にしすぎだと思います?
すごい、しゃべったことが一気にテキストになった。
『ピンと来てない』まで、そのまんま入力されてる…。
ええ、それでいいのです。
ただ、最後の「?」が抜けていますね。
このままだと言い切りになって、せっかくの迷いを自分で打ち消してしまう。「?」だけ足して送信します。
あ、出てきましたね。
どれどれ、『夕まちブレンド』に『午後5時の深煎り』…さっきは『暮秋』みたいな『秋暮れ』の親戚ばっかりだったのに、今度は別の角度から考えられた名前が並んでる…!
相談の中身は、さっきと同じ。変わったのは、渡した言葉だけです。
迷いのニュアンスまで含め、私の考えがより正確に渡ったからこそ、AIは意図を汲んだ的確な提案をしてくれました。
他にも、どれくらい自信があるのか、何が引っかかっているのか、話している途中についでに思いついた別の案など、全部しゃべることが大事です。
なるほどなぁ。
ボクの頼みごとも、全部『すでに考えを決めた人』に見えてたのか…。半分は思いつきなのに…。
ええ、そして音声入力には、Amicalというツールがオススメです。
無料で、速くて、話したままがそのまま文字になる。言葉のニュアンスごと渡せます。
音声認識の正確さを求めるなら、「Aqua Voice」も定番です。
以前、Typelessという音声入力ツールをオススメしましたが、他のツールの音声認識の精度も高くなり、私は使わなくなりました。
スマホなら、ClaudeやChatGPTの音声入力機能を使うのも良いでしょう。
でもボク、絶対『えーっと』とか言っちゃいますよ。
変な文章になりそうで、恥ずかしいなぁ…。
心配いりません。相手はAIです。
『えーっと』も、『ここで迷った』という情報として汲んでくれます。きれいに話すことすら、もう必要ないのです。
第5位:100点の定義を教える
AIの使い方が上手くなる習慣、第5位は『100点の定義を教える』です。
マジさん、実はAIには毎回全力で狙っている点数があります。
『平均点』です。
平均点を狙う…?
じゃあ、AIに仕事を任せたときの当たり障りのない回答って、わざとだったんですか…!?
なんでそんな志の低いことを…
理由は、「何が100点か」を知らないからです。
ゴールがわからないとき、AIは誰からも間違いと言われない、いちばん無難な答えに置きにいきます。
えぇ?でもこっちは毎回、やってほしいことや、やり方まで丁寧に書いてるんですよ!
そうですね。
ただ、大事なのは『このレベルができたら合格』という100点の定義です。
それが書いていない指示は、どれだけ丁寧でも、AIには『いい感じにやっといて』と読めてしまいます。
うわ、『いい感じにやっといて』ってうちの上司の十八番ですよ…。
それで資料を作って持っていったら『うーん、なんか違うんだよなぁ』っていつも言われて。
AIの回答に『なんか違う』と感じるのと同じですね。
実は、AIの使い方が上手い人は、AIに細かいやり方をほとんど説明しません。
その代わりに、こういうものが欲しいという正解例を渡すのです。
え、やり方の説明はいらないんですか?
ええ。
たとえば企画書をAIに作ってほしいなら、過去いちばん出来の良かったものを添えて、『過去別の企画で作った添付の企画書を正解例として参考にして』と教えます。
えぇ、そんな雑ぶりで良いんですね。
ボクはその指示振られたらしんどいですけど。
正解例さえ教えていれば、AIにはむしろ雑ぶりするぐらいがちょうど良いのです。
100点の条件を言葉だけで並べても、大抵ぜんぶは書ききれません。
文章の温度感、説明の細かさ、言葉にしきれない100点の情報が正解例には丸ごと入っていますから。
なるほど…『こういうやつ!』って見せる方が渡せる情報が正確で多いってことか…。
その通り。
もし合格がはっきりしている仕事なら、「条件を書く」のも効果的です。
先日、新メニューの案を原価率と一緒に出してもらったときは、この一行を添えました。
「原価率は30%未満なら合格」。
条件が書いてあれば、AIは提出する前に、自分で答え合わせができるのです。
答え合わせしてくれるのは良いですね!
当たり前の指摘をするのって、疲れそうですし…。あ、じゃあ、初めてやる仕事はどうするんです?
正解例も条件も何にもないですよ!
そのときは、最初の1つを自分の手で仕上げ切るしかありません。
ですがそれが一番はやいです。
100点が自分でも見えないまま、AIに何度もやり直させるほうが、よほど遠回りですから。
うぅ、結局、最初の1個は自力なんですね…
ただし、叩き台から手で書く必要はありません。
そこでAIへの指示に足して欲しいのが、この一言。
私を唸らせる企画書を作って。
ええ!?なんですかそれ!
それこそ、うちの上司の「いい感じにやっといて」と同じ雑さじゃないですか!
ええ、雑さは同じですね。
ただ『いい感じに』は、無難でも許されますが『唸らせて』は、無難では許されません。
この一言で、AIは平均の外側を探しはじめるのです。
この一言の効果は日々私自身が体感しています。
AIの進化で使える一言はいずれ変わる可能性がありますが、その時はまた最新のフレーズをご紹介しましょう。
たった一言でそんなに変わるんですね…!
今日からAIには、毎回ボクを唸らせてもらいましょう!
ええぜひ。ですが、一番大事なのは正解例です。
頼む前に、100点の定義を渡す。たったそれだけで、世界一の天才であるAIの恩恵を感じられるはずです。
第4位:二度とやらない仕事を、毎週決める
AIの使い方が上手くなる習慣、第4位は『二度とやらない仕事を、毎週決める』です。
やらない仕事を、決める…?
でもボクが『議事録は、もうやりません』なんて言ったら、上司に怒られて終わりですよ。
言うだけならそうなりますね。やめても誰も困らない状態を作ってからやめるのです。
おかげで私の仕事は、毎週1つずつ減り続けています。
毎週減り続ける!?ボクのタスクは、増える一方なんですけど…!
一体何をすれば仕事を減らせるんですか?
仕事を減らすためには、カレンダーに毎週、2時間だけ『仕事をなくす時間』を入れてください。
時間が来たら、仕事を1つ選んでなくす。やることはそれだけです。
え…それだけ?
それで仕事が減るなら、みんなやってるはずでしょう。
ええ、誰にでもできることです。
でも実際には、ほとんど誰もやっていません。
だって、わざわざカレンダーに入れる必要ってあります?
ええ。
目の前の仕事に追われているときに、『この仕事、もっと効率的にできないのか』や『そもそも要るのか』という問いはなかなか浮かびません。
浮かんだとしても『来週やろう』と思いつつ、その考えはいつの間にか消えているでしょう。
だから、意志に頼るのではなく予定で押さえる。そして、同僚や身近な人を誘って約束にする。
ここまでやるのです。
予定を入れることで、やらないといけない環境を作ると…。
でも肝心の『仕事をなくす』って、実際どうやるんです?そこができなきゃ机上の空論ですよ。
基本はAIに任せるか、AIで自動化ツールを作るか、そもそもやらないかです。
せっかくですから、いまここで1つ、マジさんの仕事をなくしてみましょうか。毎週やっている面倒な仕事ありますか?
毎週…あっ、月曜にAIニュースをまとめることですね。
最近上司の思いつきで始まって、1週間のAI関連のニュースをボクが調べて、Slackでチームに共有してるんです。
毎回なんだかんだ、2、3時間はかかってて…
ではその仕事を、AIに任せてなくしましょう。
使うのは、Claudeの「ルーティン」。
AIが事前に指示した、タスクを定期的にやってくれる機能です。
Claudeのアプリから、コードを選択。ここから、ルーティンの画面を開きます。
マジさん、ニュースまとめの投稿先を教えていただけますか?
えっと、投稿先は『#AIニュース共有』ってチャンネルです!
では、こう入力します。
『毎週月曜の朝8時に、この1週間のAIの重要ニュースを調べて、見やすいまとめを#AIニュース共有チャンネルに投稿して』。と。
はい、これで登録できました。
え、これでもう終わりですか…?
ええこれで毎週月曜、AIが勝手に働きます。マジさんのパソコンが、閉じていてもです。
試しにいま1回だけ、動かしてみましょう。
お、動き出した…。
あとは待つだけです。
少し待ってマジさん、チームのチャットを、開いてみてください。
え…あっ来てる!
要点もわかりやすい…
ボクの毎週2時間はなんだったんだ…
もうこの仕事をマジさんがやる必要はありません。
私も以前、この『なくす時間』でコーヒー豆の発注の仕事を消しました。
在庫管理から発注までできるツールを、AIと作って毎週の3時間を消したのです。
自動化ツールを自作...!さすがマスターですね。
そして、いちばん強力な仕事のなくし方が残っています。
『そもそも、やらない』です。
ええ?それってただのサボりじゃ...。
いえ、実は『やる必要のない仕事』というのは、意外とあるものです。
私がこの習慣を始めた頃に消したのは、毎週作っていた商品の売れ筋の集計表でした。
見直してみたら、もうその表を見て何か決めることがなくなっていたのです。
そもそもやる意味がないことには意外と気づけないものですね。
た、たしかに…作って満足してるだけの資料、うちの会社にも絶対ありそう…!
そして毎週AIで仕事をなくしていると、いまのAIに何ができて、何が難しいのかが肌でわかってきます。
するとあの仕事も、もう任せられそうと、なくせる仕事が次々に見えてきます。
忙しい毎日の中で、2時間も確保するのは確かに大変です。
しかし、未来の何十時間を消してくれる、効率化の2時間を、ケチるべきではないと私は考えています。
たしかに…来週からずっと時間が浮くんですもんね…
よし、ボクも来週の月曜から同僚を誘って、カレンダーに2時間入れます!
第3位:美容室を予約させる
AIの使い方が上手くなる習慣、第3位は、「美容室を予約させる」です。
マジさん、突然ですが、私のパソコンを見ていてください。
「美容室、予約しておいて」送信。
えっ、なんですか急に!?
…ん、「ブラウザを操作します」…?
おぉ!Chromeが勝手に動いてる…!
ええ、あとは、後ほどチャットで提案される日時を承認するだけで予約が完了します。
いやいや、無理でしょう!?
お店も、日にちの希望も、何も言ってないじゃないですか…!
雑ぶりにも程がありますよ?
普通はそう思います。ですが、ご覧ください。
もう、私の行きつけの店の予約ページに入っています。
えぇほんとだ…!
なんで行きつけのお店までわかるんです?
お店の名前、ひとことも言ってないのに…!
先にぜんぶ、『スキル』という形でClaudeに教えてあるからです。
行きつけの店、いつもの担当、希望の曜日や時間帯などの制約条件を教えてあります。
あ、スキルって、さっき言ってたgrill-meと同じ仕組みですか!
だから、あの雑な一言でも動けるんだ…
ちなみに、Claudeがブラウザを操作できているのは、『ClaudeinChrome』という公式の拡張機能を有効にしているからです。
Claudeがブラウザ画面を見て、人間と同じようにクリックやテキスト入力などの操作もできるようになります。
なるほど…!
でもさっきお願いを打ってたのは、いつものClaudeのチャットですよね?
ええ、正確には、チャットから切り替えて使う『Cowork』という機能です。
ただテキストで答えてくれるだけのチャットと違い、実際にパソコンを触って、ブラウザ操作やフォルダ整理などの作業までやってくれます。
今回の予約やファイル整理のような仕事ではCoworkを使うのです。
そんな機能があったなんて知らなかった…
あ、今度は、マスターのカレンダーから空いてるところを探してるみたいですね!
ボクはいつもこの日程決めが面倒で、美容室を後回しにしちゃうんですよ!
さて確認が来ましたね。『水曜17時か、金曜19時』。
では『金曜』を選びます。
あ、また動き出した!え、もうこれで予約完了したんですか…
ほんとに取れちゃった…!
ええ、今回私が打ったのは、お願いと日程の返事、このふたつだけです。
いやでも、それって、さっき言ってたスキルのおかげなんですよね?
それをつくるのが大変なんじゃないですか?
実は、スキルを作るのもClaudeがやってくれます。
スキルがない状態で、「美容室を予約したい」と Coworkに頼むと、Claudeのほうから、どこの店ですか、メニューは、日時はと聞いてくれます。
あとは答えて、確認にOKを返すだけ。
そして最後、予約が完了したあとに一言、「次からは、日程の確認だけで予約できるように、スキルにしておいて」と伝えるだけです。
たったそれだけでいいのか…!
でも、待てよ。これって、ボクのアカウントをAIに触らせるってことですよね…
パスワードとかを渡すのはさすがに怖いんですけど…
パスワードは渡しません。
ログインが済んだ私のChromeブラウザを貸しているだけです。
ログイン状態が維持されていればClaudeはパスワードを知らなくても働いてくれます。
なるほど…じゃあこれ、美容室じゃなくてもいけますよね?
ボク、歯医者も、出張のホテルも、宅配の再配達も、全部ポチポチが面倒で後回しなんですけど…!
そうですね。全部Coworkに頼めば終わります。
実は私、ネットの予約は基本、自分では取っていません。
面倒なポチポチ作業は、AIの仕事になりました。
よし、ボクも今夜『美容室を予約したい』から始めます!
流石にそろそろ髪を切らないといけないので!
第2位:スマホからPCを動かす
AIの使い方が上手くなる習慣、第2位は『スマホからPCを動かす』です。
仕事は、PCの前に座ってやるもの。実はもうこの常識は終わっています。
これは大きく出ましたね、マスター。
でも、スマホで仕事なんていっても、現実はまだまだじゃないですか?
まさに昨日の夜、オフィスを出ちゃったあとに上司から『資料の数字、全然違くない?』って連絡きて、
資料のファイルはオフィスのPCの中だからもう手遅れでしたよ。今朝しっかり説教されました。
それは災難でしたね。ですが、マジさんは昨日、PCをつけたまま帰ること。それさえやっておけば、問題ありませんでした。
えっと…はい?
オフィスのPCが起動していれば、資料の修正も部長への報告も、昨日の帰り道にスマホのClaudeアプリの中で終わっていたのです。
え、いやいや、だから、ファイルは会社のPCの中なんですって…!
それが、ClaudeのDispatchという、機能を使えば、スマホからPCのClaudeを動かして仕事ができます。
実際にお見せしましょう。ちょうどこのPCに修正しようと思っていたファイルがあるので、スマホからClaudeに頼んで修正してみます。
ディスパッチ…?サンドイッチみたいな名前ですね。
では、Claudeのスマホアプリからこちらの画面を開いて、『仕入れフォルダにある価格表、マンデリンの仕入れ値が来月から1kgあたり3,200円に上がります。反映しておいて』と、送信します。
なんか動いてますね…。あ、PC側でも勝手に動いてる…!
スマホしか触ってないのに、仕事はPCの中で進んでるんですか…?
はい、あとは完了報告が来るのを待つだけです。
少し時間がかかるので、コーヒーを一杯淹れましょうか。
はい、いただきます!
終わったようです、ご覧ください。どこを変えてどう計算し直したかを共有してくれています。
こちらを開くと、修正後の画面のスクリーンショットで、どのような操作をしたのかもわかるようになっていますね。
うわ、これなら、パソコンを開かなくてもちゃんと修正されてることがわかりますね!
PCで実際のファイルを確認しても、この通りちゃんと変わっています。
そして続いて、「この新しい価格表を、Slackのスタッフ連絡のチャンネルで共有しておいて」と。
少し待つと共有してくれました。
えぇ、チャットでの共有まで!
じゃあファイル修正して、そのまま上司に共有するところまでできちゃうのか!
ええ、スマホとPCの距離が離れても問題なく動きます。
昨日のマジさんもPCをつけたまま帰ってさえいれば、電車の中で修正を投げて、家に着く前に報告まで終わっていました。
く、昨夜のボクに教えてあげたいです…。
ちなみに、契約している料金プランによりますが、スマホから新しいタスクを投げるだけでなく、PCでClaudeを使って作業していたやりかけの仕事を、スマホで引き継ぐこともできます。
スマホ画面の、こちらのコワークのタブや、プログラミングならコードのタブから操作を引き継げます。
じゃあ、あとは帰りながら仕事しますって言って、早退することもできちゃいますね!
ただ、ひとつだけ注意を。
会社のPCを外から動かすことは、セキュリティの観点で禁止されている会社も多いです。
お勤めの方は、必ず確認してください。
一応、ボクも確認しておかないと…。
ええ、ちなみにChatGPTでも、Claudeと同じようにスマホアプリからPCを操作できます。
ただどちらの場合も、使い始めにPC上での設定が必要です。
あとはPCの電源が切れないようにさえしておけば、いつでもスマホから指示するだけで、PCにいるClaudeやChatGPTが代わりに仕事してくれるのです。
AIが一度に働ける時間がどんどん延びている今、通知が来たときにだけスマホを見て指示するという使い方は、これからのスタンダードになっていくでしょう。
これからはボクの代わりにClaudeがPCに張り付いてくれるってことか!
次に帰り道で上司から何か来ても、電車を降りる前に「直しました」って返してやりますよ!
第1位:GitHubリポジトリを使う
AIの使い方が上手くなる習慣第1位は、『GitHubリポジトリを使う』です。
ギットハブ・リポジトリ…?
あ、あれですよね、えっと…すみません。なんでしたっけ?
マジさんが知らないのも無理はありません。
GitHubリポジトリとは、端的に言えば、文章が記載された、ファイルを保存できる場所です。
これがないと、もう私の仕事は成り立たないでしょう。
し、仕事が成り立たない…?
ただのファイルの保存場所がないだけでですか…?
ええ、GitHubリポジトリがあるから、私はAIに仕事を頼むとき、資料を渡すことも背景状況をくまなく説明することもせずに済んでいます。
使っているだけで何も意識しないうちに、AIの恩恵を受けられるようになるのです。
い、いいことしか言ってない…、なんだか逆に怪しいですよ…?
では、実際にどれだけ便利なのかお見せしましょう。
来月コーヒーの催事に出店するのですが、その企画書がまだできていません。
いまここで、GitHubリポジトリにある資料をもとに、AIに企画書作成を丸投げしてみます。
使うツールは、このCursor。
AIエディターと呼ばれるツールで、GitHubリポジトリにあるファイルを編集するのにオススメです。
右にリポジトリに入っているファイルの一覧、
ファイルを選ぶと、真ん中にそのファイルの中身が開きます。
そして左が、AIと自由に話せるチャット欄です。
なんだか複雑なツールですね…。
心配ありません。難しそうに見えるのは最初だけ。
わからないことは全て、このチャット欄でAIに聞けば教えてくれます。
では、AIに企画書を作ってもらいましょう。
『過去の企画書と議事録を読んで、次の催事の企画書を作って』、送信。
相変わらず雑な頼み方…
ほんとにそれだけで、大丈夫なんですか…?
ご覧ください。
チャット欄に、AIがいま読んでいるファイルの名前が、次々と出ています。
議事録も読みに行きましたね。その他、企画書を作るためにどのファイルを読んでおくべきかも、AIが自分で考えて選んでいるのです。
え、参考にする情報すらもAIが自分で考えて探してる…?すごい…!
あれそういえばマスター、このファイルの名前の最後についてる『.md』って、なんでしたっけ?
マークダウンという文章の書き方のひとつですね。
AIにとっても人間にとっても読みやすい文章形式で、一度CursorでAIにマークダウン形式で文書を書くよう指示すれば、基本勝手にAIが同じ形式で書いてくれます。
さて、企画書ができあがったようです。
ふむ、目玉企画の欄をご覧ください。『新作ブレンド試飲会』と書いてありますね。
先ほどAIが読んでいた議事録の決定がしっかり反映されています。
へぇほんとだ、議事録の決定事項をもとに書いてある…!
過去の企画書を参考に会議の決定を確認してって、人間が企画書を作るときの動きと一緒だ。
ええ、AIは開いているリポジトリの内容を全て読めます。
文章を読める環境さえあれば、AIも人間と同じ動きができるのです。
そしてオンライン上でも、ファイルを見ることができます。
こちらが「GitHub」というサービスの画面、その中に作る、自分専用のファイルの置き場が「リポジトリ」です。
エンジニアがプログラムを入れておく場所としてよく使われるものですが、プログラムに限らず文章全般で使えます。
先ほどの企画書も議事録も、ぜんぶここに入っています。
なるほど…オンライン上にファイルが全部あるってことは、PCが手元になくてもいじれるってことですか?
まさにその通り、スマホのClaudeアプリも、第10位でチャットに住ませたSlackのAIも、
一度GitHubリポジトリと接続さえすれば、どこからでもリポジトリのファイルを読めるし編集できるのです。
うわ、だからマスターは、スマホから簡単な指示をするだけで仕事ができていたんですね…
でも、これって、Googleドライブとかでもいいんじゃないですか…?
鋭いですね。
実はGitHubには、Google Drive にはない、重要な仕組みがあります。
「Git」というファイルの変更履歴を記録してくれる仕組みです。
AIが勝手にファイルを書き換えるのは、本当は怖いこと。
ですがGitの仕組みがあるGitHubリポジトリなら、誰がいつどこを変えたのか、すべての変更が履歴に残ります。
いまAIが変えた場所も、このように色付きで見える。
私はどこが変わったかを確かめるだけです。
変えたところが一目瞭然…
でももし、確認しない間に間違って書き換えられてたら?
問題ありません。
AIに「この時の状態に戻して」と言うだけで、
ご覧のとおり一瞬で元通りです。
何が起きても、あとから全部変更が確認できて、いつでも戻せる。だから私は安心して、AIに丸投げできるのです。
この仕組みがない状態では、AIに好き勝手に仕事させることなどできません。
す、すごい…!
この仕組みを作り上げた人たちに、リスペクトですよ!
そうですね。
先ほど紹介した『Git』は仕組みが複雑で、理解して使いこなすのが大変でした。
でも今は、AIの進歩のおかげで、やりたいことをAIに言うだけで誰でも使えます。
リポジトリを使い始めると、会社の情報や会議で決めたことが流れて消えず、文章として溜まっていく。
AIが読める情報が増えるほど、AIは賢く働きます。
リポジトリを使っているだけで、AIの性能が勝手に上がっていくのです。
何もしなくてもAIがどんどん賢くなっていくと!
ボクも、さっそく使いたくなってきました!
ええ、そしてチームでリポジトリを共有すれば、生産性はさらに跳ね上がります。
ですが、一人でも十分。無料で自分だけの鍵付きのリポジトリを作れますから、すべては仕事の情報をAIが自由に読める環境を作ることから始まるのです。
マスタークエスト
ここで、今回のマスタークエストです。
GitHubで、自分だけのリポジトリを作ってみてください。
仕事の資料を貯めていけば、AIが自然と賢くなっていきます。
今回のまとめ
さて、今回の『AIの使い方が上手くなる習慣TOP10』を振り返りましょう。
第10位『チャットにAIを住ませる』
第9位『予定をスクショで入れる』
第8位『朝、AIと話す』
第7位『AIに質問攻めをさせる』
第6位『思ったことを、全部しゃべる』
第5位『100点の定義を教える』
第4位『二度とやらない仕事を、毎週決める』
第3位『美容室を予約させる』
第2位『スマホからPCを動かす』
そして第1位は、『GitHubリポジトリを使う』、でした。
こうして振り返ると…マスター、今日一度も『違う、そうじゃなくて』ってAIにダメ出ししてなかったですね。
ボクなんて毎日AIとの押し問答だけで時間が溶けてたのに…。
ええ、情報や権限が先に渡ってさえいれば、やり取りを重ねずとも、AIは初めから質の高い回答を返してくれるのです。
本当にそうでした。それに気づいたんです。
ボク、画面に張りついてAIとやり取りしてる時間に『仕事してる感』を感じてたんだって。
一生懸命に働いてる気になって、それでよしとしてた。
多分そのせいで、AIに丸投げなんて無理だとハナから決めつけちゃってたんです…。
マジさん、気にすることはありません。
手を動かしていれば、働いている実感が湧くのも自然なことです。
ただ今日ご紹介したように、AIへの指示はもう頑張らなくてよくなりました。
そっか、ボク、頑張るところを間違えてたんですね…
ずっとAIへの指示にばかり目がいってましたけど、本当に頑張るべきは指示を送る前でした…
まさにその通りです。
勝負は、AIに指示を送る前に決まっている。そして今日ご紹介した習慣を身につけてしまえば頑張る必要すらなく、AIが優れた回答を出せるようになっていくのです。
よし…!マスター、コーヒーをもう一杯ください!
飲みながら、さっそく初めてのGitHubリポジトリを作っちゃいます!
ええ、すぐにお淹れしましょう。
このコーヒーを飲み終える頃には、マジさんのスマホも、仕事の完了報告が鳴りっぱなしかもしれませんね。