LINELINEで新着マガジン通知を受け取る
2026.08.13
作業効率化
初級

【全部丸投げ】AIの使い方が上手くなる習慣TOP10

真面目な人ほど損します。AIにあれこれ伝えても答えは平均点。足りないのは毎日の「習慣」です。今回は、日々勝手にAIの使い方が上手くなる「習慣TOP10」をご紹介。目を離している間に仕事が終わる毎日が始まります。

X

LINE

Facebook

マジくん

マスター聞いてください…

マジくん

ボク昨日も資料作りで、1日を溶かしちゃいました…

マジくん

なんでマスターは同じAI使ってて、そんなに仕事が、回るんですか?

マスター

特別なことはしていません。

マスター

仕事のほとんどを、AIに丸投げしているだけです。

マジくん

え、丸投げって、それ普通うまくいかないですよ!

マジくん

ん?

マジくん

また光った。何ですかそれ、さっきから通知めっちゃきてますけど。

マスター

AIからの仕事の完了報告ですね。

マスター

ふむ、ちょうど午後にある、仕入れ先との打ち合わせ資料ができあがったようです。

マジくん

えぇ!?

マジくん

コーヒー淹れてただけなのに、仕事が終わったんですか…!?

マジくん

ボクがAI使うときは、画面に張り付いているのに…

マジくん

あ、わかった。はじめに、めちゃくちゃ長いプロンプトを書いたんでしょう?

マスター

いえ、ご覧ください。

マスター

今朝送ったプロンプトは『午後の定例の報告資料、作っといて』

マスター

これだけです。

マジくん

それだけ!?

マジくん

ボクもっと丁寧に書いてても、微妙な回答しか返ってこないですよ…

マジくん

なんでマスターは、その一言で仕事が終わるんですか?

マスター

指示を送る時点ですでに、AIに必要なものが勝手に渡っているからです。

マスター

情報や権限、環境、これらの『渡し方』が重要です。

マジくん

何だか、急に難しそうな話ですね…

マスター

難しく考える必要はありません。

マスター

何も渡さずに指示だけを送るなら、AIは会社やマジさんのことを何も知らない超優秀な新人と同じです。

マスター

その新人に一言『活躍しろ』とだけ言っても、活躍できるわけがありません

マジくん

うっ…たしかにそうですけど…

マジくん

でもそれって、結局毎回あれこれ書いて送るってことですよね?

マジくん

それが面倒で溶けてるんですよ!ボクの1日は...

マスター

ええ、普通にやれば面倒ですね。

マスター

実際、働く人はAIへの背景の説明だけで、週2時間以上を使っている、という調査もあります。

マジくん

やっぱりみんな、そこに時間が溶けてるのか...。でも、マスターのAIの使い方ならもっとラクできると?

マスター

その通り。

マスター

私が日々AIを使い倒す中で自然と習慣になった、圧倒的にラクできる使い方です

マスター

今日は、一度身につければ何も意識しなくても『AIの使い方が勝手に上手くなる習慣TOP10』をご紹介しましょう。

マジくん

おぉ、意識して何かしなくても勝手に…!

マジくん

ボクも目を離してる間に、仕事が終わる側になりたいです!

第10位:チャットにAIを住ませる

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第10位は『チャットにAIを住ませる』です。

マスター

先ほど私のスマホに来ていた通知のひとつは、このお店のスタッフ用チャットに住んでいるAI、Claudeからでした

マジくん

え、チャットにAIが住んでる?botみたいなことですか?

マスター

イメージは近いですが、中身は全く別物です。

マスター

botにできるのは、決まった文面を決まったルールで流すことだけ。

マスター

チャットに住ませたAIなら、まるで人と会話する感覚で自由にチャットができるうえ、勝手に仕事をしてくれるのです。

マジくん

勝手に仕事!?

マジくん

AIってこっちから話しかけないと動かないものじゃないんですか?

マスター

実際にご覧いただくのが早いでしょう。

マスター

ちょうど今月も、私の店のシフト調整が丸ごとClaudeによって進んでいます。

マジくん

わっ、普通に『Claude』がチャットで話してる…。

マスター

私が毎日使い倒している、Slackに住むAI『ClaudeTag』です

マスター

このチャットでは、毎月20日の朝になると誰に頼まれるでもなく、Claudeがこの募集スレッドを立ててくれます。

マジくん

なるほど、でもこのメッセージを毎月送るだけなら、botでいいじゃないですか?

マスター

そうですね。

マスター

ですが、スレッドを立てるだけがClaudeの仕事ではありません。

マスター

スタッフからシフト希望が共有されるたびリアクションして回収

マスター

締切の前日には、まだ出していない人にだけ、『明日が締切です』とリマインド

マスター

期限を過ぎた人に対しては、シフト提出の催促もやってくれるのです。

マジくん

AIが人間を催促してる…!

マジくん

リマインドって文面もちょっと気使うし、本当に面倒だから、これはありがたいですね…!

マスター

ええ。そして全員分集まったらシフト表の叩き台を投稿してくれます。

マスター

スタッフが足りない枠は、『土曜の夕方が1名足りません。入れる方はいますか?』と、自分から呼びかけて埋めてくれるのです。

マジくん

うわ、これはすごい…!

マジくん

あ、ちょうど今スタッフさんから『ごめんなさい、やっぱり金曜は難しそうです』って返信が来てますよ。

マスター

Claudeが考えていますね。もう金曜を組み直した修正案が返ってきました。

マジくん

全部勝手にClaudeが反応して、返事してくれるのか…

マジくん

じゃあマスターは、いったい何をしてるんです?

マスター

最後にシフト表に間違いがないかを確かめて、『ありがとう、これで確定します』とスタッフとClaudeに伝えます。

マスター

毎月のシフト調整で私がすることは、このお礼だけになりました。

マジくん

シフト提出の呼びかけとか、めんどくさいこと全部やる必要ないのか…

マスター

ええ。

マスター

他にもたとえば議論が長くなったスレッドで、『この議論、整理して』の一言で整理ができたり、

マスター

議論の内容を踏まえて施策を提案させたり、なんてこともできます。

マジくん

チャットにそれまでの状況が書いてあるから、AIへの説明がいらなくて楽ですね!

マジくん

ちなみにこれ、他のチャットツールとかClaude以外では使えないんですか?

マスター

InstagramやMessengerのグループでも『MetaAI』というAIを招待できますよ。

マスター

LINEも年内に『Agenti』というAIをトークルームに招待できるようになる予定です

マジくん

それなら仕事じゃなくても使えますね!

マスター

ええ。

マスター

もしチャット内で意見が割れたら、『意見を仲介してまとめて』とAIに頼めば、第三者として中立にまとめてくれますよ

マジくん

それは平和だ…うちの家族旅行の行き先は毎回言い合いで決まらないので、今度メッセンジャーを使ってみます!

第9位:予定をスクショで入れる

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第9位は『予定をスクショで入れる』です。

マスター

この習慣で、予定の登録は3秒で終わります

マスター

カレンダーへの入れ忘れや、入れ間違えでやらかすことはなくなるでしょう。

マジくん

それが本当ならすごいことですよ…

マジくん

ボクの予定の日は大抵いつも、相手から『今どこ?』と連絡が来るんです…

マスター

もうお相手に迷惑をかけることはありません。

マスター

まずは実際に、スクショで予定を入れるやり方をご覧いただきましょう。

マスター

たとえば、このような来月出店するコーヒーの催事の日程表が、主催者からメールで届いたとき。

マジくん

うわ、日付も時間も、バラバラの予定が5件も…

マジくん

こういうの地味に面倒ですよね、ミスったら大変ですし。

マスター

ええ、ただ私がこの場でやることは…

マスター

これだけです。

マジくん

えっ、画像を送っただけ…?

マスター

これでもう、カレンダーに全て登録されています

マジくん

え!『入れて』とも言ってないのに、5件ちゃんと並んでる…!

マジくん

日付も、時間も、それに会場の場所のリンクまで…!

マスター

あらかじめAIの設定画面で、このように指示してあるのです。

マスター

指示の内容は、『予定が写った画像だけが送られてきたら、Googleカレンダーに予定を登録して。場所が分かるときは地図のリンクも付ける』というもの。

マジくん

なるほど、めちゃくちゃ便利だ…!

マジくん

ボクの予定はそんな綺麗な日程表とかなくて、友達とのやり取りの中で決まるんですけど、それでも大丈夫ですか?

マスター

ええ、全く問題ありません。

マスター

友人とのメッセージ、仕事のメールの案内、チャットで決まった飲み会。

マスター

予定が画面に映ってさえいれば、AIが読み取ってカレンダーに入れてくれます

マジくん

うっ…こないだの『今どこ?』の連絡も、まさに会社のSlackで決まった飲み会でした…。

マスター

ちなみに、予定が変わった場合もその場でスクショして、「変更しておいて」の一言でカレンダーに反映できます

マジくん

これなら、予定の日時が変わってて、元の時間に間違えて行っちゃうこともないですね。

マスター

ええ。カレンダーへの入れ忘れというのは、後回しにするから起きるもの。

マスター

3秒で済むなら、『あとで入れよう』と後回しにすることがなくなります

マジくん

耳が痛すぎる…

マジくん

ちなみにこれって、ボクのChatGPTでも、できるんですか?

マスター

できます。

マスター

基本的にどのAIにも、あらかじめの指示を書いておける設定があります。

マスター

そこに先ほどの指示を書いて、あとは一度、AIとカレンダーを連携し、操作を常に許可しておけば良いだけです。

マジくん

AIにカレンダーへの権限と指示を、あらかじめ渡しておくわけですね…!

マスター

その通りです。

マスター

最後に、この習慣を最速にするコツをひとつ。

マスター

iPhoneなら、『スクショを撮ってそのままコピー』という動作のショートカットを、本体横のアクションボタンの長押しに割り当てておくのがおすすめです。

マスター

ショートカットは、こちらのリンクからダウンロードできるのでぜひ試してみてください。

マジくん

ラクに設定できるショートカットがもらえるのは、ありがたいです!

マスター

予定の管理は、『あとで入れよう』と思った時点で負け

マスター

決まったその場で、画面ごとAIに渡して終わりにするのです。

第8位:朝、AIと話す

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第8位は『朝、AIと話す』です。

マスター

私は毎朝、コーヒーを淹れながらAIと話しています。

マジくん

毎朝AIと話す…?

マジくん

マスター、それはちょっと寂しい人なんじゃ…?ボクが話し相手になりますよ?

マスター

お気持ち嬉しいです。ただ、さすがに毎朝は申し訳ないですね。

マスター

それにいまのAIは世界一の天才。それでいて話せば、人との会話と変わらないレベル、毎日話さないのは損です。

マジくん

世界一の天才はわかるとして、『人と変わらない』は盛りすぎでしょう…。

マジくん

AIの話す声って、こう、カタコトな日本語じゃないですか?

マスター

それは昔の話です。

マスター

ChatGPTの音声対話は、以前から高性能でしたが、2026年7月の大型アップデートでさらにレベルが上がりました

マスター

マジさん、試しに音声モードを開いて話しかけてみてください。

マスター

今日の悩みでも、やることの整理でも、うまく話そうとせず思いついたことを垂れ流して構いません。

マジくん

なんでもって言われても…

マジくん

え、えっと、今日は打ち合わせ資料がまだ半分で、メールの返信も溜まってて…

マジくん

あと何だっけ…とにかくやることが多すぎて、どれから手をつければいいのか…

マスター

でしたら、頭が冴えている朝のうちに、まず資料を30分だけ進めませんか。メールはそのあとまとめて…

マジくん

あ、ごめん、やっぱりメールが先!

マジくん

朝イチで返さないと、まずいやつがあるんだった。

マジくん

話の途中で割り込んだのに、ちゃんと止まって聞いてくれた…

マジくん

ほぼ人と会話してるのと、同じじゃないですか!

マスター

ええ、この性能には正直私も驚きました。

マスター

そしていまマジさんは、画面もキーボードも一度も触っていませんよね?

マジくん

は、はい、一度も触ってないです!

マスター

そこがこの習慣の核心です。

マスター

着替える、朝食の支度をする、コーヒーを淹れる、朝の支度中、手はふさがっていても口は完全に暇をしています。

マスター

ここにAIとの会話をいれるだけで、ただ流れていた時間が生産的な時間に変わるのです。

マジくん

たしかにボク何も考えずに、トーストを焼いてるだけ…

マジくん

でも毎日ですよ?AIと毎日話すネタなんて、あります?

マスター

ええ。

マスター

基本私は毎朝『今日のニュースで、私が気になりそうなものを教えて』と頼んで、返ってきた話に『それどういうこと?』と聞き返しています。

マスター

これだけで、朝の情報収集が済みます。

マジくん

ポッドキャストと違って、途中で質問できるのはいいですね…

マスター

さっきのマジさんのように、モヤモヤを吐き出すのもいいですし、

マスター

ただの雑談や、ちょっと気になって調べたいと思っていたことなど、なんでも構いません。

マスター

それと意外におすすめなのが、人にはちょっと言えない悩みを話すことです。

マジくん

人に言えない悩み…。

マジくん

例えばその、あくまで仮の話ですけど、『上司が嫌いすぎて月曜が怖い』みたいなやつでも…?

マスター

ええ、問題ありません。

マスター

AI相手なら誰にも聞かれませんし、同じ愚痴を100回しても嫌な顔ひとつされません。

マスター

この習慣を続けるコツは、ロック画面に音声モードのウィジェットを置いておくこと。寝ぼけた頭でも、ワンタップで会話を始められます。

マジくん

ロック画面から一発…

マジくん

それなら朝イチから、ショート動画を見ちゃうこともなさそう…!

マスター

慣れてきたら、AIへの指示や参考資料を目的別に設定しておける「プロジェクト」を作っておくのもおすすめです

マスター

例えば、プロジェクトの指示に、しごできな上司として、1on1で私の課題を分解し、具体的なアクションプランまで落とし込んでと書いておけば、

マスター

そのプロジェクトのチャットで対話を始めた瞬間から壁打ちが始まります。

マスター

まずは明日の朝、身支度をしながら今日のニュースを聞くところから始めてみてください。

マジくん

ボクはもう、今日の帰り道からデビューしちゃいますよ!

マジくん

イヤホンさえ着けてれば、ただ電話してる人にしか見えないですからね!

第7位:AIに質問攻めをさせる

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第7位は『AIに質問攻めをさせる』です。

マスター

AIの回答が微妙なとき、ほとんどの場合、悪いのはAIではありません

マジくん

え、AIのせいじゃないなら…まさか、ボクのせいですか?

マスター

正確には、マジさんの『伝え忘れ』です

マスター

自分はAIに情報を渡したつもりでも、渡っていない情報が残っている。

マスター

厄介なことに、これに自分で気づくのは至難の業です。

マジくん

ボクとしては、毎回ちゃんと説明してるつもりなんですけど…

マスター

ええ、誰もがそのつもりになってしまう。

マスター

だから、AIに質問させます。

マスター

使うのは、「grill-me」、「私を質問攻めにしろ」という名前のスキルです

マスター

スキルとは、よく使う手順をAIに覚えさせておく仕組みのことで、一度覚えさせれば、いつでも呼び出せます。

マジくん

それ、試したいです!

マジくん

昨日AIに資料作りを頼んだら微妙なのばっかりで、結局ぜんぶ自分で作り直すことになって…

マスター

grill-meスキルを使えば、マジさんは聞かれたことに答えるだけで、昨日丸一日かけた資料と同じレベルか、それを超えるものが返ってくるはずです

マスター

では早速、入力欄に『/grill-me』と入力して、あとは、やりたいことをそのまま伝えてください。

マジくん

えっと…『明日の定例用に、企画の進捗を上司に報告する資料を作って』…送信。

マジくん

あ、AIから質問が来ました!『資料はどんな形式にしますか?』か。

マジくん

答えの候補まで付いてるんですね…!

マスター

ええ、選択肢のどれかを、押すだけで選べます

マジくん

それじゃあ、「スライド」でっと。

マジくん

お、今度は、進捗がわかる元のデータがあれば、渡してください、か。

マジくん

進捗メモがここにあるので、参照してください、っと。

マジくん

次は…この資料は打ち合わせで、何ができれば成功ですか?

マジくん

あっ!

マジくん

明日って上司から予算のOKをもらう場でもあった…!

マジくん

ボク、「進捗の報告」としか、AIに言ってなかったかも…。

マスター

「伝え忘れ」ですね。

マスター

報告するだけの資料と、予算のOKを取りにいく資料では、作りがまるで別物です。

マジくん

ですよねぇ…。

マジくん

次はいただいた進捗メモを見ると、一部タスクに遅れがありますね。リカバリー案とセットで見せますか?

マジくん

うわ、渡したメモから気づいてる…!

マジくん

リカバリー案なんて昨日の資料にも入れてなかった…。たしかに上司が突っ込んできそう…。

マスター

いまのはマジさんが、そもそもまだ考えてもいなかったことですね。

マスター

AIはこれからやるタスクに、必要なことを洗い出して、質問してきます

マスター

だから、詰めておくべき穴まで、掘り当ててくれるのです。

マジくん

すごい…!正直、侮っていました…。

マジくん

じゃあ次は…

マジくん

ふぅ、やっと終わった…!

マジくん

いやぁ、質問、けっこう続きましたね…。

マスター

ええ。

マスター

ですが、ここで詰めておくと後の『なんか違う』というやり直しが丸ごと消えます

マスター

結果的には、これが一番速いのです。

マスター

さて、あとは資料を作らせるだけです。

マジくん

おっ、作り始めた……で、できた…!

マジくん

1枚目が『追加予算のご相談』になってる…!

マジくん

遅れてる件も、リカバリー案とセットで載ってる…!

マジくん

これは、上司に『うん』と言わせにいく資料だ…!

マスター

質問に答えただけでこの出来です。

マスター

もうAIに情報を伝え忘れたまま、微妙な回答を読む必要はありません。

マスター

ただ聞かれたことに答えればいいのです。

マジくん

質問に答えるだけ!

マジくん

マスター、ボクも今日からこれ使い倒します!

マスター

ええ、ぜひ。grill-meスキルは、こちらのリンクからダウンロードして、Claudeの設定画面からアップロードするだけで、使えるようになります。

マスター

ただ、やってほしいことが明確に見えているときは、使わなくても構いません。

マスター

何が正解か自分でもまだ曖昧な頼みごとほど、グリルしてAIに質問させてください。

第6位:思ったことを、全部しゃべる

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第6位は『思ったことを、全部しゃべる』です。

マスター

マジさんはAIに『この考え、正直あまり自信がないんですけど』のように伝えたことはありますか

マジくん

え、ないですよ!

マジくん

そんなこと言われても、AIも困るでしょう…

マスター

いえそれが、逆なのです。

マスター

『自信がない』と言わないせいで、AIはマジさんの言った話に、合わせることしかできなくなっています

マジくん

ええ!?人聞きが悪いなぁ…

マジくん

ボク、AIにそんな空気読ませるようなことした覚えないですよ?

マスター

もちろん、無意識でしょう。

マスター

ただ、AIに見えているのは打たれたテキストだけ。心の中は見えません。

マスター

心の中では迷っていても、打ったテキストが『これがいい』なら、その瞬間AIは、他のもっと良い案を探す努力をやめてしまいます

マスター

実際に試してみましょう。

マスター

ちょうど今、秋の新作ブレンドの名前で迷っていまして、マジさん、代わりにAIへ相談してもらえますか?

マジくん

いいですよ、お安い御用です!

マスター

今ある名前の案は『秋暮れ』。

マスター

正直、そこまでピンと来ていなくて、少し気取りすぎな気もしています。

マスター

ただ、夕方に飲んでほしいというイメージだけは外したくないのです。

マジくん

へぇ、ボクは好きですけどね。

マジくん

じゃあえっと…秋の新作コーヒーの名前の相談です。「秋暮れ」という案で考えています。イメージは夕方です。どう思いますか?

マジくん

…っと、送信です!

マジくん

AIから回答が返ってきましたね。おお、褒めてくれてますよ。

マジくん

ほかの案で、「暮秋」「黄昏ブレンド」とか出してくれて、その上で「秋暮れがいい」って。

マジくん

完璧じゃないですか?

マスター

ええ、良い答えに見えます。

マスター

ただ、私の『気取りすぎかも』という迷いは、晴れていません

マスター

送った文面に迷いがなく、AIから見た私は『秋暮れに決めてる人』になっているからでしょう

マジくん

えっ…まあでも、『気取りすぎかも』なんて独り言みたいなこと、わざわざAIに伝えるものですかね?

マスター

その独り言こそ、AIには大事な材料なのです。

マスター

ただテキスト入力だと、そういうふわっとした内容は無意識に削ってしまいがちです。

マスター

だからこそ、しゃべってAIに伝えます。

マスター

今度は同じ相談を、音声入力でやってみましょう

マスター

秋の新作ブレンドの名前を決めたいです。「秋暮れ」という案はあるのですが…

マスター

うーむ、正直ピンと来ていなくて、夕方に飲んでほしいイメージは絶対に外したくない、ただ、なんだか少し気取りすぎな気もしています…これって、気にしすぎだと思います?

マジくん

すごい、しゃべったことが一気にテキストになった。

マジくん

『ピンと来てない』まで、そのまんま入力されてる…。

マスター

ええ、それでいいのです。

マスター

ただ、最後の「?」が抜けていますね。

マスター

このままだと言い切りになって、せっかくの迷いを自分で打ち消してしまう。「?」だけ足して送信します。

マジくん

あ、出てきましたね。

マジくん

どれどれ、『夕まちブレンド』に『午後5時の深煎り』…さっきは『暮秋』みたいな『秋暮れ』の親戚ばっかりだったのに、今度は別の角度から考えられた名前が並んでる…!

マスター

相談の中身は、さっきと同じ。変わったのは、渡した言葉だけです。

マスター

迷いのニュアンスまで含め、私の考えがより正確に渡ったからこそ、AIは意図を汲んだ的確な提案をしてくれました。

マスター

他にも、どれくらい自信があるのか、何が引っかかっているのか、話している途中についでに思いついた別の案など、全部しゃべることが大事です。

マジくん

なるほどなぁ。

マジくん

ボクの頼みごとも、全部『すでに考えを決めた人』に見えてたのか…。半分は思いつきなのに…。

マスター

ええ、そして音声入力には、Amicalというツールがオススメです

マスター

無料で、速くて、話したままがそのまま文字になる。言葉のニュアンスごと渡せます。

マスター

音声認識の正確さを求めるなら、「Aqua Voice」も定番です

マスター

以前、Typelessという音声入力ツールをオススメしましたが、他のツールの音声認識の精度も高くなり、私は使わなくなりました。

マスター

スマホなら、ClaudeやChatGPTの音声入力機能を使うのも良いでしょう。

マジくん

でもボク、絶対『えーっと』とか言っちゃいますよ。

マジくん

変な文章になりそうで、恥ずかしいなぁ…。

マスター

心配いりません。相手はAIです。

マスター

『えーっと』も、『ここで迷った』という情報として汲んでくれます。きれいに話すことすら、もう必要ないのです。

第5位:100点の定義を教える

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第5位は『100点の定義を教える』です。

マスター

マジさん、実はAIには毎回全力で狙っている点数があります。

マスター

『平均点』です。

マジくん

平均点を狙う…?

マジくん

じゃあ、AIに仕事を任せたときの当たり障りのない回答って、わざとだったんですか…!?

マジくん

なんでそんな志の低いことを…

マスター

理由は、「何が100点か」を知らないからです

マスター

ゴールがわからないとき、AIは誰からも間違いと言われない、いちばん無難な答えに置きにいきます。

マジくん

えぇ?でもこっちは毎回、やってほしいことや、やり方まで丁寧に書いてるんですよ!

マスター

そうですね。

マスター

ただ、大事なのは『このレベルができたら合格』という100点の定義です

マスター

それが書いていない指示は、どれだけ丁寧でも、AIには『いい感じにやっといて』と読めてしまいます

マジくん

うわ、『いい感じにやっといて』ってうちの上司の十八番ですよ…。

マジくん

それで資料を作って持っていったら『うーん、なんか違うんだよなぁ』っていつも言われて。

マスター

AIの回答に『なんか違う』と感じるのと同じですね

マスター

実は、AIの使い方が上手い人は、AIに細かいやり方をほとんど説明しません。

マスター

その代わりに、こういうものが欲しいという正解例を渡すのです。

マジくん

え、やり方の説明はいらないんですか?

マスター

ええ。

マスター

たとえば企画書をAIに作ってほしいなら、過去いちばん出来の良かったものを添えて、『過去別の企画で作った添付の企画書を正解例として参考にして』と教えます。

マジくん

えぇ、そんな雑ぶりで良いんですね。

マジくん

ボクはその指示振られたらしんどいですけど。

マスター

正解例さえ教えていれば、AIにはむしろ雑ぶりするぐらいがちょうど良いのです。

マスター

100点の条件を言葉だけで並べても、大抵ぜんぶは書ききれません。

マスター

文章の温度感、説明の細かさ、言葉にしきれない100点の情報が正解例には丸ごと入っていますから。

マジくん

なるほど…『こういうやつ!』って見せる方が渡せる情報が正確で多いってことか…。

マスター

その通り。

マスター

もし合格がはっきりしている仕事なら、「条件を書く」のも効果的です

マスター

先日、新メニューの案を原価率と一緒に出してもらったときは、この一行を添えました。

マスター

「原価率は30%未満なら合格」。

マスター

条件が書いてあれば、AIは提出する前に、自分で答え合わせができるのです

マジくん

答え合わせしてくれるのは良いですね!

マジくん

当たり前の指摘をするのって、疲れそうですし…。あ、じゃあ、初めてやる仕事はどうするんです?

マジくん

正解例も条件も何にもないですよ!

マスター

そのときは、最初の1つを自分の手で仕上げ切るしかありません。

マスター

ですがそれが一番はやいです。

マスター

100点が自分でも見えないまま、AIに何度もやり直させるほうが、よほど遠回りですから。

マジくん

うぅ、結局、最初の1個は自力なんですね…

マスター

ただし、叩き台から手で書く必要はありません。

マスター

そこでAIへの指示に足して欲しいのが、この一言。

マスター

私を唸らせる企画書を作って。

マジくん

ええ!?なんですかそれ!

マジくん

それこそ、うちの上司の「いい感じにやっといて」と同じ雑さじゃないですか!

マスター

ええ、雑さは同じですね。

マスター

ただ『いい感じに』は、無難でも許されますが『唸らせて』は、無難では許されません

マスター

この一言で、AIは平均の外側を探しはじめるのです。

マスター

この一言の効果は日々私自身が体感しています。

マスター

AIの進化で使える一言はいずれ変わる可能性がありますが、その時はまた最新のフレーズをご紹介しましょう

マジくん

たった一言でそんなに変わるんですね…!

マジくん

今日からAIには、毎回ボクを唸らせてもらいましょう!

マスター

ええぜひ。ですが、一番大事なのは正解例です。

マスター

頼む前に、100点の定義を渡す。たったそれだけで、世界一の天才であるAIの恩恵を感じられるはずです。

第4位:二度とやらない仕事を、毎週決める

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第4位は『二度とやらない仕事を、毎週決める』です。

マジくん

やらない仕事を、決める…?

マジくん

でもボクが『議事録は、もうやりません』なんて言ったら、上司に怒られて終わりですよ。

マスター

言うだけならそうなりますね。やめても誰も困らない状態を作ってからやめるのです。

マスター

おかげで私の仕事は、毎週1つずつ減り続けています。

マジくん

毎週減り続ける!?ボクのタスクは、増える一方なんですけど…!

マジくん

一体何をすれば仕事を減らせるんですか?

マスター

仕事を減らすためには、カレンダーに毎週、2時間だけ『仕事をなくす時間』を入れてください。

マスター

時間が来たら、仕事を1つ選んでなくす。やることはそれだけです。

マジくん

え…それだけ?

マジくん

それで仕事が減るなら、みんなやってるはずでしょう。

マスター

ええ、誰にでもできることです

マスター

でも実際には、ほとんど誰もやっていません。

マジくん

だって、わざわざカレンダーに入れる必要ってあります?

マスター

ええ。

マスター

目の前の仕事に追われているときに、『この仕事、もっと効率的にできないのか』や『そもそも要るのか』という問いはなかなか浮かびません

マスター

浮かんだとしても『来週やろう』と思いつつ、その考えはいつの間にか消えているでしょう。

マスター

だから、意志に頼るのではなく予定で押さえる。そして、同僚や身近な人を誘って約束にする。

マスター

ここまでやるのです。

マジくん

予定を入れることで、やらないといけない環境を作ると…。

マジくん

でも肝心の『仕事をなくす』って、実際どうやるんです?そこができなきゃ机上の空論ですよ。

マスター

基本はAIに任せるか、AIで自動化ツールを作るか、そもそもやらないかです

マスター

せっかくですから、いまここで1つ、マジさんの仕事をなくしてみましょうか。毎週やっている面倒な仕事ありますか?

マジくん

毎週…あっ、月曜にAIニュースをまとめることですね。

マジくん

最近上司の思いつきで始まって、1週間のAI関連のニュースをボクが調べて、Slackでチームに共有してるんです。

マジくん

毎回なんだかんだ、2、3時間はかかってて…

マスター

ではその仕事を、AIに任せてなくしましょう。

マスター

使うのは、Claudeの「ルーティン」

マスター

AIが事前に指示した、タスクを定期的にやってくれる機能です

マスター

Claudeのアプリから、コードを選択。ここから、ルーティンの画面を開きます。

マスター

マジさん、ニュースまとめの投稿先を教えていただけますか?

マジくん

えっと、投稿先は『#AIニュース共有』ってチャンネルです!

マスター

では、こう入力します。

マスター

『毎週月曜の朝8時に、この1週間のAIの重要ニュースを調べて、見やすいまとめを#AIニュース共有チャンネルに投稿して』。と。

マスター

はい、これで登録できました

マジくん

え、これでもう終わりですか…?

マスター

ええこれで毎週月曜、AIが勝手に働きます。マジさんのパソコンが、閉じていてもです。

マスター

試しにいま1回だけ、動かしてみましょう

マジくん

お、動き出した…。

マスター

あとは待つだけです。

マスター

少し待ってマジさん、チームのチャットを、開いてみてください。

マジくん

え…あっ来てる!

マジくん

要点もわかりやすい…

マジくん

ボクの毎週2時間はなんだったんだ…

マスター

もうこの仕事をマジさんがやる必要はありません。

マスター

私も以前、この『なくす時間』でコーヒー豆の発注の仕事を消しました。

マスター

在庫管理から発注までできるツールを、AIと作って毎週の3時間を消したのです。

マジくん

自動化ツールを自作...!さすがマスターですね。

マスター

そして、いちばん強力な仕事のなくし方が残っています。

マスター

『そもそも、やらない』です

マジくん

ええ?それってただのサボりじゃ...。

マスター

いえ、実は『やる必要のない仕事』というのは、意外とあるものです

マスター

私がこの習慣を始めた頃に消したのは、毎週作っていた商品の売れ筋の集計表でした。

マスター

見直してみたら、もうその表を見て何か決めることがなくなっていたのです。

マスター

そもそもやる意味がないことには意外と気づけないものですね。

マジくん

た、たしかに…作って満足してるだけの資料、うちの会社にも絶対ありそう…!

マスター

そして毎週AIで仕事をなくしていると、いまのAIに何ができて、何が難しいのかが肌でわかってきます。

マスター

するとあの仕事も、もう任せられそうと、なくせる仕事が次々に見えてきます

マスター

忙しい毎日の中で、2時間も確保するのは確かに大変です。

マスター

しかし、未来の何十時間を消してくれる、効率化の2時間を、ケチるべきではないと私は考えています。

マジくん

たしかに…来週からずっと時間が浮くんですもんね…

マジくん

よし、ボクも来週の月曜から同僚を誘って、カレンダーに2時間入れます!

第3位:美容室を予約させる

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第3位は、「美容室を予約させる」です。

マスター

マジさん、突然ですが、私のパソコンを見ていてください。

マスター

「美容室、予約しておいて」送信

マジくん

えっ、なんですか急に!?

マジくん

…ん、「ブラウザを操作します」…?

マジくん

おぉ!Chromeが勝手に動いてる…!

マスター

ええ、あとは、後ほどチャットで提案される日時を承認するだけで予約が完了します。

マジくん

いやいや、無理でしょう!?

マジくん

お店も、日にちの希望も、何も言ってないじゃないですか…!

マジくん

雑ぶりにも程がありますよ?

マスター

普通はそう思います。ですが、ご覧ください。

マスター

もう、私の行きつけの店の予約ページに入っています

マジくん

えぇほんとだ…!

マジくん

なんで行きつけのお店までわかるんです?

マジくん

お店の名前、ひとことも言ってないのに…!

マスター

先にぜんぶ、『スキル』という形でClaudeに教えてあるからです

マスター

行きつけの店、いつもの担当、希望の曜日や時間帯などの制約条件を教えてあります。

マジくん

あ、スキルって、さっき言ってたgrill-meと同じ仕組みですか!

マジくん

だから、あの雑な一言でも動けるんだ…

マスター

ちなみに、Claudeがブラウザを操作できているのは、『ClaudeinChrome』という公式の拡張機能を有効にしているからです

マスター

Claudeがブラウザ画面を見て、人間と同じようにクリックやテキスト入力などの操作もできるようになります。

マジくん

なるほど…!

マジくん

でもさっきお願いを打ってたのは、いつものClaudeのチャットですよね?

マスター

ええ、正確には、チャットから切り替えて使う『Cowork』という機能です

マスター

ただテキストで答えてくれるだけのチャットと違い、実際にパソコンを触って、ブラウザ操作やフォルダ整理などの作業までやってくれます

マスター

今回の予約やファイル整理のような仕事ではCoworkを使うのです。

マジくん

そんな機能があったなんて知らなかった…

マジくん

あ、今度は、マスターのカレンダーから空いてるところを探してるみたいですね!

マジくん

ボクはいつもこの日程決めが面倒で、美容室を後回しにしちゃうんですよ!

マスター

さて確認が来ましたね。『水曜17時か、金曜19時』。

マスター

では『金曜』を選びます。

マジくん

あ、また動き出した!え、もうこれで予約完了したんですか…

マジくん

ほんとに取れちゃった…!

マスター

ええ、今回私が打ったのは、お願いと日程の返事、このふたつだけです。

マジくん

いやでも、それって、さっき言ってたスキルのおかげなんですよね?

マジくん

それをつくるのが大変なんじゃないですか?

マスター

実は、スキルを作るのもClaudeがやってくれます。

マスター

スキルがない状態で、「美容室を予約したい」と Coworkに頼むと、Claudeのほうから、どこの店ですか、メニューは、日時はと聞いてくれます。

マスター

あとは答えて、確認にOKを返すだけ。

マスター

そして最後、予約が完了したあとに一言、「次からは、日程の確認だけで予約できるように、スキルにしておいて」と伝えるだけです。

マジくん

たったそれだけでいいのか…!

マジくん

でも、待てよ。これって、ボクのアカウントをAIに触らせるってことですよね…

マジくん

パスワードとかを渡すのはさすがに怖いんですけど…

マスター

パスワードは渡しません。

マスター

ログインが済んだ私のChromeブラウザを貸しているだけです。

マスター

ログイン状態が維持されていればClaudeはパスワードを知らなくても働いてくれます。

マジくん

なるほど…じゃあこれ、美容室じゃなくてもいけますよね?

マジくん

ボク、歯医者も、出張のホテルも、宅配の再配達も、全部ポチポチが面倒で後回しなんですけど…!

マスター

そうですね。全部Coworkに頼めば終わります。

マスター

実は私、ネットの予約は基本、自分では取っていません。

マスター

面倒なポチポチ作業は、AIの仕事になりました。

マジくん

よし、ボクも今夜『美容室を予約したい』から始めます!

マジくん

流石にそろそろ髪を切らないといけないので!

第2位:スマホからPCを動かす

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣、第2位は『スマホからPCを動かす』です。

マスター

仕事は、PCの前に座ってやるもの。実はもうこの常識は終わっています。

マジくん

これは大きく出ましたね、マスター。

マジくん

でも、スマホで仕事なんていっても、現実はまだまだじゃないですか?

マジくん

まさに昨日の夜、オフィスを出ちゃったあとに上司から『資料の数字、全然違くない?』って連絡きて、

マジくん

資料のファイルはオフィスのPCの中だからもう手遅れでしたよ。今朝しっかり説教されました。

マスター

それは災難でしたね。ですが、マジさんは昨日、PCをつけたまま帰ること。それさえやっておけば、問題ありませんでした。

マジくん

えっと…はい?

マスター

オフィスのPCが起動していれば、資料の修正も部長への報告も、昨日の帰り道にスマホのClaudeアプリの中で終わっていたのです。

マジくん

え、いやいや、だから、ファイルは会社のPCの中なんですって…!

マスター

それが、ClaudeのDispatchという、機能を使えば、スマホからPCのClaudeを動かして仕事ができます

マスター

実際にお見せしましょう。ちょうどこのPCに修正しようと思っていたファイルがあるので、スマホからClaudeに頼んで修正してみます。

マジくん

ディスパッチ…?サンドイッチみたいな名前ですね。

マスター

では、Claudeのスマホアプリからこちらの画面を開いて、『仕入れフォルダにある価格表、マンデリンの仕入れ値が来月から1kgあたり3,200円に上がります。反映しておいて』と、送信します。

マジくん

なんか動いてますね…。あ、PC側でも勝手に動いてる…!

マジくん

スマホしか触ってないのに、仕事はPCの中で進んでるんですか…?

マスター

はい、あとは完了報告が来るのを待つだけです。

マスター

少し時間がかかるので、コーヒーを一杯淹れましょうか。

マジくん

はい、いただきます!

マスター

終わったようです、ご覧ください。どこを変えてどう計算し直したかを共有してくれています。

マスター

こちらを開くと、修正後の画面のスクリーンショットで、どのような操作をしたのかもわかるようになっていますね。

マジくん

うわ、これなら、パソコンを開かなくてもちゃんと修正されてることがわかりますね!

マスター

PCで実際のファイルを確認しても、この通りちゃんと変わっています。

マスター

そして続いて、「この新しい価格表を、Slackのスタッフ連絡のチャンネルで共有しておいて」と。

マスター

少し待つと共有してくれました。

マジくん

えぇ、チャットでの共有まで!

マジくん

じゃあファイル修正して、そのまま上司に共有するところまでできちゃうのか!

マスター

ええ、スマホとPCの距離が離れても問題なく動きます。

マスター

昨日のマジさんもPCをつけたまま帰ってさえいれば、電車の中で修正を投げて、家に着く前に報告まで終わっていました

マジくん

く、昨夜のボクに教えてあげたいです…。

マスター

ちなみに、契約している料金プランによりますが、スマホから新しいタスクを投げるだけでなく、PCでClaudeを使って作業していたやりかけの仕事を、スマホで引き継ぐこともできます

マスター

スマホ画面の、こちらのコワークのタブや、プログラミングならコードのタブから操作を引き継げます。

マジくん

じゃあ、あとは帰りながら仕事しますって言って、早退することもできちゃいますね!

マスター

ただ、ひとつだけ注意を。

マスター

会社のPCを外から動かすことは、セキュリティの観点で禁止されている会社も多いです。

マスター

お勤めの方は、必ず確認してください

マジくん

一応、ボクも確認しておかないと…。

マスター

ええ、ちなみにChatGPTでも、Claudeと同じようにスマホアプリからPCを操作できます。

マスター

ただどちらの場合も、使い始めにPC上での設定が必要です

マスター

あとはPCの電源が切れないようにさえしておけば、いつでもスマホから指示するだけで、PCにいるClaudeやChatGPTが代わりに仕事してくれるのです。

マスター

AIが一度に働ける時間がどんどん延びている今、通知が来たときにだけスマホを見て指示するという使い方は、これからのスタンダードになっていくでしょう。

マジくん

これからはボクの代わりにClaudeがPCに張り付いてくれるってことか!

マジくん

次に帰り道で上司から何か来ても、電車を降りる前に「直しました」って返してやりますよ!

第1位:GitHubリポジトリを使う

マスター

AIの使い方が上手くなる習慣第1位は、『GitHubリポジトリを使う』です。

マジくん

ギットハブ・リポジトリ…?

マジくん

あ、あれですよね、えっと…すみません。なんでしたっけ?

マスター

マジさんが知らないのも無理はありません。

マスター

GitHubリポジトリとは、端的に言えば、文章が記載された、ファイルを保存できる場所です

マスター

これがないと、もう私の仕事は成り立たないでしょう。

マジくん

し、仕事が成り立たない…?

マジくん

ただのファイルの保存場所がないだけでですか…?

マスター

ええ、GitHubリポジトリがあるから、私はAIに仕事を頼むとき、資料を渡すことも背景状況をくまなく説明することもせずに済んでいます。

マスター

使っているだけで何も意識しないうちに、AIの恩恵を受けられるようになるのです。

マジくん

い、いいことしか言ってない…、なんだか逆に怪しいですよ…?

マスター

では、実際にどれだけ便利なのかお見せしましょう。

マスター

来月コーヒーの催事に出店するのですが、その企画書がまだできていません。

マスター

いまここで、GitHubリポジトリにある資料をもとに、AIに企画書作成を丸投げしてみます

マスター

使うツールは、このCursor。

マスター

AIエディターと呼ばれるツールで、GitHubリポジトリにあるファイルを編集するのにオススメです。

マスター

右にリポジトリに入っているファイルの一覧、

マスター

ファイルを選ぶと、真ん中にそのファイルの中身が開きます。

マスター

そして左が、AIと自由に話せるチャット欄です。

マジくん

なんだか複雑なツールですね…。

マスター

心配ありません。難しそうに見えるのは最初だけ。

マスター

わからないことは全て、このチャット欄でAIに聞けば教えてくれます

マスター

では、AIに企画書を作ってもらいましょう。

マスター

『過去の企画書と議事録を読んで、次の催事の企画書を作って』、送信。

マジくん

相変わらず雑な頼み方…

マジくん

ほんとにそれだけで、大丈夫なんですか…?

マスター

ご覧ください。

マスター

チャット欄に、AIがいま読んでいるファイルの名前が、次々と出ています。

マスター

議事録も読みに行きましたね。その他、企画書を作るためにどのファイルを読んでおくべきかも、AIが自分で考えて選んでいるのです。

マジくん

え、参考にする情報すらもAIが自分で考えて探してる…?すごい…!

マジくん

あれそういえばマスター、このファイルの名前の最後についてる『.md』って、なんでしたっけ?

マスター

マークダウンという文章の書き方のひとつですね。

マスター

AIにとっても人間にとっても読みやすい文章形式で、一度CursorでAIにマークダウン形式で文書を書くよう指示すれば、基本勝手にAIが同じ形式で書いてくれます。

マスター

さて、企画書ができあがったようです。

マスター

ふむ、目玉企画の欄をご覧ください。『新作ブレンド試飲会』と書いてありますね。

マスター

先ほどAIが読んでいた議事録の決定がしっかり反映されています。

マジくん

へぇほんとだ、議事録の決定事項をもとに書いてある…!

マジくん

過去の企画書を参考に会議の決定を確認してって、人間が企画書を作るときの動きと一緒だ。

マスター

ええ、AIは開いているリポジトリの内容を全て読めます。

マスター

文章を読める環境さえあれば、AIも人間と同じ動きができるのです

マスター

そしてオンライン上でも、ファイルを見ることができます

マスター

こちらが「GitHub」というサービスの画面、その中に作る、自分専用のファイルの置き場が「リポジトリ」です。

マスター

エンジニアがプログラムを入れておく場所としてよく使われるものですが、プログラムに限らず文章全般で使えます

マスター

先ほどの企画書も議事録も、ぜんぶここに入っています

マジくん

なるほど…オンライン上にファイルが全部あるってことは、PCが手元になくてもいじれるってことですか?

マスター

まさにその通り、スマホのClaudeアプリも、第10位でチャットに住ませたSlackのAIも、

マスター

一度GitHubリポジトリと接続さえすれば、どこからでもリポジトリのファイルを読めるし編集できるのです。

マジくん

うわ、だからマスターは、スマホから簡単な指示をするだけで仕事ができていたんですね…

マジくん

でも、これって、Googleドライブとかでもいいんじゃないですか…?

マスター

鋭いですね。

マスター

実はGitHubには、Google Drive にはない、重要な仕組みがあります。

マスター

「Git」というファイルの変更履歴を記録してくれる仕組みです

マスター

AIが勝手にファイルを書き換えるのは、本当は怖いこと。

マスター

ですがGitの仕組みがあるGitHubリポジトリなら、誰がいつどこを変えたのか、すべての変更が履歴に残ります

マスター

いまAIが変えた場所も、このように色付きで見える。

マスター

私はどこが変わったかを確かめるだけです。

マジくん

変えたところが一目瞭然…

マジくん

でももし、確認しない間に間違って書き換えられてたら?

マスター

問題ありません。

マスター

AIに「この時の状態に戻して」と言うだけで、

マスター

ご覧のとおり一瞬で元通りです。

マスター

何が起きても、あとから全部変更が確認できて、いつでも戻せる。だから私は安心して、AIに丸投げできるのです。

マスター

この仕組みがない状態では、AIに好き勝手に仕事させることなどできません。

マジくん

す、すごい…!

マジくん

この仕組みを作り上げた人たちに、リスペクトですよ!

マスター

そうですね。

マスター

先ほど紹介した『Git』は仕組みが複雑で、理解して使いこなすのが大変でした。

マスター

でも今は、AIの進歩のおかげで、やりたいことをAIに言うだけで誰でも使えます

マスター

リポジトリを使い始めると、会社の情報や会議で決めたことが流れて消えず、文章として溜まっていく。

マスター

AIが読める情報が増えるほど、AIは賢く働きます。

マスター

リポジトリを使っているだけで、AIの性能が勝手に上がっていくのです。

マジくん

何もしなくてもAIがどんどん賢くなっていくと!

マジくん

ボクも、さっそく使いたくなってきました!

マスター

ええ、そしてチームでリポジトリを共有すれば、生産性はさらに跳ね上がります。

マスター

ですが、一人でも十分。無料で自分だけの鍵付きのリポジトリを作れますから、すべては仕事の情報をAIが自由に読める環境を作ることから始まるのです。

マスタークエスト

マスター

ここで、今回のマスタークエストです。

マスター

GitHubで、自分だけのリポジトリを作ってみてください。

マスター

仕事の資料を貯めていけば、AIが自然と賢くなっていきます。

今回のまとめ

マスター

さて、今回の『AIの使い方が上手くなる習慣TOP10』を振り返りましょう

マスター

第10位『チャットにAIを住ませる』

マスター

第9位『予定をスクショで入れる』

マスター

第8位『朝、AIと話す』

マスター

第7位『AIに質問攻めをさせる』

マスター

第6位『思ったことを、全部しゃべる』

マスター

第5位『100点の定義を教える』

マスター

第4位『二度とやらない仕事を、毎週決める』

マスター

第3位『美容室を予約させる』

マスター

第2位『スマホからPCを動かす』

マスター

そして第1位は、『GitHubリポジトリを使う』、でした。

マジくん

こうして振り返ると…マスター、今日一度も『違う、そうじゃなくて』ってAIにダメ出ししてなかったですね。

マジくん

ボクなんて毎日AIとの押し問答だけで時間が溶けてたのに…。

マスター

ええ、情報や権限が先に渡ってさえいれば、やり取りを重ねずとも、AIは初めから質の高い回答を返してくれるのです。

マジくん

本当にそうでした。それに気づいたんです。

マジくん

ボク、画面に張りついてAIとやり取りしてる時間に『仕事してる感』を感じてたんだって。

マジくん

一生懸命に働いてる気になって、それでよしとしてた。

マジくん

多分そのせいで、AIに丸投げなんて無理だとハナから決めつけちゃってたんです…。

マスター

マジさん、気にすることはありません。

マスター

手を動かしていれば、働いている実感が湧くのも自然なことです。

マスター

ただ今日ご紹介したように、AIへの指示はもう頑張らなくてよくなりました。

マジくん

そっか、ボク、頑張るところを間違えてたんですね…

マジくん

ずっとAIへの指示にばかり目がいってましたけど、本当に頑張るべきは指示を送る前でした…

マスター

まさにその通りです。

マスター

勝負は、AIに指示を送る前に決まっている。そして今日ご紹介した習慣を身につけてしまえば頑張る必要すらなく、AIが優れた回答を出せるようになっていくのです。

マジくん

よし…!マスター、コーヒーをもう一杯ください!

マジくん

飲みながら、さっそく初めてのGitHubリポジトリを作っちゃいます!

マスター

ええ、すぐにお淹れしましょう。

マスター

このコーヒーを飲み終える頃には、マジさんのスマホも、仕事の完了報告が鳴りっぱなしかもしれませんね。

まとめ

AIへの指示より前に「情報・権限・環境」を渡すことが丸投げの鍵

  • AIへの背景説明だけで週2時間以上が消えているのが現実。今回の10の習慣は「一度設定すれば意識せずに済む」構造になっている
  • 勝負はAIに指示を送る前に決まっている。正解例・権限・状況を先に渡すほど、AIは初めから精度高く動く
  • 情報が蓄積されるほどAIは賢くなる。積み重なる仕組みを作ることが最優先

習慣TOP10まとめ

  • 第10位 チャットにAIを住ませる。SlackなどにAIを招待し、シフト調整・リマインド・催促まで自動でやらせる(Claude、MetaAI、LINE Agentiなど)
  • 第9位 予定をスクショで入れる。予定が映った画像を送るだけでカレンダーへの登録が完了。入れ忘れと入れ間違いがなくなる
  • 第8位 朝、AIと話す。身支度中の「口が暇な時間」を使い、音声でニュース収集・タスク整理・悩み相談をする。ロック画面にウィジェットを置いてワンタップで始める
  • 第7位 AIに質問攻めをさせる。grill-meスキルを使いAIに質問させることで、自分の「伝え忘れ」を掘り当ててもらう。聞かれたことに答えるだけで精度が上がる
  • 第6位 思ったことを、全部しゃべる。迷いや不安も音声入力でそのまま渡す。Amicalがおすすめ。きれいに話さなくていい
  • 第5位 100点の定義を教える。過去の正解例を添えるか「私を唸らせて」の一言を加える。条件が数字で書けるなら書く
  • 第4位 二度とやらない仕事を毎週決める。カレンダーに2時間の「仕事をなくす時間」を入れ、Claudeのルーティン機能で仕事を1つずつ自動化する
  • 第3位 美容室を予約させる。ClaudeinChrome拡張機能とCowork機能でAIにブラウザを操作させ、予約などのポチポチ作業を任せる
  • 第2位 スマホからPCを動かす。ClaudeのDispatch機能でスマホからPCを起動し、外出先から仕事を完了させる。会社のセキュリティポリシーの確認が必須。使える機能は契約しているプランによって異なる
  • 第1位 GitHubリポジトリを使う。仕事の情報をAIが読めるファイルで蓄積する。変更履歴がすべて残るため安心して丸投げでき、情報が増えるほど自動的にAIが賢くなる

今日からやること

  • GitHubで自分だけのリポジトリを作り、仕事の資料を貯め始める
  • grill-meスキルをClaudeにアップロードし、次の曖昧な頼みごとで使う
  • 来週から毎週のカレンダーに「仕事をなくす2時間」を入れ、同僚を誘って約束にする
参考文献

※以下は記事公開時点(2026-08-13)の情報です。